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ドラマ「ゴールデンカムイ」が終わった…北海道旅行の写真を添えてそろそろ感想書いておこうか

24年1月公開の映画ゴールンカムイの続編として10月からWOWOWで放送していたゴールデンカムイのドラマが終了しました。ドラマの続編はまたまた映画と発表されて楽しみですが、そろそろ今回のドラマ版の感想を書いておこうと思います。

放送期間:2024/10/6~2024/12/1

まずはゴールデンカムイのストーリーをWOWOWさんの公式HPから拝借してご紹介、そのあと私の感想を書いていきます。途中に北海道旅行したときの写真を交えてまーす。

✅ストーリー

明治末期の北海道。日露戦争を生き残り、「不死身の杉元」と呼ばれた元兵士・杉元佐一(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシㇼパ(山田杏奈)、網走監獄の脱獄囚・白石由竹(矢本悠馬)とともに、金塊のありかを示す暗号を彫られた24人の“刺青囚人”を探していた。
だが、大日本帝国陸軍「第七師団」を率いる鶴見篤四郎中尉(玉木宏)尾形百之助(眞栄田郷敦)、新撰組「鬼の副長」こと土方歳三(舘ひろし)も囚人たちを狙う。
杉元たちは旅路で、アシㇼパの父の古き友のキロランケ(池内博之)、アイヌの女・インカㇻマッ(高橋メアリージュン)、「札幌世界ホテル」の女将(おかみ)の家永カノ(桜井ユキ)、元ヤクザの若衆の奥山夏太郎(塩野瑛久)など、腹の中が読めない者たちと出会う。
さらには、鶴見の忠臣・鯉登音之進(中川大志)、網走監獄典獄の犬童四郎助(北村一輝)、伝説的な熊撃ちの二瓶鉄造(藤本隆宏)、“煌めき”を追い求める男・辺見和雄(萩原聖人)、ヤクザの親分の若山輝一郎(渋川清彦)、凄腕壺振り・仲沢達弥(木村知貴)、天才剝製職人・江渡貝弥作(古川雄輝)、贋作師の熊岸長庵(徳井優)、変装の名手にして詐欺師の鈴川聖弘(山路和弘)などクセ者たちが次々に現われる!
杉元ら一行、第七師団、土方一派による
三つ巴の戦いだけに留まらない、波乱の金塊争奪戦が幕を開ける―――!

ゴールデンカムイ WOWOW Webサイトから


✅ドラマも映画並みのこだわり映像にマジで驚きました

1.ドラマのエンディング曲が毎回違う

毎週日曜22:00~約1時間の枠でした。最初は気にしてなかったのですが、毎回エンディング曲が違うんです…ということは9曲用意されていたんですね。なんて豪華なんでしょう。


2.ゲスト俳優・制作スタッフさんのインタビュー映像が毎回おまけで付いている

各回のドラマの後にゲスト俳優や裏方となる制作スタッフのメイキング・インタビュー映像(タイトルは「ゴールデンカムイの舞台裏ッ!!」)が10分程度で付いています。これは正直嬉しいです。毎回変わるゲスト出演されている俳優さんのメイクは誰か分かりづらくって誰だろうと思いながら最後まで見て「おーっ」と思うこともありました。犬童四郎助役の北村一輝さんがメイクに3時間かかるとおっしゃっていたのは凄いです。

インタビュー映像ではたくさんのスタッフが、面白い作品を生み出そう、漫画のイメージを崩さないうように考えられた大掛かりなセット、メイク、動き、大道具・小道具(含むヒグマ🐻)が素晴らしく映像制作に対する本気度がヒシヒシと伝わってきます。


3.俳優の皆さんは原作にそっくり

映画のときも「おーっ」と声を出しそうなくらい似ていると思いましたが、ドラマ版で登場したキャラ達もとにかくよく似ています。萩原聖人さん(第2話 ニシン漁と殺人鬼 辺見和雄 役)は原作を読まずに臨まれたそうですが、皆さんとてもキャラクターの仕草さや容姿に原作と同じ雰囲気が漂い、そこに演技力が加わって素晴らしいですね。またインタビュー映像でメイク、衣装も相当準備して臨んでいるのがよーくわかりました。

個人的には既に映画で見ていた俳優さんを除くと、池内博之さん(第3話 道連~ キロランケ 役)が見た目、雰囲気も合っていて一番似ています(笑) 桜井ゆきさん(第4話 殺人ホテルだよ全員集合!! 家永カノ 役)は顔のホクロの位置まで原作に合わせた完璧なビジュアルだと思います。

