
正確度 (Accuracy)、精度 (Precision)、解像度 (Resolution)の違いは何ですか?
皆さん、こんにちは!
Revopoint JapanのSNS担当、Zoeです。
3Dスキャナーは、物体や空間の情報をデータに変換する装置であり、三次元情報を取得するために使用されます。私たちの製品は非接触式3Dスキャナーです。物体の表面に構造光やレーザーを照射し、反射した光を検出することで、物体の形状を計測します。
3Dスキャナーに関連して「正確度」「精度」「点間距離」という用語は、なんとなくわかるけど、具体的に何が違うの?と感じている方も多いかもしれません。そこで、この重要な3つの用語についてご紹介いたします。
正確性(Accuracy)
正確性/真度は、分析結果や測定値が、実際の姿や真の値にどの程度近いかを示します。例えば、りんごをスキャンした時に、デジタル上のりんごが本物のりんごと寸分違わず再現されていれば、正確度が高いと言えます。逆に、形が歪んでいたり、サイズが違っていたりすると、正確度は低くなります。つまり、正確度は「真実にどれだけ近いか」を測るものさしです。

精度(Precision)
何度もスキャンした時に、その結果がどれだけ一致するかを表します。例えば、同じりんごを10回スキャンして、毎回ほぼ同じデータが得られれば、精度が高いと言えます。逆に、毎回データがバラバラだと精度は低くなります。精度は「再現性」の高さを表す指標です。
解像度(Resolution)
解像度/点間隔は、スキャンしたデータの「細かさ」を表します。点と点の間隔が狭いほど、解像度が高くなり、より細かいディテールを再現できます。例えば、りんごの表面のツヤや小さな傷まで再現したい場合は、高い解像度が必要です。ただし、解像度が高いからといって、正確度や精度が高いとは限りません。解像度はあくまで「細かさ」を表すもので、データの正確さや再現性とは別物です。


どう使い分ける?
では、これらの要素をどのように使い分ければいいのでしょうか?リバースエンジニアリングや品質管理では、正確度が最も重要です。物体のサイズや形状が実際と一致していることが求められます。細かいディテールよりも、全体の正確さが優先されます。

3Dモデリングや遺産保護では、解像度が重要です。細かいディテールを再現し、リアルなデジタルコピーを作成する必要があります。ただし、解像度が高すぎるとデータ量が膨大になるので、バランスが鍵です。

まとめ
正確度:スキャンしたデータが「本物」にどれだけ忠実か
精度:何度測っても「ブレない」再現性の高さ
解像度:細部まで「くっきり」再現できる細かさ
これからも、SNSを通じて、3Dスキャナーに関する役立つ情報を発信していきます!もし「こんなことを知りたい!」というリクエストがあれば、ぜひコメントやメッセージでお知らせください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!✨