フレンチトースト食べつつ、君を想う。 #短編
牛乳は、まだ2本もあるから要らないよ
「2本なんてすぐ無くなるよ」
そう言いながら、彼は、両手の牛乳パックをカゴに入れてくる。
確かに、彼は朝昼晩、水代わりに牛乳を飲む。
私が昔、給食で閉口した「白米に牛乳」も、彼にとっては何の問題もない。
冷蔵庫の真ん中は牛乳パックが占領。
私のヨーグルトが入らないよ…とブー垂れる。
「ヨーグルトは脂肪多いから肥るぞ」
ダイジョーブ、私のヨーグルト、脂肪0だもん。
「脂肪0なんて、ヨーグルトじゃないね。」
人の好みにいちいちケチ付けるな、性格悪いよ
「ジャージー牛のヨーグルトがいい」
ふーん、食べたことないや。
ーーー
今は、冷蔵庫に牛乳は1本。
健康のために牛乳を飲むが、余ることも多い。
余った時は、フレンチトーストを作る。
牛乳と卵と砂糖を撹拌して、食パンを浸す。
フライパンにバターを熱して食パンをのせる。
両面焼いたらできあがり。
気分に応じて、ハチミツやアイスクリーム。
今日は、小鉢にジャージー牛のヨーグルト。
ジャージー牛のヨーグルト、濃厚だね、クリームチーズ食べてるみたい。
フレンチトースト、とても美味しくできた。
美味しいものを食べると、君に伝えたくなる。
お腹いっぱいになる前に、いつも胸がいっぱい。
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