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独男の推察―シリアスコーヒー―

とある公園にて

ゆ「ふはは!そうだよね!あのかたち
まんまぴかちゅーのかおだったよね!」
い「あたちおどろいちゃったもん!
ままからちゅいったーみせられて
これぴかちゅーじゃん!?って」

キーッ

そ「ここら辺ならたばこを吹かせそうだな、
どこかにいい木陰はないだろうか?」キョロキョロ

ゆ「あれ?そうだにーちゃん!!
きのうのしゅみだがわはなびみた?」
い「あ、そうだおにーちゃんだ!おはよー!」

そ「おうゆーくんいーちゃん!おっはー!!
見たよ!実際に行くかどうか迷ったけど
やっぱりテレビにしたよ。」

い「だよねー!すっごくこむってにゅーつで
やってたからみんなてれびだね!」

そ「やっぱそうだよな!来年もあるし!……
ここら辺でおたばこ吸えそうな場所ない?」

ゆ「そうだにーちゃん!!すいすぎ~」
い「いいかげんにひかえたら?」

そ「(うるさいなぁ)ちょっと考え事
したいんだよ!どっかにないかい?」
ゆ「もー!しょこですれば?」

そ(あそこか……)テクテクスタッ


買ってきたドリンク2つを軽く飲む、
そしてイヤホンを取りつける。

そ「…………」

そうだおにーちゃんは
先月のことを思い出していた。

(聞いて驚かないでくれ!
この世界は本来の世界の俺の妄想に
よって創られた世界のひとつなんだ。)

「……結局みんな驚いていたな。」

問題はその後だった。
ゆーくんに本来の世界の俺とゆーの
関係を話そうとした時だった。

(余計な事は話さんでいい!
お前はこの世界のゆーくんと
仲良くなれるよう勤めていろ!)

「…………金縛りに合うってあんな感覚
なんだな、腹話術に使われる人形の
気持ちも理解できた気がするよ(笑)。」

(そんでまたこの前……
駅の清掃をしていた時だった。)

「もう離れて20年近くなるのかな?
なんで故郷の隣町が思い浮かんだんだ?
……いや、あれフラッシュバックって
言うやつなのかな?」

(俺がこの世界線に来た当初は覚えている。
ららぽーとを歩いていた所、
ただその直前以前の記憶が一切ない。
ただ唯一思い出せる機会があった。
たばこをふかしている時、
なぜかそれ以前の過去を振り替えれた。
まぁもうあの店辞めちまったがな……。)

(あと何故だか本来の世界の俺の脳内と
一部共有されているのか、
「知ってること」はいつの間にか知っている。
この世界は本来の俺の脳内を具現化する
機械によって創られたひとつなのだと。
そして1年間のサイクルを経て1年前の
世界に戻るの繰り返しだと。)

(悲しいがそうなればゆーくん達みんなと
また最初からやり直し……それも辛いが
やはり気になるのはあいつの【企み】。
シルバーウィークまで平和なまま過ごして
いたいが……さてさて果)

ゆ「おにーーちゃああああああああああん!」

そ「ゆーくん!?今はマズいって!」アセリ

とてとてとてとて、むぎゅうううううう。

そ「あ!暖かいろ!ぼーぼーになるろ!」コテッ

ゆ「おにーたんとむぎゅー♪」

そ (⌒‐⌒)ポカポカ~アセタラタラ~

い 麦茶ゴクゴク

end




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