独男は決死!葛藤戦争編④
サイレリアの前
とてとてどたどた
そ「ゆーくんは自転車で俺といーちゃんは
歩きだったな?今からスーパーと俺の
家に行くからタクシー呼ぶぞ!」
大人いーちゃん「わかったけど……その、
あんたの思いついたアイデアは奴に本当に
効きそうなの?」
そ「まぁムニムーニみてぇな時期が
俺にもあったさ、だからこそこの方法に
賭けるしか道はないと思う。」シンケンナマナザシー
大い「……」
そ(金が惜しいが世界を救えるならな……)
一方その頃、ムニムーニはというと
ム「アノウシロスガタ?シショウジャナイカ?
オーイシショー!!」
振り返られて違う人と判明する
ム「チッ」
ム「アノショートヘアーハ!?タブンソウダ!
チチョー!オレダー!ムニムニサセ」
また振り返られて違う人と判明する
ム「ク ソ ナ ー ド ガ !」ピー
ム「ココニモイナイノカ……ナンデ
イナインダヨ!」立て看板蹴る
店の人「じーーーー」
ム「……アッ!ゴメンナサイ!!ケイサツニ
ツウホウシナイデクダサイ!」
看板をすぐ直す
店の人はすぐ業務に戻る
ム「……クッソ!ホンライナラケイサツニ
ツウホウサレナイエイユウナノニ。
ツウホウサレナイカオシテルノニ!
ナンデシショウハミツカラナインダ……?!」
本来世界線のゆーくん (♪~)とてとて
ム「ン…………オイ、アレッテ?!」
本ゆ(あぁ~いい香り♪)
ピュゥ~~~~
砂が目に掛かる
本ゆ(あーもうコンタクトが!)
カバンから目薬を取り出そうとする
「シショーー……オーイ」
本ゆ(ん?) 声のする方へ睨む
偶然にも一瞬「そいつ」が見えた。
ム「シブヤノイベントイライダナー!!
トオイトオーイシンセキノ
オニーチャンダゾ!ワスレタノカ?!」
本ゆ「…………」
師は目が合って一瞬目を見開くが
全てを理解した瞬間に逃げ出した。
ム「ドコヘイクンダー!コッチダヨー!」
ムニムーニもすぐさま交差点を渡り
追い付き「遅い追いかけっこ」の形になる。
ム「シショウ。タノミガアルンダ!
スウフンデイイ!タノム!センエンアゲル!
ダカラ!ダカラタノムヨー!」てくてく
本ゆ「…………」てくてく
ム「ジャ、ジャアゴセンエンデドーダ!
フンパツシタゾ!コレデモカ?!」てくてく
本ゆ「……ウッザ」囁きつつてくてく
ム「イイカゲンニシロヨ!!!!」
本ゆ 「…………」立ち止まる
ム「モウ……ウシロカラジャダメナンダ。
マエカラダキシメサセテクレナイトモウ
オレハオレジャナクナリソウナンダ!!」
本ゆ「…………」
ム「ウォオオオオオオオオオオ!」どたどた
むぎゅううううううう
ム「イ……イイカオリガスルシマルデ
オウトツガウマッタカノヨウナカンジダ!!
コレコソマサニトウゲンキ」
ぴしゃん。
ム「…………エ?」
本ゆ「……キッショ。」
本ゆ「本当に気持ち悪い。他人でしょ?
それが精神状態がどうだのとか……
人の気持ちも考えないで。
ちょっと特別な扱いしただけでひょっとして
つけあがっちゃった?ほんとキッショ。
まぁ一 線越えてくれたしこれで
通報できるわ。じゃーね。あんたみた」
どん。
本ゆ「キャッ!……」ドスッ
突き飛ばされて尻もちを着く
ム「オレニハムカウトハイイドキョウ
ジャネェカ……タシカニチハツナガッテハ
ナイナ……デモオレガイモウトダトイッタラ
イモウトナンダヨオオオオオオオオ!!」
ノイズ混じりの叫び声
本ゆ「……」睨みつつしゃがんで後ずさる
ム「ソウ……オレハトオイシンセキノアニキ、
ソシテチノツナガッテナイキョウダイ。
サァ……キテモラオウカ?ナァ~ニ。
ホンノスウフンダ。アンタノジョウホウデ
アンタトオレトオマケノヤツラノトウゲン
キョウヲツクッテコドモウムンダ。」
本ゆ 睨み返しつつ太ももが震えている
ム「ソレジャアイッショニ」ボン!
ム「……ハ?」耳穴から煙が登っている
そ「薬飲み忘れてたよ!やっべ!」
経口補給液で飲む
大い「それ案外マズいよー♪」
ゆ「すやすや」
続く
もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。