独男の捜索～彼は今何処に？～

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟ～ン♪

ゆい｢ゆーくんといーちゃんの！！
むにむにじょーほーきょくー！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ゆ｢さぁひっさびっさの
むにむにじょーほーきょくー！！」
い｢あらためてこのばんぐみをせちゅめい
すると、みんなのまちのきになる
じょーほーをどしどしおうぼしてね♡」

ゆ｢でも、まえになんかへんなおてがみが
さんつうとどいてそれっきり……」
い｢いちおうひさしぶりだけど
いっつうだけおてがみがとどいたんだよね」

ペラッ

｢ゆーくんといーちゃんさまこんにちは。
いや、おひさしぶりとなりますなね？

実は今年に入ってから音信不通の
男性がいるのですがお二人の力で
彼の現在を探って頂けないでしょうか？

彼は27歳で心と頭と耳の病気を持っていて
節約しながらも働こうとしているらしいの
ですが気になって仕方がありません。

果たして彼は今無事なのでしょうか？
どうか宜しくお願いします。

この番組、いや、ゆーくんと
いーちゃんを愛して止まない匿名希望より」

ゆい｢…………」

ゆ｢めぢゅらちくふつうのおてがみだね？」
い｢にぢゅうななさいでびょうきいろいろ
もっててたいへんながらもはたらこうと
しているおとこのひとか…………」ｽｲﾘ

ゆい｢…………」ポクポクポクチ～ン

ゆい｢そうだおにーちゃんだ……」

ゆ｢たちかにことちにはいってから
みてないよね？いーちゃんも？」

い｢あたしもみてないんだよね……」

ゆい｢それじゃあすたぢおからいどうするよ」

ゆい｢せ～～のぉ……ｼﾞｬｰｰﾝﾌﾟ！！」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トン

ゆ｢ひちゃびちゃにそうだおにーちゃんの
おうちのまえにきちゃったね」
い｢がっこうからとおいからあんまり
ここらへんこないんだよねー、ん？
あれそうだおにーちゃんじゃない！？」

そ｢はぁ……はぁ……」

地域のごみ捨て場にごみを捨てては往復する

そ｢燃えるごみ玄関前に出しとけって
言っといただろぉおおおおおお！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼ

ゆい｢」

そ｢はぁ。やっと出掛けられるぜ。」スチャッ

メガネを外してイヤホンを掛ける

そ(あのクソババアが……ざっけんなよ！)

そ｢生意気に裏に農園作ってんじゃねぇ！！」

ゆーくん｢お……おにーちゃん？」

そ｢あ"？」ｷﾞｮﾛ

しまってたメガネを再び掛ける

そ｢…………ゆ、ゆーくん！？！？！？！？」

い｢そうだおにーちゃん！！」

そ｢いーちゃんも？！？！」

がしっ

そ｢ううぅ……相変わらず家族が冷たいし
仕事決まらないろ！うわぁあああああん！」

ゆ｢おにーたんとひさびさにあえて
よかったよ」ﾑｷﾞｭｷﾞｭ
い｢ごみしゅててつだっててえらいえらい」
ナデナデヾ(・∀・｀*)

こうしてこの町の七不思議は
ひとつ解決したのだった。

ぽかぽか(⌒‐⌒)END ｷｮｳﾊﾋｬｸｺﾞｼﾞｭｯﾃﾝｶﾅ。