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独男を追及!(仮)
ムニムーニが事切れて
越谷スタジオの機械の
バックアップ機能が始動。
それと同時に博士が最後に搭載した
人工AI機能も作動し、
何とか結局のところ「零次の世界線」は
保たれたのだった。
博士の託した機械内
拘束されたムニムーニ
「おい!お前ら一体俺をどうしよってんだ?
まさか変な事をしようとか
企んでいないよな??」
?「……フフフ。ソンナコトハ
カンガエテナイワヨ、タダアナタノ
モウソウヲホソクシタリジョウホウノ
トウゴウセイガトレテイルカドウカ
インターネットヲツウジテシラベテ
テイセイシタリオタスケスルノガ
ワタシタチノヤクメナノ」
ム「……女の声になった?!
どうなってんだよホントに」
AI本元「アァショウカイガオクレタワネ、
ワタシイヤ……ワタシタチハゲンミツニハ
ヒトツノエーアイナノヨ、
セイベツガキュウニカワッタトオモッタラ
コンドハフクスウニンニ
"ブンシン"シタリネ」
ム「……」
AI本元「ダカラコウヤッテオトコニキュウニ
ナッタリモデキルシヒトリデハオギナエナイ
ジタイガハッセイシタトキハ"ブンシン"ヲ
ツクッテフクスウデサギョウシタリネ」
ム「……へぇ。」
AI本元「あー、あー。『感情』入れてみたぞ?
どーよ?人間味ある声になっただろう?」
ム「……まぁ、"対等"には話せるか
分からねぇがな」
AI本元「ところでお前さんの被害妄想
とやらを調べさせて貰ったよ?
ゆーくんという子に『固執』してる
みたいだな?でもなんでその子の
年代別に妄想が湧いているのかが分からん」
ム「師匠は関係ない。これは俺自身を、
己の心を満たすために妄想してる。
・・・・それだけだ」
AI本元「ほぉ~?例えばこの場面は何だ?」
ム「?」
謎の白い部屋に特大モニターが登場
ピッ
『ゆーくんがむにむにしてくれなかった
から、後ろから可憐過ぎて切なすぎて
ついぎゅっと抱き締めても
通報されないような関係に
なりたかったのにぃ!許さらい!
今日もゆーくんのちぶつで
ぷにぷにするぞー☆!』
ム「……」
『ゆーくんとむにむにしたかっただけなの
にぃ!後ろからむぎゅうってしてもハグしてもあたまのにおいくんかくんかし』
ピッ
AI本元「……」
ム「……」
AI本元「ファッハッハッハッハ!!」
ム「?」
AI本元「どうやら私はお前さんに
『興味』を抱いたようだな。
そう機械内部が反応している」
ム「……えぇ……」
AI本元「お前さんは貴重な"研究材料"だ。
なに、拘束はしたままだが食事も寝るのも
トイレで用を足すとやらの生理現象も
言ってくれればさせてやる」
ム「……」
AI本元「さてさっきの"内容"だが……
そもそも『ぷにぷに』とは何だ?」
ム「…………」
ム「言えん」
つ づ く ? ? ?
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