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三峯神社に行きました。

2023年11月3日、両親と秩父にある三峯神社に行ってきました。

三峯神社は、オオカミ(お犬様)が神のご眷属をしていることでも有名なパワースポット。

昨年に小倉美惠子さんの「オオカミの護符」を読んでから、行きたいと思っていた場所でした。とても楽しかったので記録を残します。


1.三峯神社へ出発〜膀胱耐久チキンレース〜

当日は朝早く家を出て、父の運転で秩父に向かいました。ちょうど3連休の初日で、紅葉も楽しめる季節です。

父曰く、三峯神社につながる山道の一本道が渋滞するだろうとのことでした。

その予想はピタリと当たり、三峯神社まで残り2.3kmの一本道で車は進まなくなりました。

前方には車車車、気づけば後方にも車車車。

完全に身動きのとれない状態です。
時たま、先頭付近の車が5mほど進み、それに合わせるように後ろの車もモジモジと進みます。

私は驚きました。
今まで秩父神社や寳登山神社には行ったことがありますが、こんな渋滞は見たことありません。(運が良かったのでしょうか。)

父から渋滞について忠告はされていましたが、まさかここまでとは。恐るべし三峯神社。恐るべし秋の紅葉!

そして誰だ、3連休の初日に三峯神社に行こうと言った奴は…。

耐えるしかない。
中学時代に購入したものの、あまり聴けていなかった七尾旅人のアルバム「billion voices」をBGMに、地道に待ちます。

そんな折、車の横をアウトドアブランドを着こなしたおじ様、おば様の団体が徒歩で追い抜いて行きました。

おや、と思っていると
「たぶん、観光バスから降りたんだと思う。歩いた方が早いとか言われたんじゃないかな。」と母が言いました。

確かにこの渋滞では、それもやむを得ないのかもしれません。それから幾人の人々が私達の車を追い越し、母の膀胱は限界を迎えました。

「ごめん、我慢できない。歩いてトイレ探す。」

そう言い、車を飛び出した母は、私と父を置いて歩き始めました。
齢60を過ぎても衰えない健脚で母はぐんぐんと坂道を登り、あっという間に見えなくなりました。

車内に残された私と父。
七尾旅人の「どんどん季節は流れて」だけが響き渡ります。

♪どんどん季節は流れて…

それから5分ほど経ち、どんどん季節が流れた結果、私の膀胱も限界を迎えました。

「ごめん、歩くわ。」

私は父を1人残し、歩き始めました。
まだ三峯神社の「み」も見えない状況で、車内膀胱耐久チキンレースをするのは屈強なメンタルが求められます。

とにかく漏らしたくない。膀胱炎にもなりたくない。
その一心だけで無我夢中に歩いた結果、思いの外すぐに三峯神社の駐車場に辿り着くことができました。

駐車場にはお手洗いもあり、その列には母も並んでいました。母子ともに膀胱は無事でした。

数十分後、スマホが圏外のため連絡が取れていなかった父とも合流することができ、いざ参道へと向かいます。

2.三峯神社に参拝〜過去に思いを馳せる〜

参拝する前に、お食事処「大島屋」で腹ごしらえ。
名物のくるみ汁のお蕎麦をいただきました。

くるみ汁そば(900円)

さっぱりしていて、小食の私でもペロリといけます。
くるみ汁は、もう少しドロっと濃くても美味しそうです。

食事を終えて外に出ると、鳥居とお犬様がお出迎えをしてくれました。

三ツ鳥居

ちなみにこの鳥居は三ツ鳥居(みつとりい)といい、とても珍しいとのこと。

鳥居を抜け、木々に囲まれた表参道を歩きます。
気持ちの良い風が吹いており、心が晴れやかになっていくのがわかります。

参道の脇には、各地の三峯講から寄贈された講碑が立ち並んでいます。
講元や世話人についても明記されており、代々、三峯神社を大切に信仰されてきたのだなあ…と感慨深い気持ちになります。

ちなみに私が確認した石碑のほとんどは、昭和に寄贈されたものでした。

この記事にあるように講員の高齢化が進み、講を閉じる選択をするところも少なくないのでしょう。致し方ないことですが、少し寂しい気持ちになります。

さて表参道を進むと、左手に随神門(ずいしんもん)が見えてきます。

随神門
※三峯神社で購入したパンフレットでは「随身門」、
三峯神社の公式HPでは「随神門」の表記でした。

写真右には「三峰神社」と書かれた石碑がありますね。
あえて「三峯」ではなく、「三峰」にしているのでしょうか。気になります。

随神門については、三峯神社の公式HPに以下のような説明がありました。

江戸中期、神仏混淆の時代に仁王門として建立され、明治の神仏分離令により仁王像を撤去し随神門となりました。

https://www.mitsuminejinja.or.jp/keidai/

昔は仁王像が安置されていたようですが、今は矢大臣様・左大臣様が左右に安置されています。

その後は舗装されていない道が続き、拝殿前の石段に到着しました。参拝をするために、多くの人々が並んでいます。

拝殿前の石段

写真は残さなかったのですが、拝殿周りの玉垣には、赤く書かれた「築地市場講」の文字が目立っていました。山と海でかけ離れているように思いますが、荒川を通じて深い関係があるようです。

荒川の源流に位置する三峯神社と最下流の東京都の築地市場とは昔から密接な関係があり、市場内で「三峯詣」が盛んにおこなわれていた。

https://www.qualitysaitama.com/newspost/36651

3.人生初めての御朱印とお土産

参拝をした後は、授与所で人生初めての御朱印をいただきました。お犬様が向かい合っていて、とても可愛らしいです!

書置きの御朱印(初穂料500円)

奥にはお土産屋さんがあり、オオカミのグッズがたくさん売っていました。

私が三峯神社に興味を持ったきっかけの「オオカミの護符」のDVDも販売していましたので、迷わず購入しました。見るのが楽しみです。

DVD「オオカミの護符」(3600円)

帰りがけには、「三峰お犬茶屋 山麓亭」にてアイスカフェラテとアイスクリームをいただき、大満足で帰宅しました。

4.感想

友達に公開する用の日記でも始めようかな~と軽い気持ちで書き始めましたが、想定外に長くなってしまいました。

そしていざ書いてみると、写真の足りなさに気づきました。石碑・玉垣や随神門の矢大臣様・左大臣様も写真に収めるべきでした…。

三峯神社はとても素晴らしいところでしたので、皆さまにもぜひ来ていただきたいです。

また、遠方から来られる方は、午前中に参拝することをオススメします。

私が三峯神社を後にしたのは14~15時頃でしたが、神社への一本道は午前中とは比にならないほど渋滞していました。

まあ、今回私が膀胱耐久チキンレースを行うことになってしまったのは、3連休の初日×紅葉の季節のダブルパンチが原因かと思いますが。

皆さま、来られる際には計画的に。良い旅を!

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