ガソリンになる
夢の中で本を抱えていた。
友達と恋人がいたけどどちらも誰かわからなかった。恋人は頬を擦り寄せてくれて桃のようないい匂いがした。起きても頬を擦り寄せあったわたしたちはたしかに本当に起きたことのように思う。
電車に乗ると、みんなと離れ離れになって気付いたら本を抱えていた。○○でガソリンになる。という本。どういう意味だろうと思いながらぱらぱらと読んだ
電車で窓ガラスが割れて飛んできた。また誰かわからない友達がいて手を引いて逃げる。でもそこで気が付いた
それを起こしたのは自分自身
本を開くと、子供兵士として選ばれ敵国に送られ作戦を決行するまで普通に過ごす女の子の話だった。夢の中での自分もそうだった
ガソリンとして利用される女の子の話だった