EPISODE 12 CTN & XCB TOKENOMICS【完全翻訳版】
〈オッキー🎙️分散化のパイオニアの皆さん、
「Tell Me More About Core」へようこそ。
あなたをコードテックエコシステムのビジョナリーな世界へと案内します。ブロックチェーン技術が成し遂げられることについての認識を変える電撃的な旅に出発する準備をしてください。ホストはダニエルとラースです。〉
はい、私はここにいます。ああ、もう一人いるけど、彼はまだ話すつもりはなく、たまにだけね。はい、ようこそ、新しいエピソード「Tell Me More About Core」へ。私の名前はラースで、彼はダニエルです。今日は再び魅力的なトピックについて話します。それにしても暗号世界で非常に誤解されているトピック、トークン、つまりトークノミクスですね。
トークンの経済学、またはより良く言うと、トークンのエコロジーですかね。もし間違えていなければ。トークンと経済ですね。トークノミクスはすべての暗号プロジェクトの重要な側面であり、多くの初心者にとっては非常に理解しにくいことが多いです。したがって、今回のポッドキャストでは、基礎を説明し、コアの特定のトークノミクスについても見ていきます。そして最後に、ダニエルが他のプロジェクトとの比較をする小さなエクスカーションがあります。それも楽しみです。でも、まずは基本から始めましょう。そもそもトークノミクスとは何ですか？
はい、先ほど述べたように、「トークノミクス」という用語は「トークン」と「経済学」から成り立っています。これはブロックチェーンプロジェクトにおけるトークンの経済的設計、つまりトークンの配布に関することです。トークノミクスは、トークンが全体でどれだけ存在するのか、どのように配布されるのか、そしてエコシステム内でどのような役割を果たすのかを定めます。
つまり、プロジェクトのトークン経済のルールみたいなものですね。それは正しいですか？
その通りです。よく考えられたトークノミクスは、特に長期的な成功にとって非常に重要です。よく考えられたトークノミクスは、供給と需要に影響を与え、それによってトークンの価値も影響を受けます。今回のエピソードで、これについても詳しく説明していきますので、驚きの瞬間を迎える方もいることでしょう。また、トークノミクスのもう一つの役割は、ネットワークへの参加のインセンティブを作ることです。
あなたが言ったことにもう少し補足します。長期的な成功という点で、多くの人は短期的なことしか見ていないですけど、「ああ、価格が下がった」とかね。でも、供給と需要も含まれています。現在、供給は多く、需要は正直言って少ないですけど、このゲームはおそらくもうすぐ変わるでしょう。しかし、ラース、私たちが宿題をちゃんとやってきたこともありますし、宿題をやっている人なら、この流れを正確に追うことができるはずです。
さて、トークノミクスにおいて重要な役割を果たす要素について話しましょう。いくつかの要素がありますが、まず最初の要素はトークンの総量です。ユーザーやホルダーとして、常に問うべきなのは「そのトークンの量は有限なのか、それとも無限なのか？」ということです。次に、初期配布、つまりどれくらいのトークンが最初に誰に与えられるのか。そして、エミッションプラン、つまり新しいトークンがどのようにして流通するのか。最後に、トークンの利用目的、つまりトークンをどのように使うことができるのかです。
いくつかの調整項目があるんですね。では、コア（Core）を例にとって、そのトークノミクスについて説明しましょうか。Coreには二つのトークン、コイン、つまりアセットがありますよね。
その通りです。全体的に言えば、Coreは二重トークンモデルを持っています。一つ目が「CTN」というトークンで、もう一つが「XCB」というコインです。このモデルは暗号世界ではかなりユニークで、興味深い利点を持っています。今日は、CTNについてまず見てから、XCBコインについても触れていきましょう。特にXCBコインは多くの側面を持っていて、興味深いですから。
CTNのトークノミクスについて少し話しましょう。まず、CTNは総量が10億トークンに制限されています。これにより、希少性が生まれ、インフレーション傾向を防ぐことが目的です。CTNはユーティリティトークンとして設計されており、Coreエコシステム内でさまざまな用途に使われます。この部分については、もう少し詳しく説明しますね。今日は少し質問を投げる側になっていますが、XCBについて話すときにはそれが逆になります。
ユーティリティトークンというと、よく聞く言葉ですが、なかなかその意味を理解するのが難しいと思います。誰もが「ユーティリティトークン」というけれど、それが何なのかを説明できる人は少ないですよね。それで、ユーティリティトークンとは具体的に何なのか、リスナーの皆さんに説明してもらえますか？
これはリスナーの方々に向けて、非常に簡単に説明します。ユーティリティトークンとは、特定のエコシステム内で特定のサービスや機能を利用するための「デジタルなクーポン」のようなものです。例えば、ビットコインのような一般的な支払い手段として使われる暗号通貨とは異なり、ユーティリティトークンはプラットフォームまたはプロジェクト内での特定の用途を持つトークンです。ここでは「エコシステム内」とも言えるでしょう。そして、Coreのことを既にご存知の方々にとっては、Coreのエコシステムが非常に大きいことはおわかりでしょう。私はこれほど大きなエコシステムを他には知りませんが。
では、もう少しCTNについて詳しく話してみましょう。CTNは「Coreエコシステムの燃料」とも言われていますが、これはどういうことですか？
そうですね、先ほども言ったように「デジタルなクーポン」、もしくはあなたが言った「燃料」として、これはCoreプラットフォームのために特別に開発されたものです。このトークンを使って、Coreネットワーク内のさまざまなサービスや機能を利用し、支払いもできます。例えば、今後ユースケースが「Ting」とか「Heyo」として利用可能になると、その時にCTNがどう使われるのかが見えてくると思いますが、それで間違いありませんか？
