見出し画像

ひらかたハートの宝探し:動物たちが教えてくれる大切なもの①『プロローグ』


舞台は大阪府枚方市。にぎやかな街の中に、個性豊かな動物たちが住んでいる。彼らの冒険は、いつも予測できない展開を迎え、町中を駆け巡る。
動物たちが人間が忘れた大切なものを教えてくれます。
登場人物紹介
らうちゃん: パンダの女の子。自分がアイドルだと思い込んでおり、いつも自己中心的な行動で周囲を巻き込む。
江素男: フクロウの男性。松潤のようなカリスマを自認し、周囲の動物たちを「自分のファン」と思っている。
パオ: ダンボのような泣き虫で、やくざ映画が大好き。落ち込んでいる時に、映画のセリフで励まされることが多い。
アウル: 江素男の息子で、父親を尊敬し、パオと仲良し。
キー太: 阪神タイガースのキャラクターのようなトラ。自信家で、何事も「勝つ」ことを信じている。
シンバ: ライオン。百獣の王だと思っており、常に威厳を持って行動する。
もんちゃん: サル。捨てられていたが、江素男に拾われ、家族として迎え入れられる。
永明: らうちゃんの夫で、もう一匹のパンダ。冷静で優しい性格。
江寿子: みんなのおかあさん。温かい心でみんなを見守っている。
梨男: みんなのお父さん。物静かで、家族を支える頼りがいのある存在。
いちご: 梨男家に飼われているうさぎの女の子。肉食系で、少しツンデレ。
檸檬: 梨男家に飼われているうさぎの男の子。草食系で、おっとりとした性格。


物語:
ある日の午後、枚方市の公園で動物たちは集まって遊んでいた。らうちゃんは自分がアイドルだと思い込み、みんなの前でダンスを披露していたが、うまくいかず、周囲から微妙な反応をもらっていた。「やっぱり私、アイドルとしてデビューできるかもしれないわ!」と自信満々に言うも、誰もその言葉を信じていないようだった。
「らうちゃん、ちょっと待って。今日はパオが映画を観たくてさ。」と江素男が言うと、らうちゃんは「映画なんてやめて、私を見て!」と、どんどん自己主張をしていった。
その時、パオが泣きそうな顔でやってきた。「また泣いてるのか?」とアウルが心配そうに言ったが、パオは泣きながら「やくざ映画で元気をもらわないといけないんだ…」とつぶやいた。アウルはその言葉に少しだけ共感した。「あれだよね、映画の中のキャラクターたちが言うセリフ、なんか励まされるよね。」「やんのか!コラあ!」
その頃、シンバが広場に登場。いつものように「百獣の王、シンバ登場!」と威厳を持って歩いていたが、周囲の反応は冷ややかだった。シンバは少し肩を落として、「どうしてみんな、僕を王として見てくれないんだ?」とつぶやいた。
「みんな、今日はちょっと外に出ようよ。」とキー太が言うと、みんなが賛成した。だが、いちごと檸檬は少し引いていた。「私、今日はちょっとおうちでお菓子を食べてる方がいいかも…」と檸檬が言い、いちごは「私も、出かけるのは面倒くさいわ」と言って、家の中で静かに過ごすことにした。
その後、公園の広場に集まった動物たち。らうちゃんはアイドルのように盛り上がり、江素男は松潤のようにかっこよく振る舞っていた。シンバは王として振る舞い、パオは泣き虫ながらも映画のセリフを口にして少し元気を取り戻す。そして、永明はいつも通り冷静にみんなを見守り、アウルとともに日常の中の小さな幸せを感じていた。
「やっぱり、みんなで集まると楽しいな!」とらうちゃんは言った。「私たち、もっと色んなことに挑戦していこうよ!」とキー太が盛り上げた。みんなが頷き、これからの冒険に思いを馳せた。
その日、動物たちはそれぞれの役割を果たしながら、お互いを大切にし、日々の小さな幸せを感じながら過ごしていった。


この物語は、動物たちがそれぞれの個性を大切にし、共に成長していく過程を描いています。枚方市の公園を舞台に、個性豊かなキャラクターたちが織り成す楽しい日常が続いていきます。


いいなと思ったら応援しよう!