「の」掛け、「で」割り②
➀ 全校生徒の内、部活に参加している生徒は8割います。
そのうち7割は退部しようかと考えたことがあります。
② 全校生徒のうち成績に5が付いた生徒は2割います。
そのうち7割は授業中の疑問を解決しようとしています。
➀では「全校生徒のうち8割の部活生」を7:1に分けてしまう。
全校生徒100人とすると20人は部活をしていない。
70人は退部を考えた。残りの10人は退部にぶれたことはない。
と読んでしまう。
「1」とする数がひとつの文の中でシフトしていくことに気が付かない。
本来の作文者の意図では
全校生徒100人とすると20人は部活をしていない。
80人のうちの7割だから56人は退部を考えたことになる。
残りの24人は退部にぶれたことがない。
と思って読むと②で「2割の中に7もない。あれ?」と気付く
そこで、「5」と「2」と「7」を足したり引いたり掛けたり割ったりそれなりの数にたどり着く演算を探したり、諦めたり恨み言を言う。
全校生徒100人とすると2割の○○人に「5」が付いた…20人
その○○人のうち7割の△△人は授業中に解決しようとした。…14人
「くもわ」より「の掛け」がお勧め
「わり」や「%」を見たら「なにの?」「何をもとにするの?」
と、目のつけ方を身に付けましょう。
かけるのかな?わるのかな?
と、疑問を持たずに
「どれの何割」→ 「どれ×何」
わからないものはとりあえず □ とでもしときましょう。
ほら、とりあえず式にできた。
わからない数は □ でスペースホルダーをつくっておく。
深く悩まず式化できる。マジお勧め。
「で 割り」は次回!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?