独男の除夜～儚く、そして永久に～

ゆ ｢ふぇぇぇ……ぇぇ……｣

そ｢ほぉいゆーくん！今日はねー｣ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ

ジャーーン！

そ｢乳幼児専用！JFA公式特注の
日本代表カラーのワイドTシャツだ！｣

ゆ｢ふぇぇぇぇ……ふぇぇぇぇ｣

そ｢今着させるからね！｣ﾊﾞｿﾊﾞｿﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

そ｢んーじたばたすると入んないよ～｣

ゆ｢ふぇぇぇぇぇぇぇぇ……ふぇぇぇぇぇ｣

そ｢何か入らないな？ちょっと下脱がせるか｣

ゆ｢ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ｣

？｢ねぇ？何しようとしてるの？｣

そ｢！？｣ﾄﾞｷｯ

い｢ね ぇ ？｣

そ｢｣ｼﾞｮﾛｼﾞｮﾛ

ゆ｢びぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ｣

い｢こらぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ｣

そ｢ごめんなさぁあああああああああああああ
あああああああああああああああああああい｣

い｢はぁいゆーくんいちご柄似合ってるね！｣
ゆ｢むいむーい！｣

その日の晩

そ｢26年間一般人の枠組みで
頑張ってきたんだ｣
そ｢世界一安全と言われるこの国で授業中に
肩を三角定規で刺されたしリアルに恐喝
だってされたんだ｣
そ｢経歴にすらさせない国の陰謀だ！
僕の存在を消してこの英雄を表彰
させない気だ！悪魔サイコパスどもめ！｣
そ｢そんな英雄で顔もいい僕だ！
だからゆーくんのような高嶺の華の
妹みたいな存在は後ろからむぎゅうって
しても僕は通報されないんだ！
偉いんだ！きっとそうだ｣
そ｢僕は偉いんだ。岸田氏よりけんげんは
うえなんだ。かみなんだ。トランピュなんだ｣

羽毛布団を抱き締めた。