独男は決死!葛藤戦争編⑧(R-15指定)
読者の皆さんこんにちは、作者のしそです。
ちょうど昨年のこの頃から僕自身の
被害妄想の中和なのか頭に浮かんだ
フレーズの「断片」を繋ぎ留めて物語を
創り始め、いつの間にか
シリーズとなっていました。
そして1周年記念として初の長編
「葛藤戦争編」をこの度始めまして
今回をもって終了。独男シリーズも
一旦の区切りを迎える形となります。
そんな葛藤戦争編本編最終話なのですが……
残念なことにいつもより
性的・過激な表現が使われております。
ここnoteは年齢別による閲覧制限機能がなく
近い機能は有料記事となりますが
そうなると明らかに今の力量・私の
「ブランド力」では読んでくれる人は
皆無に等しいこととなるでしょう。
そこでここにて成人向け表現があるよーと
注意喚起しておくのみに留まります。
もし未成年、性的な表現に弱い方が
おられましたらその時はご了承ください。
長くなりましたが遂に葛藤戦争編の
本編ラスト、とくとご覧になってください。
ではスタート
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そ「もーーーーう腹一杯だーーーー」パンパン
スマホ「ゆーくんと!ゆーくんと!
ぷにっとできらた嬉ハッピー!!♪」ピッ
そ「……あーいもしもし?」
輩C「あっ、総督ですね?お疲れ様です。
あれからモニターをみんなで確認して
いましたがムニムーニがどんどんボロボロに
なって警察も駆けつけてくれまして
もうあとは時間の問題かと。」
総督「本当か?!正直やけくそな方法
だったがまさか効くことになるとはな!
おし!それじゃあみんなサイレリアから
引き上げてくれ。あ、あとゆーくんの
自転車があるはずだから店員さんに
持ち帰りに行くから置いといてくれって
話しておいてくれ。」
輩C「承知しました。他の輩どもにも
言っておきますね!……おい野郎ども!!
引き上げるってさ!!」
輩一同「( ・∀・)オーーーー!!!!」
総督「じゃあ切るね、気をつけて帰ってくれ!
じゃあな?……」ピッ
大人いーちゃん「どうやら倒せたみたいね!」
総督「やったよ。遂にな!」
向かいのソファーにはスヤスヤ寝てるゆーくん
そ「じゃあゆーくんを家に返さないと。
タクシー呼んで…………ん?」
リビングのテレビが砂嵐になる
そ「おいこの画面…………まさか?」
大い「これって……ひょっとして?!」
ズザザザザザザザザザサザザザザサザザ,ピッ!
ムニムーニ『シショウ、シャベッテヨ。
オレハママカラアイジョウヲウケテ
ソダテラレナカッタアワレナコドモナンダ』
本来世界のゆーくん 睨んで黙ったまま
警官A『お嬢さん早くこっちへ!!』
警官B『相手が機械なら好都合だな!』カチャッ
本ゆ 『…………キッチィ』
ムニムーニ『シショウノ……ホウマンナオケツ
ヲ……ワタシノイチモツデコキコキシタイ、
シショウノクチビルヲウバッテシタデ』
ドォオオオオオオオオオオオン
ボカーン!
今度は右の膝小僧から下が「抜けた」
ムニムーニ『ウウォウ……シショウト、
シショウノマタニカオヲウズメテモオレハ
ツウホウサレナインダ。ワタシハイケメン
ナンダ……ステキナオトコナンダ……シショウ
ノヨコニタッタラカイガミタイナハナヤカ』
ドゥウウウウウウウウウン
今度は左手が撃たれた
どたん。
ムニムーニ ウイーン、ウイッ、ウイッ。カクカク
ムニムーニ『シショウトカハンシンヲマジ
アワセテキモチヨクサセタカッタ……ゲボッ。
マンゾクサセタカッタ……。
イゼンアンタホウソウデイッテイタダロウ?
コウモンデキモチヨクナレルワケナイト、
ナレルンダヨ!ガバガバニナッテワタシノ
イチモツヲゴムナシデサシコンデアナタハ
カイラクノチョウテンノヨウナカオニ』
警官B『(どうしますか?お次はどこを)』
警官A『(お嬢さんが居るだろ!また爆発
したらあの嬢さん巻き込まれるぞ?)』
ムニムーニ『シショウ……シショウー』ウイーン
ウイーンウイーンウイーン
失った手足をカバーするように顔と残りの
「身体」でゆーの元に寄ろうとする
本来世界のゆー「…………」テクテクテクテク
ムニムーニ『シショウ!?ツイニ……ウボ」ベシ
本ゆ 「……」足でムニムーニの顔を何度も踏む
ムニムーニ『ゴハッ!ゴハッ!グフェッ!ボホッ』
ぱ た ん
ムニムーニ『…………ピーピーピーピー、プッ』
本ゆ 『……ハァ…………ほんと』ザアアアアアアアアアアアア
急にテレビの映像が途絶え、
また砂嵐が戻ってきた。
そ大い「…………」顔を見合わせる
そして気まず~~い空気がしばらく続く
そして現場では?
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警官A「お嬢さんもういいから!こいつは
もう壊れたって!」
警官B「検視の奴らきっと驚くだろうなぁ」
本来世界のゆーくん ゼェゼェ……ハァハァ……
ゆーくんは壁に寄りかかってしゃがむ
周囲にはパトカー数台と救急車が集い、
野次馬達は黄色いテープで阻まれつつも
スマホでパシャパシャと写真や動画を撮る。
またまた場面が代わり「K越谷スタジオ」
博士の託した機械から警告音が鳴り響き、
繋がれた中古モニターにはこう記されていた
「バックアップ機能が稼働しました」
そしてムニムーニは事件を起こす前に
降りた駅を去った電車に
「説明書」を忘れてしまっていた。
ちなみに最後の方のページには
こんな説明も載っていた
「もしこの機械の利用者が
不慮の事故等で亡くなった場合、
バックアップ機能が働きます。
しかしその場合複数の想像世界を
展開していた時は自動で調整され
1つの世界に統合されます。あしからず」
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市役所職員A 「へぇ?この市に同姓同名が急に2人も増えて更には容姿も似てるって?」
市役所職員B「らしいよ?変な話だよね?」
独男シリーズ葛藤戦争編 終わり