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|次元数の物語|カバラの数の物語、それについての、それ、よもやま話…?!

わらはいは……ネコなのだ……………………。

唐突だが、なぜか、そう産まれてきている。

この、小春日和のほんのりとした暖かい陽光
に照らされて、人間の家というものの縁側という所で昼間の太陽にのほほんと温まっていると、人間という我々ネコ属からして理解不能な生命活動を日々繰り返している、おかしな生物たちを見ていると、本当に吹き出して笑い出してきてしまうのが、ホントにおかしくおもえてくる(笑)。

あの、忌まわしい記憶。幼猫だった頃の小雨降る肌寒い早春の朝の長雨の、美味しそうな生ゴミが入っている青いポリ・ゴミバケツのヨコでニャーニャー泣いていた、ひもじかった頃。道行く誰もバケツのフタを開けてくれなかった悲しさと悔しさと情けなさを、まれに思い出すことは……ある。

その時のことは、わしは、はっきりと覚えとる。今のわしをこの家に連れてきた奇特とも言える人間社会においてかなり特異ないわゆる飼い主と呼ばれる者が、わしを手のひらに乗せてゆっくりとバッグと言うものに入れた事を。わしはその時の暖かなバッグのぬくぬくとした感触は忘れはせん。だが、感謝などという気持ちなど、われら猫族は持ち合わせておらん。してもらってる、といったところか。

かなりのむかし、我ら猫族から見た小説というものを書いた、何とかさんと言う小説家と言う職業のナマイキにも我らが猫に似せてヒゲを生やした親父がおった。事もあろうに我ら猫族の許可も得ずに猫の小説を出版しおった!!そして我ら猫族の復讐を受けて胃の病気で死におった………ザマァミロ、自業自得と言うものニャ…………………………………………。

こうやって、わしら猫族が小春日和のうららかな暖かい陽射しに体を温めていると、なんとも言えない幸福感に満ち足りてくる。俗世間一般の人間たちの、あくせく働かされて愚痴を言いながら小さな欲というものを欲して生きて小さな人生、小さな幸福感に満ちた自己満足的な幸せというものを作り上げて悦に入って自己満足的に自分の人生に満足しているのを見ていると、馬鹿っぽく見えて来て笑えてくる。われら猫族の様に高等貴族のように、こう、ユッタリとかつ荘厳に生きれんのかと!!説教してやりたくなってくる………
……………………。

まぁ、セコセコした人間ごときが、われら選ばれた高貴な猫族の真似をしろなどとは、何千年生きて来たとしても、まぁ、無理な事は百も承知なこと…………………………………………。

我らが同胞の、いわゆるノラネコ、地域ネコと呼ばれる者は、カン違いしてもらっては困るが人間ごときにエサをもらい世話になっているわけでは決して無い!逆に人間どもの心を癒やし心をほっこりさせて世話をしてやってるだけなのである。やれやれなのである。

また、われら猫族は他の生き物達のように自然界の規律と言う、訳の分からぬものに縛られてなどおらん。われらの先祖のヤマネコは
ジャングルの大木のてっぺんに陣取り、広大な森そのものを見渡し、森そのものを管轄下に置きながら危険や他の獲物たちの動向を常に見張っておった。自然界における王家の血筋を高貴に引き継ぐ管轄者であったのだ。我らがルーツは、先祖の血筋は高貴なものだったのじゃ……………………。

わしら猫族は、他の動物達と違い、色々な世界をこの世にいながらにして見通すことが出来るのである。いやはや、自尊心、自惚れなどという陳腐な心など持ち合わせておらん、わしらは猫族だが、親切心で語ってやろう。わしらはそこらへんにフワフワ浮いてる幽霊、浮遊霊、悪霊や異次元世界、パラレルワールド、などというものを見抜く事などわしらにとって造作もない事。


それは、我らが猫族の悠久の長い歴史の、1つの通過点でしか無いが古代エジプト文明に係るものなのニャ。その当時の猫族は古代エジプト人に神の遣いとして神格化されておった。夜の闇をも見通すことが出来る我らが闇に光り輝く両眼を持ってすれば、あの世でも
この世でも、人の霊魂でも、異次元世界でも
、全てはお見通し、といったところなのじゃ
…………………………………………。

😼古代エジプトの猫達😽


わしらは予言する。このまま人間どもが歴史という馬鹿げた時間を突き進む様な馬鹿馬鹿しい事を繰り返していけば、いつかかならず
、いつかかならず、人だけならいざ知らず、全てのこの世の物、生物たちが滅亡するであろう。


まぁ、我らが猫族は、そんな馬鹿げた事など
一切せんが、高等貴族のように時間と悦楽と
怠惰と、そして優雅さをまといながら悠久の時を過ごす、古代エジプトの様々なピラミッド、スフインクス、そして砂漠、それらに優雅な黄昏の光がさす、ルクソールの優雅な黄昏の陽光。その時間を愉しみながら永遠を過ごしていく、そんな真似など人間どもが出来るとは、とうてい思えんが……………………………。

わしら猫族から見て、人間ごときには到底分からん事を教えておいてやろう。
このまま行ったら人間どもの世界文明とやらは、パンパンに張り詰めていくことだろう。宇宙にまで国土を広げていく事だろう。増え過ぎてしまい処分に困った人口を調整する為に、宇宙に鉄で出来た建造物の国土を創り上げて、やがて宇宙と地球との、特に意味もないデッチ上げの全面戦争をやらかして宇宙の領土の数々が地上に落下して地上の人間どもは全て滅びるだろう。

わしら猫族は、地球の預言者なのニャ。わしらの立派な両耳、闇に光る両眼はその為にあるのじゃよ。人間たちよ、予言しておいてやろう。これから表れてくる、いや、もう出現してきている、普通人の仮面を被った選ばれた者たちのことばに耳を傾けよ、決して特別扱いせずに、自分達の責任とやらを、苦しまぎれにその者たちに転嫁しようとせずに。
要は異次元からのコトバを聴き取ることの出来るその者達の行動をようく見て真似することなのじゃ。まぁそれでも愚かな人間たちは
滅びの道をゆくだろう。我ら猫族は人間どもの文明とやらを嫌というほど見続けてきた。数多くの文明の勃興、隆盛、そして滅びていく様を。


それでも、気が向いたら、わしら猫族の同胞の地域ネコ、野良ネコと呼ばれる者たちと、暇があったら遊ぶのじゃ。わしらも眼鏡かけて書類持って会議や忙しさの中、ヒマをさいて人間たちと遊んでやっておるのじゃ…………
………やれやれ……………………。

そのさいは腰をトントンも忘れずにニャ。

 じゃあ、いずれまた会おう、ニャ……………。

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