CODBO6 キャンペーンからシューティングゲームとは何かを考える
最近、CODBO6のキャンペーンをやっている。残り最終チャプターまできている状態で一旦レビューをしたい。
・CODのキャンペーンは難しい
元々、シューティングは下手な部類だが久々のプレイで序盤はかなり時間がかかった。
本来なら、ゲーム内で自然と上達はできるものだが、FPSはリアルタイムで多要素を考えることが多く、一人では理解しづらいため動画を見て初心者脱却を試みた。
結果、それによってFPSの特性やなぜ難易度の高いゲームとして嫌厭されがちなのかが(少なくとも自分は苦手意識がある)見えてきた。
・FPSの特性と上達の過程を考える
一番問題となる初心者にありがちなプレイは
「立ったまま撃つ、動かない」である。
これを遊びの観点から細かく分析していく。
シューティングゲームは広義ではアクションゲームと言えるが、一般的なアクションゲームと異なり、
攻撃と回避を同時に操作する必要がある。
(マリオは攻撃と回避手段はどちらもジャンプだが、やはり避けて攻撃するという点でタイミングがずれる。)
そして避けながら狙って撃つというのは難易度が高い。なぜか。
一つは、避ける、狙うを同時に行うマルチタスクの難しさ。
そしてもう一つは、3D空間による視野の制限があげられる。
2Dシューティングだと自分キャラも画面に収まり、弾道も確認できるが、3Dだと敵のいる方向や爆発範囲など避ける方向が分かりづらう、また3次元空間で敵を狙う難度が高い。
それゆえに相手を狙いながら周囲を常に見渡し、側面や背後などの死角をクリアにする必要がある。
普通の3Dアクションだと見下ろしとかでない限り、基本うざがられるので採用しないゲーム性だが、逆に自分も敵を狙うのに、近づかずともあらゆる方向から仕掛けられるため、ゲームとして成り立つ。
また、そもそもの話、狙う遊びというのが難しくもあり、一番面白くもある。
輪投げでもボウリングでも狙って当たるor外れるがゲーム性が完結するので、避ける行為がおざなりになってしまう。
それ故に、画面外から攻撃を受ける理不尽さが、初心者は受け入れがたいのである。
まとめると、FPSとは避けると同時に狙って撃つ遊びが核だが、3D空間で視野が制限されるとパッと見は理解しづらく、それ故に初心者は撃たれることに理不尽を感じやすいと考えられる。
・キャンペーン自体の感想
フィールドマップはメインの撃ち合いラインと左右の回り込み通路が基本的に確保されている。
当然、一本道で正面の撃ち合いだけを求めるもの、回遊マップでグルグル回るもの。均一に障害物を並べた死角の多いもの、高低差で上から狙えるもの、またはそれらの複合から成り立つ。
キャンペーンのレベルデザイン的には避けながら攻撃ができれば基本的にクリアできるような難易度になっている。
大量のゾンビなどは引き撃ちなど前後を使ったものもあるが、基本は移動と撃つができればクリアはいけるはずだ。
ただ撃つだけでは単調なので、探索、潜入、謎解き、戦車やヘリ、爆撃機を使った派手なドンパチもあり波を作っている。
戦争モノを扱ってるのでキャンペーンでゾンビ戦闘を強いられると当然コレジャナイ感は出たが、ゾンビモードも人気ということでチュートリアル的に入れざるを得なかった感じはある。
ただ、やはり体力は低めの敵を打ち倒すのがメインの快感であるので、ジワジワと体力を削る敵は若干受け入れにくいかもしれない。