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エンタメの秋(読書編)

いまこの記事を書いているのは12月ですが、
(早いねぇ・・・)
10月の中旬から11月後半にかけて仕事にも少し余裕ができて、早くおうちに帰れる機会が増えたので、本屋で買った本や本棚に積んであった本を少しずつ読み進めていました。

その中で個人的に読んでよかったと思った本を6選紹介したいと思います。


いのちの車窓から2 星野源

星野源さんが雑誌ダヴィンチで不定期連載でエッセイを書いた第2弾の作品です。(7年半ぶりの発刊だそうです)
前作の第1作では、音楽、お芝居、ラジオ、エッセイにかける想いなどを描いた作品で、特に逃げるは恥だが役に立つで共演した新垣結衣さんの話と、源さんが自分が人見知りのフィルターを外したという話が印象に残っていて、今回どんな作品になっているのだろう?と気になって購入しました。

恋という国民的ヒットソングを発表して以降の話で、ドラえもんやPOP VIRUSの発売、コロナ禍以降の生活が変わったこと、恩人の死、そして結婚。まさかガッキーと結婚するとはね…など、
いろんな話が収録されているのですが、
その中でも1番印象に残っている話は、「海」という話で、星野さんの仕事が恋のリリース以降、とてつもなく増えたことで、心も体もパンク寸前になったときに、星野さんのラジオを一緒に手掛けている親友に、東京できれいな景色が見えるところを尋ねたところ、晴海ふ頭を紹介されて行ったところ、いいリフレッシュになったという話ですが、この話を読んだときに胸がキューっとなるような、苦しい気持ちになりました。改めて芸能人の仕事とプライベートの境目がないと思ったのと同時に、新垣さんというパートナーを見つけて心穏やかに活動できている話をエッセイやラジオを通して聞くと、私まで嬉しくなりました。

パーパス経営入門 名和高司

最近弊社でもパーパスが策定されて、毎週月曜日の朝礼後にパーパスを唱和するという活動をやっているのですが、なんか他人事のような内容だなぁと思っていたときに、本屋さんの経営書のコーナーで見つけました。

パーパスというのは、日本語に直訳すると目的という意味があるのですが、この方が強調していたのは、志が1番大事であり、それを実践して他人を巻き込むことが上手く経営するというのがミソのようで、実際の日本企業で行われている事例も掲載されていました。

この本を読んで気づいたのは、なぜ弊社のパーパスが他人事と感じたのは、額縁に飾られるだけの内容だったということであり、お客様、会社の軸にあっていないのでは?と感じました。
少し話が逸れますが、私は大学時代にマーケティングや経営を専攻していて、これって実は昔から多くの日本企業で自然と行なわれていているということにも気づくことができました。
とはいえ、会社で決まった以上はこのパーパスに沿って経営されるようですので、自分にできる範囲で仕事に取り組みたいと思います。

心療内科医が教える本当の休み方 鈴木裕介

ここ数年、仕事終わりや休みの日についつい、ベッドで長時間寝たり、スマホをいじってストレスを解消しようとしても逆に疲れたり、メンタルが崩壊寸前になったことが過去にあったときに、自分のメンタルを予防する方法ってないのかなぁと思ったときに、たまたまBOOKOFFのオススメ欄で立ち読みしてたら、これなら自分でも実践できそうと思い購入しました。

ストレスにも種類があるみたいで、ストレスがかかると鼓動が速くなったり、イライラする状態になる炎のモードと、ボーっとしたり、興味関心が沸かなくなる氷のモードがあるみたいでこれらの反応は脳の防衛反応なので決して悪いことではないのですが、問題なのは炎のモードや氷のモードがずーっと続くことが良くないそうです。

休み方も種類があって、人とお話をしたり、軽い運動したり、読書や本を読んだりなど、自分にあった休み方を見つけたり、緊張を緩めるエクササイズや、いまここにいる感覚を身につける方法なども書かれていました。

ちなみに私の場合は、その日のコンディションにもよりますが、本を読んだり、好きなTVを見たり、10分ぐらいのジョギングやnoteを書いたりすると、いい気分転換になるっていうことがここ最近になって分かったのが1番の収穫です。

続ける思考 井上新八

私が今年読んだ本の中で、1番勉強になり、何度も読みかえした本です。
この作者の本業は、ブックデザイナーといって、本の表紙やカバーのデザインを担当しているのですが、本業のデザイナーの仕事がめちゃくちゃ忙しいのに、趣味がジョギング、ダンスを踊る、ゲーム、アニメ、ドラマ、映画を観ること、漫画、本を読むこと、ブログ、短歌を書くなど、とにかく趣味が多く、これを毎日続けているとのことですが、どうしたら毎日続けられるかのコツが書かれていました。

物事を継続するには、小さく続ける、1日5分でできることを考える、歯磨きのついでにこれをやる、記録を残すなどの基本的なことですが、私もこの本を読んで試しに仕事の勉強に応用したりしたら、今までよくわかっていなかったことが、点と点が繋がって、線に繋がる瞬間が「超キモチイイ」と元水泳選手の北島康介さんみたいな興奮を覚えたので、これからも続けていこうと思います。

呪術廻戦 芥見下々

漫画も読書だろってことで(笑)、紹介します。
実は渋谷事変が完結するところまでは読んでいたのですが、「あー疲れた」ってなって、一旦離脱したら読まなくなってしまったところに、井上さんの続ける思考を読んでから漫画読みたいリストを作った中の1つに渋谷事変以降の呪術廻戦を読むを挙げました。

つい最近連載が終わってしまい、いろんな感想が流れてきていますが、個人的にはとても面白い作品でした。主人公キャラだけでなく、ジコチュー、打算的な人がいて、それぞれ自分の闇を認め、折り合いをつけて、自分なりの信念を持って戦う姿が人間らしくて、なんか共感しながら読み進めました。
最終回では、生徒みんな色々あったけど、これから前向きに生きていけそうかな、って思える笑顔で終わってなんかホッとしました。

正反対な君と僕 阿賀沢紅茶

以前このnoteでも紹介したことがあるのですが、こちらも先日連載が終了してしまいました_| ̄|○ il||li

この作品の初回が主人公の鈴木からの視点で谷の様子が書かれていましたが、最終回では谷視点からの鈴木の様子が書かれているところが、いかにも少年ジャンプっていう感じの伏線回収されていて、それと同時に色々あったけどみんなハッピーエンドに終わってよかったよかった。

いやーこの作者は、ホントに心情描写を書くのがめちゃくちゃ上手いなぁと思ったと同時に、この作品を読んでからは人との会話が少しだけイヤではなくなったので、コミュニケーションに困ってる人とかは読むと、もしかしたらタメになるかもしれません。


というわけでかなり長くなりましたが、最近読んで良かった本を紹介しました。


余談ですが
ドラゴンボールSUPERと鬼滅の刃未履修なので、これを機に読みたいけど、いま訳あって仕事以外がクソ忙しくて読む暇ない(笑)という嬉しいような悲しいような悩みがあります。


おわり。

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