またNHK大河ドラマ「光る君」で一条天皇を演じた塩野瑛久さん(奥山夏太郎 役)、北村一樹さん(第9話 犬童四郎助 役)はこれまでのイメージとは違う役柄で意外性がある俳優さんって面白いなぁと思いました。

原作で私の推しのキャラは中川大志さんが演じる鯉登音之進、最終話(第9話 大雪山)に満を持して登場しました。その演技力(薩摩弁、自顕じげん流、奇声キェーッ)たるやこの人以外に鯉登は演じられない!というほどの仕上がりで凄かったですね。また上司の玉木宏さん演じる鶴見中尉を尊敬してるだけでなく写真を持ち歩きアイドルを慕うような仕草がなんとも愛おしい。注目されたキャラだけに相当なインパクトを与える演技、眉のメイク(笑)を楽しませてもらいました。


4.北海道の自然とアイヌの人達の生活が全編で描かれている

明治の北海道にアイヌの人達の生活は当時の記録映画でも無ければ見ることもありませんがコタン(集落のこと)、頻繁に登場する猛獣のヒグマ🐻を着ぐるみとCGを使い分けてホントにリアルに描かれてます。特にレタラ(第1話で登場した白狼)のCGは綺麗でしたね。

2019年12月 北海道旅行したときの登別クマ牧場で撮影
これは本物ですがドラマのヒグマも同じくらいリアルです
2019年12月 北海道旅行したときの登別クマ牧場で撮影
ドラマもこの近さでヒグマと格闘シーンが何度もありました
2019年12月 北海道旅行したときの登別クマ牧場で撮影
俱多楽湖(クッタラ湖)はもちろんアイヌ語です


5.アイヌの集落に大規模なセット、アイヌの料理が想像以上に本格的

セットはどの回もって制作してあり本格的です。まずはアイヌの集落の大掛かりなセットは生活感があり、アイヌ語で喋っている家族を見ていると当時の生活をイメージできます。

明治時代の街が出てきますが、建物では難しいと思っていた札幌世界ホテルの内部(第4話 殺人ホテルだよ全員集合!!)ですね。忍者屋敷のような構造で秘密の通路に地下には拷問部屋という設定がリアルに作られていたのはスゴイ。部屋の中を壁の穴から覗いたり壁を壊したりする80年代のバラエティー番組をオマージュした演出も相まって同じ年代でTVを見ていた私は息つく暇もなく見入ってしまいました(笑)

最終話になんと飛行船が出てきました。飛行船で逃げる杉元達を鯉登少尉が空中を泳いで飛び乗ろうとする描写まで違和感なく再現されてました。

アイヌの料理はアイヌ専門家の監修による本物を作って食べていることがインタビュー映像でわかり、杉元、アシㇼパさんが「ヒンナ ヒンナ」と言いながら毎回アイヌの料理をほおばるのを見ているとホントに美味しそうでしたね。


✅まとめ

ドラマとはいえ映画から繋がっているため何もかも本格的に制作されてました。漫画の実写化はある意味公開されている台本が既にあると考えれば俳優、スタッフが正式な台本を手にする前からイメージがわかるので各々の立場で取り組みやすいという面もあると思います。

ただこれはこの漫画を読んでいる読者も同じものを見ているため、それだけに俳優、スタッフはストーリーだけでなく演技、ビジュアル、本物にこだわり続けないと視聴者をがっかりさせてしまうのが火を見るよりも明らか。

しかし映画から続いてドラマを見終わった今、全ての関係者の制作に対する熱意、実写版でも十分楽しめることを多くの視聴者も理解したのではないでしょうか。

ドラマ版ではだいたい原作の1/3まで終わりましたが、この続きとなる映画は期待しかありません。

私は原作を読まずに映画から入り、その後原作を読みました。今回ご紹介できなかったキャラ、俳優さんも大変素晴らしいので興味を持たれたら、ぜひ原作を読んでください!

WOWOWのドラマ視聴者キャンペーン応募のプレゼント

ゴールデンカムイの投稿はこちらもご覧ください👇

WOWOWの公式noteでゴールデンカムイを特集
ネタバレもある監督さんインタビューと無料で第1話がYoutubeで公開されてます。👇

一部だけですがメイキングインタビューは↓


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