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|原点回帰・批評|アニメ・ルパン三世VS擬似的な神々達の存在との幾多の戯れについて、 Lupin Ⅲ e la resa dei congli dei ……………???
かなり前からの、ルパン三世に対する素朴な疑問……………?
ルパンって、映画で特に言えるけど、|映画|ルパン三世VS複製人間での怪人マモー、|映画|ルパン三世カリオストロの城での、世界経済や戦争を裏であやつってきたニセ札、ゴート札、|映画|バビロンの黄金伝説での、宇宙人とかを、色々対応して来てて。
ルパン三世って、以上に挙げた、マモー、ゴート札、そして宇宙人や、ノストラダムスの大予言。
それら神そのものではないが、神に等しい絶対的な力を持つ、言ってみれば擬似的な神々的な存在と対決し、戦い、それらを叩き潰してきたよね?それって何かの意味あいがあっての事なんだろうか?と、私は昔から思っていまして………………………
ルパン三世のアニメや映画に関わってきた、日活映画組や、高畑勲・宮崎駿などの東映アニメ関係者ら達に、何かの特別な思い入れや
思い込みがあったのだろうか?
知能指数 IQ 300のアタマイッテる、狂気に等しいルパン三世という怪盗の存在に、神に等しい存在を叩きつける………それらの行為に、何かの隠喩、たとえをもたらそうとしたのでしょうか?
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|映画|バビロンの黄金伝説では、バビロンの黄金の秘宝はUFOの燃料に等しいものであった
。そしてルパンは老女から若返った若い美人の宇宙人と対面するのであった。宇宙人だって神そのものでは無いけれども、神に近しい擬似的な神様とも言えるよね!
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|映画|カリオストロの城では、中世の頃から世界を裏で操り続けた、ニセ札界のブラック・ホール、ゴート札の謎・秘密を世界的に明らかにして暴き、3度目の正直で、ようやく擬似的な力を持つ、ゴート札である神との決着をつけるのでした。
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最初から数えて2回も痛い目に遭った、ルパン三世だけど。
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|映画|くたばれノストラダムス!では世紀末に世界は滅んでしまうかもしれない。90年代の世界はどうなってしまうんだろうと言う世紀末の恐怖を、それはしょせんとある宗教団体のノストラダムスの予言書に似せた裏での工作活動でしか無かった、と世紀末の予言書がもたらした恐怖をルパンはアッサリと葬ります。
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いちばん最初の|映画|ルパンvs複製人間での
、30万年間クローン技術で生き続け、人類に戦争、経済、文化、様々なものを与え操ってきた、怪人マモーが一番、神に等しい存在だったんだと思います。
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まぁ、いくつかの答えを考えてみれば、知能指数300の狂気の頭脳を持つルパン三世に、盗みばっかりやらせ続けても、すごくマンネリになっちゃう訳で、じゃあ、神様そのものと対決させても話がデカくなりすぎて物語の収拾がつかなくなってしまう。
想像してみてください。全宇宙を創り上げた一神教の巨大な絶対神とルパン三世が対決しているシーンを…………………………
とすると、現実的に神に等しい力を持つ、神そのものではないが、擬似的な神と対決させて、それらを叩き潰す、という筋書きが、しっくりと来るわけで。
まぁ、例えてみれば勢いのある男性原理が、昔に比べれば、だいぶ大人しくなってくれたフェミニンなオバサン文化・知識人達に代表される、女性的なノッペリとした女性原理的な力で覆い尽くされている現実の世界に対応すれば、まぁ、勢いが削げていわゆる不能・インポテンツになってしまう。
その象徴的な勢いが削げた男性原理の象徴がルパン三世であり、全てを包みこんでしまう
巨大できりのない女性的な世界が、映画により対決し、叩き潰してきた、マモーしかり、ゴート札しかり、宇宙人しかり、ノストラダムスの予言書しかり、それらはまとめて、女性的な存在、擬似的な、神的存在なのかもしれない?
とある日本の小説家が昔から繰り返し言及するように、英雄が英雄たる事が難しくなってしまった、男が弱体化してしまった現代において、例を上げれば、精神病院に入院してしまった、|映画|ジャングルの王者ターザンの俳優。そして飛べなくなってしまった|映画|の英雄スーパーマン。
それらは、文明の発達による、男性原理の衰退を表しているように見える。滅びた後に残るのは、どうしようもない何もできない女性的な原理に基づくアニュイな全世界。
去勢されながらも、忌々しい世界という、女性的な存在の原理に男性的な勢いで対抗し、それらを叩き潰そうとするルパン三世を、亡くなった旧ルパン声優の山田康雄さんみたいに、ルパンがんばれ!って、思わず応援したくなりますよね!!
どこまでも、突き進み続けよ!我らがルパン三世!!
LA FINE!!