独男の冬至。
ムニムニワハハハハー
い「ついにふゆやすみがもうすぐくるね!」
ゆ「そうだね!」
ゆ「ねぇ?あっちのだんちのこうえんで
またむにむにおにごっこちよーよ!」
い「いいね!いこいこ!!」
とてとてとてとて…
ゆ「…………ねぇ?あれって…………」
い「そうだ…………にーちゃん?」
団地の公園で、リュックを置いて
ムニッチで遊んでいる青年がいる。
髭面の零次「……はぁ、つまんねぇ」
オニーチャァーーーン
そ「?!…………あれは!?!?ちちょう!!」
ゆ「おにーちゃん!!……っえ?」とてとてピタ
零次から漂う負のオーラを感じとる。
い「おにーちゃん!おひさしぶり!!
げんき…………えぇ……」
前髪が以前より伸びつつも、
心なしか薄く見えた。
そ「ヒック……グスン」嗚咽
そ「家族は相変わろず全然冷たいし、
何よりも仕事がまだ見つからないろ!」
(ノдヽ)
いゆ「おにーちゃん!?そのちゃべりかた!」
そ「そのうえにいつろまにか言葉が
まともにしゃべれなくなってたろ……」
しーん
ゆ「おにーちゃん!げんきだちて!!」
い「そうだよ!まずはげ……ひげそろう?」
そ「そうだな、なんかいんえの雰囲気も
おかしくなってるち。この時間は
はなえの家も洗面台ババーが占領してて
使えらいな……困ったもんだ」ブツクサブツクサ
零次はゆーくんいーちゃんらから
目を背け、また再びムニッチと向き合う。
ゆい「…………」
ゆ「……お、おにーたんはいまなんの
げーむにハマッてるの?」
そ「ゲームといかアニメ、ムニンチャラ」
い「ムニンチャラ!!まえにくらしゅで
だんしたちがあそんでたよ!!」
そ「ほう?それで今は?」ピクッ
い ゆーくんと目を合わせる
ゆ いーちゃんの戸惑う目が入る
…………
そ「……分かるさ、ブーム去ったんだろ?」
ゆい「……うん」
ゆ「…………ほか……には?」
そ「うんーむ」セモタレノビー
そ「鬼滅のカタナ買ったわ」
ゆ「おーちゅごい」カルクハクシュ
い(きめちゅもブームがさったなんて
いえない)メソムケ
そ「…………」カチャカチャ
ゆい「…………」
ゆ「ぼくたちはねー……」ペラペラ
そ「…………んー…………そーか。」
ゆ「それでひょうちょうされてね!」
そ(…………すげぇなおい)
あーちゃん「あっ!ゆーくんといーちゃんと
そうだおにーちゃんだ!」
そ「お?おお!」
ゆい「あーちゃんおっはー!!」
あ「おっはー!なにしてんの?」
い「えーとね、そうだにーちゃんと
ひさしぶりにあったんだよ!」
あ「そうだにぃ?!えっ……おしごとは?」
そんなこんなで冬至の朝だった。
そ(ゆーくんとむぎゅううううちたいろ!)
( ;∀;)
お わ り
警告;70点……くらい?