独男の誕生0

春日部の某所にて

ゴォン...ゴォン...ゴォオオオオオオピカァーーン!
ビリビリビリボーーーン!!!

?「ようやく完成したな。」
助手 「やりましたね!お茶ノ貧博士!」

とある場所を散歩していて見つけた
青年の亡骸...…、
そして私は初めて人造人間を造り出した。

博 「その名もずばり!ムニムーニ45486!!」
助 「おぉ!」
博 「さて世界初の人造人間の
ムニムーニ45486くん、君は何が望みだ?」

ム 「シショウト…...シショウト...…」
博 「むぅ?」

ム 「シショウト...…シショウトタダムニムニ
シタカッタノニ、シショウトムギュウシ
アッテモツウホウサレナイカンケイデ
イタカッタノニ。ナゼワタシヲサケタンダ。
コノカオデモマンゾクシナイノカ。
ナンデダ、ナンデダナンデダナンデダナンデ
ダナンデダナンデダナンデダナンデダナンデ
ダナンデダナンデダナンデダ」

助 「博士まずいですよ!?」
博 「」

ボーーーン!

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

バチバチ……ビリビリ……

ムニムーニ45486 「ユークント、
ユークントタダムニムニシタカッタノニ。
ユウヒアタルゴゴノポカポカヨウキニ
テラサレテイッショニオフトンニ
クルマリタカッタノニ……」

博 「……ぐぉお。うっ、」

ム 「…………」

博 「……そんなに。その彼女の元に。
居たいのか?……ずっと居たいのか?」

ム 「……」

博 「かわいそうな青年よ。そこに
機械があるじゃろ?……それは
自分の願う世界にずっと引き篭れる
機械なのじゃ……。」

ム 「……ナンデスト?」

博 「ふぉっふぉ……人造人間ながらも
お前さんはまた生き返ることができた。
一応……な?そしてその機械を使い
お前さんの望む世界観を望むがまま
広めて固めてそして暮らすんじゃ。
……そんな生き方もよかろう……。」

ム 「…………」

ム 「……ワタシノ……モウソウノセカイヲ
ジッサイニツクレル?ソシテソコデ
ズットクラセルダト!?」

博 「その機械の中では春夏秋冬が
ずっと続く……つまり1年間のサイクルだけが
繰り返され歳をとることもない。
プロトタイプじゃがほとんど完成形じゃ。
恐らく最初で最後の被験者は
お前さんとなるだろう。」

ム 「……」

博 「好きにしなさい……」パタッ

ム 「……」

ム 「…………」

ム 「……………………ヨシ!」

ム 「ユークンノアリトアラユルネンレイノ
コロニアラワレテワタシヲイッショウ
ワスレラレナイオトコ二シテヤル!」

ピッポッパッ、カチャカチャカチャカチャ。

ム 「コレデヨシ……」

ム 「ワタシノノゾムセカイヲツクルゾ!」シュタ

ウィイイイイイイイイイイン
ギリリリリリリリリリリ
ピロポロピロポロピロポロピロポロ

キュウィイイイイイイイイイイイイイイイイ

シュン……

辺りには爆発で粉々になった研究所と
博士と研究員1名の死体が見つかった。

※この回は昨年8月20日に投稿した
臨時読み切り短編!!「独男の逆襲」を
組み合わせて再構成したものです。

2023.06.17 追記

もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。