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イラスト制作記録その10

こんばんは。
今回はアニメ私塾の課題の取り組みについて書いていきます。
ここ最近は屋外イラストばかり描いていたと思うので屋内イラストを描くことにしました。

ラフ

いつも苦戦していたラフですが今回は割とすんなり描きたいものが決まりました。屋内だとすることがある程度限られているから想像しやすいのかな。自撮りなどをしてイメージを固めました。

テスト前に限ってさぼっちゃうの図

間取り
このラフに合うような間取りを決めていきます。
この作業も面倒ではありますが、色々と想像を膨らませられるので楽しいです。引っ越しとかお部屋の模様替えとかが好きだからなのかもしれない。

いつも通り、グリット表示にして1メモリ10センチとして平面図を描きました。それ自体が何センチかというよりサイズ比を確認するために書いております。

上図
横図

小話

~サイズ比って大事だね~
ここに人と猫がいます。
この猫と人が実は何十メートル級のサイズですと言われても、この絵だと分からないです。

僕たちはとっても大きいんだ
見てる人「ふーんそうなんだ。」

こうすると巨大な人と猫という事が伝わるかと思います。

これでわかっただろう
見てる人「わぁ本当だ。大きいね。」

こうすると普通サイズの人と猫に見える。

普通サイズに戻っちゃった

このように意図的にサイズ比を演出に利用したりすることもあると思いますが、逆に日常で何気なく見ている物もちょっとサイズが違かったりすると違和感を覚えたりしますよね。

あれ?僕の愛猫は?こっ小熊だ!!

ー小話終わりー


空間づくり

基準の箱

ラフを下敷きにイメージに合うような雰囲気で机の箱を描きます。
(机の左側にある棚も繋げて描きました)

丁度いい箱を描くのもなかなか難しかったりする
部屋の角を意識しつつ描きました

この箱を基準にして空間を作っていくので、この時点で描きたい絵のイメージにあった箱を描かなければなりません。例えば広角の箱に合わせて空間を作って後から望遠の絵にするというのはできないので、その場合は描き直しになります。

パース定規で整える

下記のように色を付けた辺に沿うような形でパース定規を引きました。
フリーハンドで描いたところからずれている部分を直します。

こんな感じできれいに整えました

左の棚と机の境界線を描きます
50(棚の幅)+120(机の幅)=170
170÷3(等分)=56.666…
となりますので、この箱を3等分して少し減らしたところ辺りを境界線にしようと思います。

この緑の線辺りにしました

椅子の幅は40センチなのでデスクの箱(幅120センチ)を3等分にして導き出しました。

椅子の側面の幅も下記のようにして導き出しました

次は机の引き出し部分に着手します。
左側の可動式引き出しの幅は40センチなので机を3等分した赤い線の部分となります。

次は天板部分の厚みと上の引き出し部分を描きます。
2(天板)+10(引き出し)=12
70(机の高さ)÷12=5.8333.…
なので机を水平方向に6等分した辺りが目安となりそうです。
今回の絵は縦パースが入っていないので等分定規を使うことにしました。
6等分に設定して1メモリのところから正面と奥にパースに沿って線を引きました。(濃い青い線)

等分定規は何かと使うことが多い
等分定規が使えるパターンと使えないパターン


可動式の引き出し部分も下記のように描き加えました
細かい隙間は目分量です。

続いて椅子の高さ。
70(机の高さ)÷45(椅子の高さ)=1.555….6
という事で大体机の3分の2くらいの辺りになりそうです。

こちらも水平方向の分割なので再び等分定規を使って椅子の高さを描きました。(赤い線)

底面と高さが決まったので椅子の箱も描けました。

左側の側面はだいぶ圧縮されてますね

次に本棚を描きます。本棚の奥行きは30センチの設定なので机の奥行き60センチを2分割したところとなります。

次に幅を描きます。設定は80センチ。
椅子の箱から机の端までが丁度80センチなので下記のように四角を拡張する方法で描けました。

本棚の段を描きます。
横図で見ると机の下から1段目の引き出しと高さが同じでした。

このように描き

四角を拡張する方法で6段まで描きました。
上の方は切れちゃって入らないんですけどね。

本棚完成

そういえば、左側の棚の奥行きも描いてなかったので描きました。
要領は今までと同じような感じです。

窓は平面図のメモリを参考に角を見つけて描きました。

家具がそろいました

次は机の上です
ここまでしなくてもよいかもですがメモリを作りました

四角を等分する方法で作っています


このように接地面を塗りました。
下描きは大体この大きさ位に沿うような感じで描いていこうと思います。

これで空間のベース完成しました。
こちらの記事でも箱から空間を作る方法を紹介しています。


下描き

家具の下書き完成
先程描いた箱のベースを下敷きにして描きました。

ちょっと汚いですが小物類も描きました


背景の下書き一旦完成
なんか全部直線的で物足りない気もする


続いて人を描いていきます
描こうとしている人は160センチの設定なので本棚をガイドに160センチの所に印をつけます。パースに沿ってL字に移動させて椅子の前に立たせます。

等身は6

股上を椅子の上にのせて大体のサイズを確認しました

自撮りを参考に素体を描きました。
もとは本を読んでいるところを描くつもりでしたが、顔の向きが本の所で止まっているからか視線がそこ以外に流れないような気がしたので、マンガを読んでいたら0時過ぎて驚いているみたいな設定に変更しました。
そうすることで左側から右側に視線が流れるかなと。

人は一旦こんな感じにしました。

目線あってないからあとで調整しよう

小物類を再度調整してみました。

線画完成

先程の下書きから色々と変更しました。

机の上のものは事前に用意した接地面を無視して描いている
見た目の方が大事

影つけと少し描きこみをしてこちらで提出しました。

本棚に座ってる人形怖いね

今回は構図がすんなり決まったと思ったのですが、進めるにつれてだんだん良くないかもと思い始め、結局こねくり回して小物で誤魔化すような形になりました。構図を練るって大事なんだな。



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