日本のIKEAは安いっ
どうも!さえこです。
5月27日についに、1ポンド200円を突破しましたね!ここ最近190円台が続いていたので、200円台突破する日は近いと思っていました。海外旅行好きもあって20年近く、為替の動きを見てきましたが、上がっては下がりの繰り返しで、長い目で見れば、お互い踏んだり蹴ったりしているわけです。
私が学生の頃、ヨーロッパ旅行は夢のまた夢で、イギリス留学はセレブしか行けない遥か遠い国だと思っていました。2007年は230円は突破していますね。
このまま勢いに任せて、1ポンド210円くらいには近いうちいくんじゃないかなって勝手に思っています。
わたしたちが、イギリスへ移住した頃は、1ポンド156円前後でした。家具や車は現地調達だったので、持ち物は洋服と靴、パソコン、自転車、調味料などで船便はダンボール2箱だけで、すべて飛行機で持ち込みました。
すでに、多くのものを断捨離したのと同時に、日本に荷物を置かせてもらい、必要なものだけで挑んだのですが、これが吉だったのか凶だったのか、いまだにわかりません。
というのも、イギリスではモノは売ってますけど、品質に対して高いです。言い方悪いですが、高いくせに、すぐ壊れちゃうwはさみだって、1本無駄に3ポンドとかして買ったのに、1年目にして壊れました。だから、2本目はフィスカースっていう、フィンランドメーカー(大人気ブランド、イッタラとかウェッジウッドとかの親会社ね)でいくらだったかな。1本18ポンドくらいで購入したの。これは、ちゃんとしたメーカーだから、しっかりしてますが、はさみにお金をかけるくらいなら、お寿司を食べたいなって思うわけで・・・。
移住してすぐ購入したのは、自動車。夫の通勤に必要だったので、どうにか工面して中古のミニクーパーを現金払いで買いました。9000ポンドだったかな?まぁ、乗って半年でオイル漏れして別の車に乗り換えたというオチつきですが・・・。
イギリスの賃貸物件は、基本的に家具なし物件が多いです。最初に住んだところは、冷蔵庫、オーブン、食器乾燥機、洗濯機がついている物件でした。最低でも、これくらいないと経済的に瀕死状態の私たちは、まずは、安いソファーベッドを購入して、そこで3か月くらいしのいだのです。安いといっても、300ポンドはしました。ある程度はインテリアとして最低限満足するレベルのものをオンラインで購入しました。
購入してから、2年が経っていますが1年目にバネがおかしくなってすでに壊れて半分処分しました。組み立ての都合上、半分に分解できる不思議なソファ。生き残り部分をオットマンのように使用していたけれど、脚がダメになって、今では、クッションソファーの様な姿に。
ちょっと待って?イギリス人的にはきっと、3万円の価値だけど、円安の国から来た移住民としては、4万5000円以上で購入。日本のクレジットカードでしかも、分割払いしているから、実際はもっと支払ってる!
300ポンドもするソファなので、大切に使うしかないと割り切って、近いうちにリメイクしたいと思ってます。
購入したソファーがまだネットにあったので、ご興味ある方はどうぞ見て行ってください。
さぁ、新居で大きい買い物といえば、家具ですね。クローゼット、やパソコンテーブル、クッション、ベッドカバーなど細々としたものを買う必要があります。
やっぱり、どうあがいてもIKEAは安い。本当に安かった。もちろん、よくわかんないオンラインストアやアマゾンでももう少しトレンド感のあるインテリアは買えるけど、やっぱり安い買い物でないので、実物を見てからオンラインで注文しました。
よくいう海外と日本の価格差について話そうと思います。給料が絡むと複雑になるので、ここでは避けますが、実は、IKEAの商品は日本での販売価格はかなり安いんじゃないかと思っています。
KIVIK 3人掛けソファ、トレースンドライトベージュ
日本だと77,990円(消費税込み)
イギリスでは、新価格で599パウンド(元価格699パウンド)
※119,201円(1パウンド=199円にて計算)
日本とイギリスでの価格差は衝撃の41,211円。
次は、みんな大好きIKEAのガラスコンテナ。
日本価格では、499円に対し、イギリスは5ポンド。
これは、ざっくり2倍ですね。
ランダムに商品をピックアップしただけなので、じっくり1つづつ比べてみると価格差が全くないものもあるかもしれませんが、私が見る限りでは見つかりませんでした。
スウェーデンに本社があって結構ヨーロッパで生産していアイテムも多い中、日本での販売価格がべらぼうに安い。さすがに空輸でイギリスに飛ばし、日本向け商品は船便なんてことはないはず。
もちろんこれでもIKEAは黒字を出している。2023年の決算報告では8億円もの純利益がでている。あんなに日本で安価に販売しても利益がでているってことは、イギリスではもっと利益がでてもいい気がしている。やはり調べると1億1000万ポンドだった。野暮だが、円換算すると約200億円になる。
売上金額でいうと、日本はイギリスの約40パーセントだし、消費傾向やマーケットなど異なる為そもそも比較してもあまり意味はないのだが、一応書いておきます。
日本での販売価格で生き抜くことができるのであるのであると、イギリスでの販売価格に対する原価て、、。
少し脱線しましたが、言いたいことはひとつ、IKEAは日本で買うと安い。海外引っ越しでわざわざ日本で買い物していくことを推奨しているわけではないけれど、同じものをイギリスで購入している身とすると、なんともうらやましい話なのであーる。。
普通に考えたら、海外ブランドのものは、現地で購入した方が安いという従来のスタンダートから思いっきり逸脱しまった感が逆におもしろい。昔は、免税特権だけでなくヴィトンのバックはパリで買った方が安いといって、こぞって日本人はパリで買い物三昧をしていた時代もあったけど、今は、電卓をたたいてもお得感を味わえないのだ。
時代も変わった。国際貿易が活発化した証でもあるのだ。買い物に国境はなくなったに等しい。いかにローカライズ化し、消費者の購入を刺激するのかにかかっているように思うのです。
さえこ