![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133847907/rectangle_large_type_2_afc8cc01b7dbea81290516fd795b9ae8.jpeg?width=1200)
#6 バイリンガル育児~成長のイメージ~
発語の流れをざっくり書いてみます。
基本的には日本語と同じです。
ある日急にペラペラしゃべりだすわけではありません。
ゆったり、間違えながら停滞期をはさみつつ、成長していきます😊。
〇 まず、一語。
日本語もそうですよね。
「やだ!」とか「ママ」とか「うんち」「行く」などの時期にあたります。
「No!」「Yes」、
英語の絵本を指さして「car」「elephant」などなど。
〇 二語になります。
「I want!」「I like」
なにがほしい、なにが好き、までは続かない。
語彙もそこまで多くありません。
ここで「You want this car?」(おもちゃの車を手にしながら)とか
「Do you like cats?」(ねこがすきなの?)と親が追加してあげられたらサイコー。
ちなみに、語彙量(日々のinput量)は大切です。ここからの英語の伸び方に大きく影響していきます。
その語彙の増やし方については別の投稿で詳しく書きますが…
簡単にいえば
「鳥bird」が言えるようになったら、「すずめspparow」とか「からすcrow」、大きいのか小さいのか、かわいいのか、何色なのか、何羽いるのか、なにをしているのか・・・などと語彙から語彙へリンクするように語彙力をつけていきましょう。
〇 次に、一文、二文・・・とになっていきます。
(※ただし、しばらく文法はめちゃくちゃ)
語彙のinput量がある程度増えて、一文として話せるようになったら、
outputを促す機会がほしいところ。それについても別の記事で、詳しく書いていきます。
話す文が長くなってきたときに気になるのは、文法的な間違いです。
本人はノリノリだけれど、かなりぐちゃぐちゃ。
でも、日本語だってそうですよね。
たとえば、幼児がその日の出来事を話すとき、こんな感じになりませんか?
子「今日転んだの」
母「え?転んだの?けがは?」
子「〇〇ちゃん(おともだちの名前)が」
母「なんだ、あなたが転んだのかとおもった」
中途半端なところで、突然、会話のキャッチボールがおわったり。
今日のことを話しているのかと思ったら過去のことだったり。
「した」のか「する」のかぐちゃぐちゃ。
英語でも同じことが起こります。
ただ、日本語では「まだ子供だから」とゆったり構えていられるのに、英語になった途端、時制が違うわ・・・、複数形のsの使い方がわかってない・・・、などと細かい点が気になってしまうかもしれません。
でも、大丈夫👍。
日本語同様、ゆったりと親は構えていきましょう。
決して「昨日のことならgoじゃなくてwentでしょ!」などと間違いの指摘をしないでください。私はさりげなく、直した文でくりかえしていました。
たとえばこんな感じに。
息子 「 I go to the park.」
私 「You went to the park?」「Did you have fun?」
これだけでも英語の会話っぽくなってきますよね。
「語りかけ」の記事で書きますが、子ども相手に話す英語は意外と簡単!
もちろん、’正しい英語’へ導くのは母親による修正だけではありません。
観る動画、聴く英語、そして絵本・・・ふれる英語すべてによるものです。
それは、やはり日本語と同じ。
こうして少しずつ正しい文法に修正され、同時に語彙量が増えていけば、話す英語も長くなっていきます。
さて、この記事の最後になりますが、
子どもを国産バイリンガルにするのは決して簡単ではありません。
「おかあさんが英語を話さなくても」「子どもが勝手に英語を話しだす!」そんな甘い営業フレーズをみるたび「ほんまかいな」と疑ってきました。
その教材で話せるようになる英語は、よくCMで見かける大手こども英語塾の「 I want to be a doctor!」程度なのかもしれません。それで満足な方ならよいかもしれませんね。でも、私はちがいました。ネイティブのように英語を話せる子どもにしたかった。
いつか、「この子はもう英語を忘れない」と思えるときがやってきます。でも、一か月、二か月、一年、二年ではそう思える日は残念ながらきません。焦らないでください。焦れば、育児がしんどくなってしまいます。バイリンガル育児、そんなふうになってまでやるほどのことではありません。
日本語だって、5歳になっても正しくは話せていないはず。
私は七年目にようやく「英語がこの子のもうひとつの言語として根付いた」と思えるようになりました。
もちろん、めんどくさいなぁ、一体いつまでバイリンガル化の伴走をやらなくちゃいけないんだろう、と何度も思いました。
でも、私のバイブル本『3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に』にあるタエさんのことば「やり方さえ間違わなければ、大丈夫」を信じて続けてきました。
そして、その通り、息子もバイリンガルになり、英語でゲーム配信をし、DISCORDで同世代のアメリカ人と交流を楽しんでいます。
よかったら、リンクをはるので、みてください。
4年生のときの動画と
3年間中学受験をして英語から離れていた息子が受験後にはじめてアップした動画になります。両方とも、テキストなしで勝手にしゃべっています。
でも、息子の英語の勉強はこれからはじまります。4月から中学生。
中学以降は、英語専門塾にお任せして発音や文法を直していただきながら、海外留学を視野にご指導を受けていく予定です。
バイリンガル育児中、「なんだか最近、ぜんぜん英語力があがっている気がしない」という停滞期は必ずやってきます。何度もやってきます。
でも、壁にぶつかることこそが、前進している証です。そこでぐっと堪え、また進み、また壁にぶつかる。こういうものなんだと思っていれば、少し気持ちにも余裕がもてるかもしれません。
所詮、英語です。
母国語と英語、両方身につけて成長する人なんて世界中で珍しくはありませんから。「やり方さえ間違わなければ、大丈夫」。
なお、バイリンガル育児関連の記事は無料公開するかわりに、モチベ維持のため、サポート形式をとらせていただいております。ご無理ない範囲で、応援📣していただけると、うれしいです。
いいなと思ったら応援しよう!
![prinprin甘利](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129268064/profile_05b5a7aa950a3599081b3993ce2d5a43.png?width=600&crop=1:1,smart)