将棋俱楽部24 自戦記①
今日から1日1局指す事にした。そして一応忘備録として自戦記も書く事にした。時間は出来るだけ15分を指す。
全ての準備が整っていないままに将棋俱楽部24を開いてしまい、そのまま挑戦を受けた。それが間違いだった……今となってはふがいなさ過ぎる将棋のつくりに、全てを投げ出してしまいたくなっている。棋譜を1局2局並べて、詰将棋をしてからやるべきだった。将棋に対して真面目に向き合っていなかった私をここに記していく。
序盤型の私
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △3二飛 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲7七角 △4三銀
▲5七銀 △7一玉 ▲8八玉 △8二玉【第1図】
かつて、私は序盤型を自称していたのだが、レートが上がるにつれて序盤で遅れを取る事がそこそこ存在するようになってきた。序盤のテーマは保留、相手の手を見て自分がその形に対して有利な形を取れるように駒組をしていく方針だった。よって、後の変化が多いように駒組をしてきたはずだった。
いつしか、レートが低い相手には序盤が適当になっていき、そして格上相手でも適当に指すようになってしまった。
戦型は三間飛車、相手のレートは私より低く、終盤で捲れれば何とかなるかなぁ程度に思っていた。完全に15分切れ負けの思考ではない。序盤におけるミスを限りなく少なくし、逆に相手の少しのミスをジワジワと広げていき、勝つのが私の勝ちパターンだったのを忘れている。40手50手辺りで自分だけが秒読みに追われているなんて事は当たり前だった……
ここまで無難な進行だとは思うが、次の1手が個人的な不満点。
羽生の頭脳
▲6六銀 △3五歩▲9八香 △5一角 ▲2六飛 △3四飛【第2図】
どうかしていたのだろう、やってみたい事をやってみたというのが正直な所だったが、そういうお遊びは本気でやる24で持ってはいけない思想だと反省する。
▲6六銀が個人的なやりたい事で、羽生の頭脳に書いてあった変化を真似しようとしていたのをよく覚えている。今の私ならば▲7八銀or▲7八金と形を決めてしまう所で、保留するのならば▲5八金だろう。ただ、研究や知識を仕入れていないので未だお遊び。
昔とは違い△3五歩からの石田流組み替えに対しては▲6八角~▲4六銀で対処可能となっており、私としては5七に存在する銀を保留する方が優れる。というより、後手三間側の利点は△4三銀と△5三銀を使い分ける事が出来る点で、△4三銀型と割り切ってくれたのだから、十中八九石田流組み替えなのだ。▲4六銀と出る余地を無くす▲6六銀……もうこの棋譜を見たくない気持ちで溢れている。後手の石田流が安定した。
完成して不満
▲9九玉 △5二金左 ▲8八銀 △6四歩 ▲7九金 △5四銀 ▲5九金 △3三桂
▲6九金右 △6三銀引 ▲7八金右 △7四歩 【第3図】
穴熊は完成した。だが、右側の勢力で見ると負けもいい所、終盤で穴熊の堅さを言い訳にしてまくる将棋になっていると言わざるを得ない。途中で▲5五銀や▲7五銀~▲8六角と出る手を考えたものの、△4五歩と指されて自信ない。後手が△5四歩を遅らせているので、▲5五歩と突っかける事すらできず、攻めの糸口を失ってしまっている事に指しずらさを感じていた。▲4六銀から右辺のリードを奪う方が私にとっては向いているという事なのだろうか。
時間の持ち腐れ
▲6八角 △8四角 ▲3六歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △同 飛
▲同 角 △4五桂 【第4図】
▲6八角に替えて▲5五銀があったようだ。なお、穴熊が完成する手前で(▲7八金を入れずに)▲5五銀には△4五桂が成立するとソフトは言っている。以下▲4四銀△5七桂成とした局面は次に△6七成桂が厳しいので▲7八金と穴熊を完成させるが、△3六歩▲同歩△1五角と、抑え込みの目標であった飛車角を捌かれてしまう。
よって、▲7八金が入っている状態での▲5五銀は有力で、以下△4三金と手堅い受けを許容するのがソフトの示した手順、
