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22/23セリエA冬の移籍まとめ(若手)と注目の新加入若手選手3選
約4ヶ月ぶりの投稿となりました、セリエ若手紹介です。
「月1くらいで投稿していきたい」とかほざいていましたが、9月の投稿以降あれよあれよと時が過ぎ去り、いつの間にか2022年が終わっていました。
ちなみに前回の「夏の移籍まとめ」の続きは怠慢により出すタイミングを逃したためできませんでした。申し訳ありません。
さて話は変わりまして、プレミアリーグの某クラブが大暴れしていた冬の移籍市場ですが、セリエAも実はひっそりと開かれてひっそりと閉まっていました。
若手選手でいうとヤクブ キヴィオル(スペツィア⇒アーセナル)やハメド トラオレ(サッスオーロ⇒ボーンマス)が旅立ってしまったことがショックでなりません。
そこで今回はそんな悲しみを払拭するべく、若手を中心に冬の移籍を振り返りつつ、今後のブレイクに期待したい注目の若手新加入選手を3名程紹介しようと思います!(若手の基準は1998年生まれの24歳以下とします。)
22/23セリエA 主な冬の若手移籍まとめ
IN
セリエA内移籍
ルカ ペッレグリーニ(ユヴェントス⇒ラツィオ Loan)
イヴァン イリッチ(エラス ヴェローナ⇒トリノ Loan)
ロナウド ヴィエイラ(サンプドリア⇒トリノ Loan)
エマヌエレ ヴィニャート(ボローニャ⇒エンポリ Loan)
ロベルト ピッコリ(アタランタ⇒エンポリ Loan)
フランコ カルボーニ(インテル⇒モンツァ Loan)
ハンス ニコルッシ(ユヴェントス⇒サレルニターナ Loan)
ユスフ マレ(フィオレンティーナ⇒レッチェ Loan)
ナディル ゾルテア(アタランタ⇒サッスオーロ Loan)
ネディム バイラミ(エンポリ⇒サッスオーロ Loan)
アレッサンドロ ザノーリ(ナポリ⇒サンプドリア Loan)
エミルハン イルカン(トリノ⇒サンプドリア Loan)
セリエA外移籍
デビス バスケス(グアラニ🇵🇾⇒ミラン)
ディエゴ ゴンザレス(セラヤ🇲🇽⇒ラツィオ)
ヨシプ ブレカロ(ヴォルフスブルク🇩🇪⇒フィオレンティーナ)
トンマーゾ カッサンドロ(チッタデッラ🇮🇹⇒レッチェ)
ライモンツ クロリス(ヴァルミエラ🇱🇻⇒スペツィア)
サルヴァトーレ エスポージト(SPAL🇮🇹⇒スペツィア Loan)
プジェミスワフ ウィズニエフスキ(ヴェネツィア🇮🇹⇒スペツィア)
デヨファイシオ ゼーファイク(ヘルタ🇩🇪⇒エラス ヴェローナ)
ヤイデン ブラーフ(ドルトムント🇩🇪⇒エラス ヴェローナLoan)
シリル エンゴンジ(フローニンゲン🇳🇱⇒エラス ヴェローナ)
アドルフォ ガイチ(CSKAモスクワ🇷🇺⇒エラス ヴェローナLoan)
ミケール キュイザンス(ヴェネツィア🇮🇹⇒サンプドリア Loan)
OUT
国内移籍
アレッサンドロ ザノーリ(ナポリ⇒サンプドリア Loan)
ガブリエル ブラザオ(インテル⇒SPAL Loan)
ナディル ゾルテア(アタランタ⇒サッスオーロ Loan)
エミルハン イルカン(トリノ⇒サンプドリア Loan)
エマヌエレ ヴィニャート(ボローニャ⇒エンポリ Loan)
ネディム バイラミ(エンポリ⇒サッスオーロ Loan)
エマヌエル エコング(エンポリ⇒ペルージャ Loan)
アンドレア カルボーニ(モンツァ⇒ヴェネツィア Loan)
ウォーレン ボンド(モンツァ⇒レッジーナ Loan)
ユスフ マレ(フィオレンティーナ⇒レッチェ Loan)
ジョン ビョルケングレン(レッチェ⇒ブレシア Loan)
パブロ ロドリゲス(レッチェ⇒ブレシア Loan)
マルチン リストコフスキ(レッチェ⇒ブレシア Loan)
ペトコ フリストフ(スペツィア⇒ヴェネツィア Loan)
ダビド ストレレツ(スペツィア⇒レッジーナ Loan)
マテウス プラスゼリク(エラス ヴェローナ⇒コゼンツァ Loan)
イヴァン イリッチ(エラス ヴェローナ⇒トリノ Loan)
ロナウド ヴィエイラ(サンプドリア⇒トリノ Loan)
トンマーゾ ミラネーゼ(クレモネーゼ⇒ヴェネツィア Loan)
ルカ ザニマッキア(クレモネーゼ⇒パルマ Loan)
国外移籍
ディミトリエ カメノヴィッチ(ラツィオ⇒スパルタ プラハ🇨🇿 Loan)
フィリッポ トリピ(ローマ⇒NSムラ🇸🇮)
ゴンサロ ヴィジャール(ローマ⇒ヘタフェ🇪🇸)
