〈災厄〉とは
「災厄」とは不幸な出来事や予想外の事件を表す言葉であり、人や場所に被害を及ぼすものも多く存在します。
羽生君が『Echoes of Life』を執筆するに当たり読んだ本という事で、パンフに二つの書籍の名前が明かされています。
ひとつは『水中の哲学者たち』(永井玲衣著・晶文社刊)
もうひとつは『生誕の災厄』(E.M.シオラン著、出口裕弘訳・紀伊国屋書店刊)
羽生ファンは勤勉一途なので、彼が読んだものは読もうと思うし、購入したものは購入したり、好きだと言ったらそのものについて調べたりする。
かくいう自分もその一人で、現在『生誕~』を漸く1/3程読み進めている真っ最中。
なかなか手強い一冊。逆に『水中』は平易でとてもとっつきやすい「哲学ってこんなに身近にあるものなんだ」と思わせ、哲学への垣根を低くしてくれる良書です。だからか、『水中~』の方は当時書店に在庫があるのみだったにも関わらず、全国の羽生ファンが書店に数多く問合せた結果、大増刷がなされるという快挙を遂げました。
『#水中の哲学者たち 』おかげさまで注文がどしどし来ておりまして、1/21出来で重版きまりました(18刷34000部)。
— 晶文社 (@shobunsha) January 7, 2025
というのも、あの #羽生結弦 さま✨が企画・台本・出演・制作総指揮を務めるツアー「Echoes of… pic.twitter.com/6Pkvj97P3L
『#水中の哲学者たち 』へのたくさんのリプライありがとうございました🙇
— 晶文社 (@shobunsha) January 23, 2025
1/21に重版が出来まして、ネット書店の在庫も復活しました。書店さまにも続々出荷しておりますので、チェックしてみてください🙏
当初2000部の重版予定だったのが、結局合計5000部の増刷となりました。。。感謝です。… https://t.co/r1p57iftWX
きのう千秋楽をむかえた #羽生結弦 さんのアイスストーリー「#Echoes_of_Life 」、会場最寄りのくまざわ書店ららテラスTOKYO-BAY店では『#水中の哲学者たち』をたくさん置いていただいてたのですが、2度も完売したようで本当にありがとうございます。… pic.twitter.com/d0cUn7nxvq
— 晶文社 (@shobunsha) February 10, 2025
紙本は一度刷ると増刷はほぼ諦めた方がいいとまで言われるご時世の大増刷は快挙という他ありませんし、そこまでにする羽生ファンの力を思わずにいられません。
出版社の救世主と言われて久しい羽生君ですが、今回もまた、その異名を更新した出来事です。
ところが。
出版界も書店にとっても救世主である羽生君の威力・影響力を未だに無自覚な書店も存在しています。
Echoes千葉が開催される日程のど真ん中、2月8日に事件は起こりました。
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アップされて間もなく自分も抗議の声をあげました。
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Twitterから貼るとバレバレになるので一応こちらもスクショから。
私は引用から呟きましたが、件のツイ自体に抗議の声が鈴なりになったのです。そして、これを見た一般の方からも以下のような苦言が。
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事件から一週間が経過し、何の音沙汰もないまま時が過ぎました。
件の垢はこの呟き以前はごく普通にお勧めの書籍などをアップするマトモな書店垢でした。ですが、今回のみこの様な異常ともいえる呟きにて、タグ付けする事によって、出版社の晶文社さん、作者の永野玲衣さん、生誕の作者であるE.M.シオランさん、出版元の紀伊國屋書店さん、そして呟き自体で羽生ファンを盛大に侮辱するという暴挙に出たのでした。
2月17日現在もこの書店垢は、新作本を更新する事もなく、何の、どの方面への謝罪なのかも全く分からない謝罪の言葉がトップに君臨しています。
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これで「はいそうですか」って誰がなるんでしょうか。
こういうのを〈燃料投下〉って言うんやで。
曖昧過ぎて予想通り、より一層の抗議が殺到しましたよ。そしてこの書店は見限られています。羽生ファンは怒らせると怖いよマジで。即効性よりも持続性で来るからね。こういう場合。
SNSの使い方は慎重にしていかなければならないという事を未だ分かってない人が存在してるんやね…。
幸いにも私は北海道。件の書店は関西にあるので訪う事は永遠にないのですがね。にしたって、この大型書店の支店でこんな事よく出来るな。って思いますよ。
そうしたら、どうもこの書店の本部の方も同様だった模様。そりゃそーだ。
私はしませんでしたが、書店のお客様センターに問合せされた方が相当数おられたらしく、問合せた方一人一人にお返事が届いたようです。
教えて頂いた内容を意訳して上げます。
***
件の書店ツイに関して多数の人から様々な意見が殺到しており、指摘されてる投稿について「ファンを馬鹿にした言葉」であることは否めず、質悪く無礼な発言がされた事に対して、会社としてもショックで迷惑を掛けた方々には深くお詫び申し上げます。
社内でも何故あのような投稿がなされたのか困惑するばかりで、担当マネージャーが件の書店及び担当者にヒアリングしたところ、馬鹿にするつもりはおろか非常識な表現との自覚もなく、関連書籍の案内をしたい一心で行ったという事だったが、この説明を聴いても本部サイドでも納得できるものではないし、お客様については尚更の事。二度と再発しない様にSNS投稿の作法の再確認及び担当者への再教育を徹底していく所存です。
また該当スタッフには相応の処罰を検討しています。
この度は大変申し訳ございませんでした。
〇〇ジュ○○〇書店お客様センター 〇〇〇〇
***
Twitterでも言ったんですけど、この該当スタッフと店長も処罰の対象にしなければいけないと思いますし、本部がこの様にメールを送ってくるという事なので、あの更新が止まってる意味不明な謝罪文を引用しての改めて正式な謝罪がなくては、永遠にあのアカウントは更新できないだろうなというのが私の意見。
これが出来て初めて羽生ファンのその後の対処が決まってくると思います。
誠実な謝罪が出来るかどうか。
羽生ファンは厳しく視ていますよ。
これで納得いく言葉が出されなければ本当に閑古鳥が鳴く事を覚悟して貰いたいものです。だってね。羽生ファンていうのはこういうポリシーであるので。
羽生君のファンは受けた恩はずっっっと忘れないし、受けた仇も絶っっっ体に忘れないので宜しくどうぞ😤
— 蒼穹 (@SoQoooo__t) December 5, 2023
人や場所に被害を及ぼす、将に〈災厄〉。