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コラム【夏目漱石はアイラブユーをなぜ意訳したのか?】
突然ですが、質問です。
「君を愛してる!」と自分の好きな人に言えますか?
多分、多くの人は言えないですよね。
アイラブユーを「月がキレイですね」と訳した夏目漱石じゃありませんが、日本人はそんな愛の伝え方はしません。
言えません。
恥ずかしくて。
表現というものは、腑に落ちることが大切なのです。ストンと身体におさまる感覚。
意味としては、同じことを表現していても?
そうなんです。
16 激闘!野球道!
運命の第七戦目、我々の本拠地キンタマドームで試合前の調整をしようと乗り込んだ。
試合前のキンタマチェックを済ませた。
腫れ上がっていたキンタマも第七戦目前には、普通のサイズに戻っていた。しかし、痛みは残っていたし、もう限界に近かった。
遠くのほうで、ダルシムも主審によるキンタマチェックを受けているのが見えた。やはり今日もあいつが出てくるのか。。
俺は、迷いを振り切り、勝つために、ある“覚悟
14 日本シリーズ第六戦
さて、日本シリーズ第六戦である。
ルールに惑わされず、俺たちは、野球をしていた。
ここで言う“俺たち”は、両チームの選手全員のことだ。
そうなのである。
キンタマジャイアンツもキンタマファイターズも、もともとは、ただの野球が好きな子供だったのである。
第五戦で原点を取り戻した“俺たち”にとって、“大人”が決めたルール改訂なんて、関係なかった。
夢中になって、白い球を追いかけ、悔しがり、
13 日本シリーズ第五戦
第五戦は、ジャイアンツのヒットが8本、得点が3。
ファイターズのヒットが16本、得点が5点に終わった。
一度もキンタマに当たることがなく、普通の野球の試合になり、我々ジャイアンツは負けた。
街では、号外が出た。
「号外でーす!【日本シリーズ、とうとう普通の野球に!】号外でーす!日本シリーズが普通の野球になりました!第五戦は普通の野球になりました!号外でーす!」
そして、迎えた日本シリーズ
12 日本シリーズ第四戦
さて、我々キンタマジャイアンツとキンタマファイターズの日本シリーズは、3対0と我々の三連勝。
日本一まで王手をかけている。
移動日をはさみ、今日は敵地、ファイターズの“キャンタマドーム”での試合である。
ここで決めてしまいたいところである。
現在9回の裏。我々キンタマジャイアンツの攻撃。
稀に見る、ではなかった今大会おなじみの投手戦が繰り広げられ、現在0対0の同点。
両チームが全くバッ
11 緊急ルールミーティング
今回、あまりにスポーツ紙、マスコミが騒いだため、審判団が集まり、キンタマルールについてのルールを協議することになった。
ここから書くことは後から知ったことである。
緊急ルールミーティングである。
審判委員長「キンタマに当たってしまった場合、当たったほうのチームに一点が入るということが、こんなにも野球の本質を変えてしまうとは」
審判A「はい!僕も、子供が学校でいじめられてます。お前のお父さん
10 監督からの呼び出し
俺は、移動先のホテルでデリヘルでも呼ぼうと思っていた。
「お前はこんなに大きなキンタマを見たことはあるのか?」と見せびらかしたかったからである。
しかし、そのタイミングで監督から呼び出された。
重いキンタマを引きずり、監督の元へ。
「はい、監督。なんでしょうか」
「日本シリーズは、ある意味、情報戦でもある。それはわかるな?」
「はい、もちろんです。キャッチャーですよ?俺」
「うむ。そ
8 日本シリーズ第三戦
さて、日本シリーズ第三戦である。
現在9回の裏。キンタマファイターズの攻撃である。
ジャイアンツ対ファイターズは、現在49対49
ここを持ちこたえれば、延長戦突入である。
読者のみなさんは、点数だけ見れば、第二戦までの流れがウソのような、超乱打戦になったのかと思うだろう。
ところが、第三戦も、両チームとも一度もバットを振っていない。
俺と相手チームのキャッチャー佐竹に49回ずつボールが
6 ヒーローインタビュー
「放送席、放送席!今日のヒーローインタビューは、もちろんこの人です!!木村投手を見事にリードし、そして最後は自らのキンタマで一点をとりました!!!中西選手に来ていただいてます!!」
俺は、帽子をとり、ファンの大声援に答えた。
ワアアッとキンタマドームが揺れる。
「中西選手、第二戦目、見事なサヨナラキンタマでした!!手応えのほうは?」
「そうですね。やはり、木村投手の球が今日もキレてたんで、
5 日本シリーズ第二戦
さて、第二戦である。
我らがキンタマジャイアンツとキンタマファイターズは、今日も稀に見る投手戦が繰り広げられた。
0対0。
両チームのバッターが一度も今のところ、バットを振らないという歴史的な試合である。
現在のところ、9回裏キンタマファイターズの攻撃。
ここさえ抑えれば、延長戦に持ち込める!!
バッターはうちの木村の球が速すぎて、バットを振らない。
一人、また一人。
簡単に三球三