ジャン ヴィクトル マケンゴ(ウディネーゼ⇒ロリアン🇫🇷)
マテウス マルティネス(ウディネーゼ⇒ワトフォード🏴)
デンソ カジウス(ボローニャ⇒ラピッド ウィーン🇦🇹 Loan)
ムサ ジュワラ(ボローニャ⇒オーデンセ🇩🇰 Loan)
ウェスタン マッケニー(ユヴェントス⇒リーズ🏴 Loan)
マルレ アケ(ユヴェントス⇒ディジョン🇫🇷 Loan)
フェリックス コレイア(ユヴェントス⇒マリティモ🇵🇹 Loan)
ヤニス アンティスト(サッスオーロ⇒アミアン 🇫🇷Loan)
ハメド トラオレ(サッスオーロ⇒ボーンマス🏴 Loan)
ヤクブ キヴィオル(スペツィア⇒アーセナル🏴)
注目の若手新加入選手3選
1.シリル エンゴンジ(エラス ヴェローナ)
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プロフィール
名前:シリル エンゴンジ(Cyril Ngonge)
年齢:22歳(2000/05/26)
現所属:エラス ヴェローナ
前所属:FCフローニンゲン🇳🇱
国籍:ベルギー🇧🇪/DRコンゴ🇨🇩
22/23成績:15試合5G2A(エールディヴィジ🇳🇱)
ポジション:RWG CF ST
身長:179cm 背番号:26
代表歴:ベルギーU21代表
ベルギーの名門クラブ・ブルッヘが産みだした世代別ベルギー代表常連サイドアタッカー。ミラン所属デケテラーレの1年先輩で、RCランスのエース オペンダは共に18/19シーズンにトップチームデビューを果たした同期でもある。
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その後PSVへのレンタル移籍などを経て、板倉滉(ボルシアMG)のシャルケ移籍直前となる2021年7月にエールディヴィジ(オランダ1部)のFCフローニンゲンに加入。フローニンゲンでの1年半を含む3シーズンでエールディヴィジ62試合15得点5アシストを記録した。
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2023年1月19日に今冬3人目の補強選手としてセリエA残留を目指すエラス ヴェローナに完全移籍加入すると、デビューから2試合目のラツィオ戦で早くも初ゴール。続くサレルニターナ戦でも決勝点を挙げ、2試合で貴重な勝ち点4をもぎ取る活躍を残す。
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ヴェローナのシステム上おそらくCFもしくはシャドーでの起用が続くと思われるが、本来は右ワイドを主戦場とするウインガーでカットインからの左足ミドルを得意とする。左足でのプレーが多い選手だが右足でのクロスも選択肢として持ち合わせており、アンリやジュリッチを活かす活躍にも期待したい。
ちなみにワトフォードにも所属していた元DRコンゴ代表の父親を持つ2世選手でもある。
2.ライモンツ クロリス(スペツィア カルチョ)
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プロフィール
名前:ライモンツ クロリス(Raimonds Krollis)
年齢:21歳(2001/10/28)
現所属:スペツィア・カルチョ
前所属:ヴァルミエラFC🇱🇻
国籍:ラトビア🇱🇻
昨季成績:34試合24G3A(ヴィルスリーガ🇱🇻)
ポジション:CF ST
身長:186cm 背番号:19
代表歴:ラトビア代表
『ラトビアリーグの得点王』の肩書きを持つラトビア代表の若きストライカーが今冬初の国外移籍としてセリエA初上陸。幼少期から在籍していたラトビア1部のFKメッタで16歳にしてトップ昇格を果たすと、17歳で迎えた翌年18/19シーズンには25試合で5得点3アシストを叩き出した。
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3年目には初の二桁ゴールをマークし、クロリスが得点を奪った相手でもある国内上位クラブのヴァルミエラFCへ移籍。10代最後の4年目20/21シーズンにはゴールアシスト合計20点の大台を突破し悲願のA代表初招集を受けた。
