世界中で涙腺崩壊:ダンダダン「優しい世界へ」
なんの心の準備もなく「優しい世界へ」のエピソードを観てしまった。
結果、涙腺が崩壊し鼻が詰まって大変なことになってしまった。口でしか息が出来ず苦しい。
こんなに心が揺さぶられ打ちのめされているのは私だけだろうか、とユーチューブで海外の反応を観たら、みんな号泣していて、またもらい泣きをしてしまった。そうだよね、そうなるよね。
ダンダダンには、宇宙人や都市伝説の妖怪がでてくる。ぶっ飛んだお話と神がかったアニメーションで毎回楽しみに観ている。
先週から登場した、アクロバティックサラサラという、スカートをはいた体操選手みたいな妖怪の、まだ人間だった頃のお話があまりにも悲しすぎた。
海外のニキやネキたちの中でも、プロのバレリーナの女性の解説と、その日が誕生日だったというアンジェロさんの反応が心に響いた。
人間だった頃のアクロバティックサラサラが踊るシーンがあった。
静謐で美しい流れるようなバレエのステップ。
プロのバレリーナのネキは、その動きとステップの全てが完璧だと言っていた。
「ピケターン、シャネ、グラン・ジュテ、ボールドブラ、第5ポジション、フェッテ、デヴロッペ、アラセゴン、アンタパッセ、ピケターンからシャネ、腕をアンバーからジュテに持って行く。なんて美しい!全てが、完璧」
そう解説しながら、彼女は泣いていた。彼女は自分の人生を重ねていた。母は私をバレリーナにするために、人生のすべてを捧げてくれた、と泣いた。
アンジェロさんも、物語を観ながら号泣していた。アンジェロさんも母子家庭で育った。お母さんは僕の世界のすべてだと言った。誕生日なのにこんなに泣くことになるとは思わなかった、と言いながら、彼はお母さんへの愛と感謝を語っていた。
子供を守るために必死に頑張っていたアクロバティックサラサラの姿と、自分のお母さんの姿を重ねて泣いていた。
丁寧に描かれたストーリーと美しいアニメーションは、国境を越えて観る人の心を震わせた。
海外の優しいニキやネキたちと気持ちを共有できて心が温かくなりました。