独男の齟齬~そご~(みんなのこうさてん)
零次、みんなの最寄り駅のまえ。
そ「……チッ、チッ、チッチッチッ」
そ(半月分のフラストレーションが
解消されるかと思ったら結局「様子見」かよ。
相談したのが間違いだった、占いも
当てにならんなー。今月は誰かと話せば
物事が解決するとか……嘘つきが!)てくてく
家の近くの高校生ら「ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!」
そ !? テアセタラタラ~
てくてくてくてくてくてく ハヤアシー
そ 軽く振り向いて高校生らから
だいぶ離れたことを確認する
そ「……お前らんとこ偏差値60くらい
あんだろぉ?品のねぇ下劣な笑いかだなー?
あ"?スポーツ推薦か?おめーら?」
目の前の高校生「」
そ !? チノケヒク~
即座に早足でてくてくー♪
なんだかんだで交差点へ
そ スタンディング
そ(……たっく)足ぱたぱた
?「ふぇぇ……ふぇええええええ」
そ「チッ!」大きめに鳴らす
そ「……」睨みつけながらゆっくりと
ベビーカーの中を覗く
そ「ンンンン…………! ?」
そ「ち、ちちち……ちちょー?!」アワテクフタメク
?「あのー、どうかされました?」
そ「あっ、いえっ……って、えっ?」メミヒラキー
そ「い……いーちゃん?」
?「……えっ?確かに私は下の名前は
"いちこ"ですけど……」
い「それより先ほど……ち、ちちょーと
この子を呼ばれてましたよね……?」
そ「いゃあ……し、知り合いに面影が
似てたものですから。すみません」
そ 右手を縦にして上目使いで頭をさげる
い「……ひょっとしてですけど、
下のお名前"零次"さんじゃありませんか?」
そ「えっ!?」
?「おまたせー!!」
そ「……えぇ!?」吃 驚 仰 天
零次(別世界より、以下零B)「そこの
サクキヨでむいむーいパンツ安かったから
結構袋パンパンになっちゃったハハッ……え?」
そ「……」
零B「……」
"いちこ"「…………どうゆうことなの?」
ゆ(赤子)「ふぇええ……むい……むーい……ぷ☆」
一方4つの歩道の1つ
? ……カチカチ
?「よう!"貞子"!」
貞子?「?……あんたもこの町に?」
零次C(以下零C)「偶然な、ぐ・う・ぜ・ん」
貞子(うっわ、しつこ)
そしてもう一方の歩道には
ゆーくん「そうだおにーちゃーん!!」
いーちゃん「おにーちゃーん!」
あーちゃん「そうだにぃ!」
みんな手を振っている
そ「お!ゆーくんにいーちゃんにあーちゃん!
みんな学校帰りかー!!」手メガホン
ゆ「ほうかごのこってみんなであそんで
たんだよー!おにーちゃんもかえりー?」
そ「そうだよー!!!!」
そ「あっ、イヤホンが外れたわ」ポロッ
歩行者信号がそれぞれ青になる
ゆ「おにーちゃああああああああああん!」
とてとてとてとて
むぎゅううううううううううううう
そ「あっ!さっきまで感傷てきら
かんじょおがぽかぽかりらってどうでも
らくらってきたろ!!」むぎゅぎゅぎゅ
いちこ「…………プッフフフ。あんたみたいね笑」
零B「さっきみた時鏡が目の前に
あったのかと思ったよ。そんじゃあ俺らも」
零C「もうきな粉はこりごりだわ」
貞子?「……」てくてく
外れたイヤホン 「……テテッテかなしみのー
はてーにテテッテなにがあるかなんてーテテッテ
おれはしらなーい、みぃたぁこぉおおと
もぉおおなぁいい。たーだぁあなあぁあ
あのぉおおおかーおーーがぁあああーー
ああーーー、うかーんでー、きえーるー
だろーーーー♪」
ゆ「おにーちゃん?いやほんはじれてるよ?」
そ「おーっとおっとすまない!」スマホを開く
今日のテーマソング
エレファントカシマシ/悲しみの果て ストップ
ムニムーニを倒しそれまで別々に
展開されていたそれぞれの世界線が
1つに統一され、世界は果たして
どんな結末を迎えるのだろうか?
誰もが"凹凸"を埋めたくて"空いた隙間"を
探し求めて日々、過ごしている。
今日も生きている
(今後にこうご期待!v(⌒‐⌒)b ポカポカ♪)end.
もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。