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その後も得点のペースは落ちることなく、20歳で迎えた昨季は2位に8点の差をつける24得点で自身初の得点王に輝き、クラブ史上初のリーグ優勝を置き土産に今冬セリエA・スペツィアへ旅立つ。ラトビアリーグでプレーした約4年間で106試合52得点18アシストの成績を記録。ちなみに川崎フロンターレユース出身の横田大祐・村田聖樹の2人もヴァルミエラの優勝メンバーとしてクロリスと共にトロフィーを掲げた。
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第21節ナポリ戦で途中出場しセリエAデビューを果たしたラトビア代表はボックス内で結果を残す生粋のストライカータイプで、特にクロスを受ける際のポジショニングに優れているといった印象を持つ。キーパーの前のニアと大外を使い分け頭や身体のどこかで押し込む泥臭いゴールで得点を量産するFWだが、時折見せる強烈な左足ミドルも大きな武器となるだろう。前クラブではキャプテンマークを巻く試合もあったようで、若いながらチームを鼓舞する働きも見られるかもしれない。
3.ヤイデン ブラーフ(エラス ヴェローナ)
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プロフィール
名前:ヤイデン ブラーフ(Jayden Braaf)
年齢:20歳(2002/08/31)
現所属:エラス ヴェローナ(Loan)
前所属:ボルシア ドルトムント🇩🇪
国籍:オランダ🇳🇱/スリナム🇸🇷
22/23成績:7試合0得点0アシスト(ブンデスリーガ3部)
ポジション:LWG RWG ST CF
身長:180cm 背番号:25
代表歴:オランダU18代表
育成年代から数々の有名クラブを渡り歩いてきた若きファンタジスタが2年ぶりのセリエAに挑む。故郷アムステルダムの名門アヤックスに7歳で入団すると、今では黄金期とも言われる10/11アヤックスU9で現アヤックスのテイラーやブロビー、バイエルンミュンヘンのフラーフェンベルフらと共にプレー。
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フィジカル面の問題から昇格は叶わず3年の在籍で退団となったが、1年後の2014年にはPSVアイントホーフェンへとの契約を掴んだ。アヤックスでの挫折をバネにするかのようにPSVでの4年間で世代別代表常連となるほどの成績を残した彼は、チェルシー行きが決定的と報道された2ヶ月後の2018年5月、ドルトムントへ移籍したジェイドン サンチョの後釜としてマンチェスターCへステップアップを果たす。
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しかし、U18やU23で一定の活躍を残しトップチームにも招集されてはいたものの言動や素行面でグアルディオラからは構想外とみなされ、トップでの出場はないまま2021年1月にセリエA・ウディネーゼへレンタル移籍。初のイタリアの舞台でプロデビューを果たした彼は、思った以上に出場機会が得られなかった中で確かな才能を見せつける1得点も記録した。その後サンチョの路を辿るようにドルトムントへ移籍したもののトップチームでの出場は未だなし。
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今冬より買取OP付きレンタルで加入したエラス ヴェローナでは移籍直後からメンバー入りをしており、古巣対決となった第20節ウディネーゼ戦で初スタメンに抜擢された。ヴェローナではシャドーでの出場が予想されるが、本来はワイドでのプレーを得意とするドリブラーであり、両ウイングを務められるほど高い両足の技術を持つことや類似した経歴も相まってサンチョと比較される。かつて複数のBIGクラブから熱い視線を集めた逸材は、20/21ウディネーゼ以上の成績を残しクラブを残留に導くことができるか。
最後に
今回紹介した3選手の他にも、セリエBから個人昇格を果たしたサルヴァトーレ エスポージト(スペツィア)やミカエル キュイザンス(サンプドリア)、U23日本代表との親善試合でも得点を奪った東京五輪アルゼンチン代表のエース アドルフォ ガイチ(エラス ヴェローナ)などなど、残留を狙う下位クラブ中心に楽しみな補強が行なわれる冬となりました。
ぜひとも上位争いだけでなく熾烈な残留争いにも注目してセリエAの後半戦を楽しんでいただきたいと思います!
長く読みにくい文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
ではまた!