ラプンツェルランタンinお台場海浜公園

お台場でe-ランタンイベントがあると聞いて観に行くことにした。

空に登っていくランタンがみたいなあ、と初めて思ったのはずいぶん昔の話である。

きっかけは、タイ北部チェンマイで毎年１１月、満月の夜に開催されるというイーペン祭りの様子をテレビで観たことだった。

夜空に登っていく一面のランタンの映像に衝撃を受けた。

ランタンには灯がともっていて、その熱で空にうかんでゆくのだ。小さな熱気球のように。

空を優しいオレンジ色に照らしながらたくさんのランタンが空に登っていく映像は幻想的で、あまりにも美しかった。

いつか本物を見たいなと思っていたが、タイのチェンマイまで行くのは大変そうだな、と考えているうちに、そんな気持ちは忘れてしまっていた。

ディズニー映画「ラプンツェル」では、ランタン祭りのシーンが登場する。

塔に閉じ込められていた主人公ラプンツェルは、ランタン祭りを見たいとずっと思っていた。

とても大変な思いをしてようやくランタン祭りを小舟から見上げるラプンツェル。

夜空一面に登っていくランタンはとても美しかった。ディズニーの映像はやっぱりすごい。

映画「ラプンツェル」を観てから、実際にランタンが空に浮かぶ様子を見たいな、と再び思い始めていた。

そんな時、相棒が、お台場でランタンイベントがあるよ、と教えてくれたのである。

レインボーブリッジが目の前に見えるお台場海浜公園に到着したのは、ちょうどランタンを空に浮かべるカウントダウンの時だった。

集まった人たちの数の分、２００個くらいかな？

オレンジ色の灯りが灯ったランタンが一斉に空に登っていく様子はとても美しくかった。

オレンジ色のledライトが灯されたランタンは紐をつけて飛んでいかないようになっている。熱ではなくヘリウムガスを使って浮かべるのだ。イベントの後は回収されるそうだ。

紐で飛んでいかないようになっているので、イベント終了までランタンが空に浮かぶ様子を眺めることができる。

カウントダウンの時に、主催者の方が、大切な人に見せたくてこのイベントを企画した、と言っていた。

幻想的で素敵なイベントだった。

そう、みんなこんな景色を見たいと思っていたのだ。

e-ランタンイベントは、これまで何回か開催されているみたい。

次の開催時には、ランタンを空に浮かべてみたいと思う。