そもそも、私は▲5五銀と出る手自体は見えていたが△4五歩で駄目と思っていた。だが、以下▲4四銀△5四歩▲4六歩(△同歩は以下▲同飛△4五歩▲4七飛!△7三桂▲8六歩と難解、その後の一例は△3六歩▲同歩△同飛▲3四歩△2五桂▲3三歩成△3八飛成▲4五飛)△7三桂▲3三銀成△同飛▲4五歩にて先手良し。以下▲2四歩から飛車先交換を狙ってよいし、△6五桂には▲6六角と逃げておく程度。
これだけの変化を調べていて、本譜を見るとタイムマシンが欲しくなってくる。
本譜は手筋とばかりに▲6八角~▲3六歩~▲2四歩で飛車交換。だが、最終図で△4五桂と跳ねられてハッキリ不利を意識した。▲6八角の考慮時間はわずか26秒。私の消費時間は4分。
仕掛ける時に、その手が成立しているかどうか、ひと段落着くまで考えたいよね……と、時間を使わないで早く終わってしまう子供たちに言い聞かせてきた。子供たちよ。申し訳ない。
消魂
▲4一飛 △2八飛 ▲4四飛成 △2九飛 ▲4六角 △5四桂 ▲4五龍 △4六桂 ▲同 歩 △1九龍 【第5図】
△4五桂と指されて何かが壊れていた。とりあえず▲4一飛と降ろし、▲1一飛成~▲1三角成で粘るor▲4四飛成で根本の桂を取りに行く事を考えていた。ソフトの推奨種は▲4一飛に替えて▲3三角成で、もし△5七桂成なら▲2一飛でバランスが取れているとの事。
本譜は▲4四飛成△2九飛成が△3八桂を見せられていた。こうなるのなら確かに旦に▲3三角成だった。そして両取りを避ける▲4六角が△5四桂で両取りだった。
この記事を書いているが、放り投げたい。
完敗
▲7五歩 △7六香 ▲7七桂打 △同香成 ▲同 金 △6五桂
▲同 銀 △同 歩 ▲同 龍 △5七角 ▲6八桂 △6四歩
▲3五龍 △5九龍 ▲7八金引 △6九銀 ▲6六桂 △7八銀成
▲同 金 △6八角成 ▲同 金 △同 龍 ▲7九銀打 △6九龍
▲7八香 △7五角 ▲7三歩 △同 桂 ▲7五香 △同 歩
▲7四歩 △6五桂 ▲3一龍 △7七桂打 ▲7八角 △8九桂成
▲同 玉 △7七桂打 ▲同 銀 △同桂不成 ▲8八玉 △9九銀
▲9七玉 △7九龍 【投了図】
まで104手で後手の勝ち
後は流れるように完封負けの棋譜である。角損から金銀がボロボロと取られてしまって、なすすべがない。
この記事を書くにあたって、もう心が折れました。反省点は、自分の気持ちがフワフワしたまま将棋俱楽部24に挑んでしまった事。正直、もう少し時間の使い方を考える必要がある。自分の消費時間が12分だった。15分60秒の持ち時間で全く考えていないまま指してしまった。
先手:私
後手:相手
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △3二飛 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5六歩 △9四歩 ▲9六歩 △7二銀 ▲7七角 △4三銀
▲5七銀 △7一玉 ▲8八玉 △8二玉 ▲6六銀 △3五歩
▲9八香 △5一角 ▲2六飛 △3四飛 ▲9九玉 △5二金左
▲8八銀 △6四歩 ▲7九金 △5四銀 ▲5九金 △3三桂
▲6九金右 △6三銀引 ▲7八金右 △7四歩 ▲6八角 △8四角
▲3六歩 △同 歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △同 飛
▲同 角 △4五桂 ▲4一飛 △2八飛 ▲4四飛成 △2九飛成
▲4六角 △5四桂 ▲4五龍 △4六桂 ▲同 歩 △1九龍
▲7五歩 △7六香 ▲7七桂打 △同香成 ▲同 金 △6五桂
▲同 銀 △同 歩 ▲同 龍 △5七角 ▲6八桂 △6四歩
▲3五龍 △5九龍 ▲7八金引 △6九銀 ▲6六桂 △7八銀成
▲同 金 △6八角成 ▲同 金 △同 龍 ▲7九銀打 △6九龍
▲7八香 △7五角 ▲7三歩 △同 桂 ▲7五香 △同 歩
▲7四歩 △6五桂 ▲3一龍 △7七桂打 ▲7八角 △8九桂成
▲同 玉 △7七桂打 ▲同 銀 △同桂不成 ▲8八玉 △9九銀
▲9七玉 △7九龍
まで104手で後手の勝ち
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?