はい、その通りです。多くの人が言うこと、または解釈の違いですが、CTNは燃料の一部とも言えますが、XCBなしではトランザクションを行うことはできません。CTNはエコシステム全体で大きなユースケースを持ち、Larsが説明したようにいくつかの例を挙げました。基本的には、CTNはこの複雑なブロックチェーン技術と日常の使用をつなぐ橋のような役割を果たしているということです。つまり、ブロックチェーン技術を専門的な知識がなくても使えるようにする、ということですね。
そうですね、それは一種のオラクル機能のようなものかもしれません。実世界との接点を持つ、一種の「バリデーター」と言えるでしょう。Coreは既にPing ExchangeのMedium記事でCore Tokenについていくつか詳しく書いていますので、それを読んでいただければもっと詳細がわかります。
ここでは、トークノミクスの概要を簡単に説明して、皆さんが少しでも理解できるようにしています。興味深いのは、CTN、つまりCore Tokenがスマートコントラクトを利用していることです。スマートコントラクトについては、以前にも説明しましたが、これは自己実行型の契約で、取引が規則に従って行われることを保証します。特にCoreの場合、そのセキュリティの高さが強調されています。これは特に、現代的な暗号化方式、例えばエドワーズカーブED448やGoldilocksなどの高度な暗号化手法によるものです。Coreは、このユーティリティトークンを非常に安全にすることに多くの努力を払っていることが見て取れます。
Core Blockchainのエピソードでも、その速度について話しましたが、Daniel、初めてこのアセットを聞く人々のために、Core Blockchainの速度について簡単に説明してもらえますか？
もちろんです。速度に関してですが、多くの人が「TPS（トランザクション毎秒）」を尋ねますが、これはある意味で究極の指標として認識されています。Core Blockchainは現在の設定で1秒間に最大10,000トランザクションを処理できます。ここで少しだけ補足しますと、1秒間に1,000,000トランザクションが処理できると聞くとすごいと感じますが、実際のところ、Solanaのように700 TPSでネットワークが過負荷になり停止したこともあります。つまり、紙の上では優れているように見えても、現実は異なることが多いのです。
さらに、1秒間に10,000トランザクションというのも非常に優れていますが、ここで考慮すべきなのは、ブロックチェーンに何を記録するかです。全ての些細なデータを記録するのか、それとも重要なものだけを記録するのかです。Coreでは不要なイベントはそのまま流れ、特別なイベントだけがブロックチェーンにハッシュ化されます。これは他のブロックチェーンと異なり、他の多くのプロジェクトが不要なデータも大量に記録するために高い需要が発生してしまうからです。
Coreの設計では、本当に必要なものだけをブロックチェーンに記録するようにしています。また速度に関しては、Rustyとの話で、彼は速度が全てではないと言っていました。多くのプロジェクトが速度を誇るものの、速すぎるとセキュリティが低下する可能性があるからです。Coreでは、7秒のブロックタイムが最適で、安全性と速度のバランスを取った「黄金の中庸」と考えています。それが、他のどのブロックチェーンよりも安全でありながら、取引も迅速であるということです。
Coreのエコシステムで一度でもトランザクションを行ったことがある人なら、他の場所で取引をしたくないと感じると思います。とてもよくまとめてくれましたね。ちょうど良いタイミングで、もう一つのアセットであるXCB、つまりCore Coinについても話しましょう。あなたは今、非常に良い話の流れに乗っていますし、このXCBの話を始めると、止まらなくなるかもしれませんが、それがこのポッドキャストの目的ですからね。皆さんに分かりやすく説明し、理解してもらうことが大切です。
XCBについて話を始める前に、まずはリスナーの皆さんとコミュニティの皆さんに感謝の意を表したいと思います。実は、ついに最初の寄付をいただきました！過去のエピソードではイースターエッグのように、エンディング曲にQRコードを載せて「寄付をお願いします」と言っていましたが…（笑）
さて、XCBについてですが、これはCoreエコシステム内で使用されるもう一つの重要なアセットです。XCBは、Coreブロックチェーンのネイティブコインであり、トランザクション手数料の支払い、ネットワークの維持、ステーキングなど、いくつかの主要な役割を担っています。CTNがユーティリティトークンとして多様な機能をサポートするのに対し、XCBは実際にCoreネットワーク内の基盤となる存在で、言わばエコシステム全体の「血液」のような役割を果たしています。
XCBの主な用途としては、以下のようなものがあります：
トランザクション手数料の支払い：Coreネットワーク内のすべてのトランザクションにおいて手数料としてXCBが使用されます。これはネットワークの安全性を保ち、スパム行為を防ぐためにも重要です。
ステーキングとネットワークの維持：XCBをステーキングすることで、ネットワークのバリデーターになることができます。これにより、ネットワークのセキュリティと信頼性を維持する手助けをし、その見返りとして報酬を得ることができます。
ネットワーク参加者のインセンティブ：XCBは、ネットワークに参加するユーザーへの報酬としても利用されます。例えば、ブロックをバリデートするバリデーターに対してXCBが報酬として与えられることで、ネットワークへの貢献を促進します。
XCBは、セキュリティとスピードのバランスを非常に重視して設計されています。Danielが先ほど述べたように、Coreブロックチェーンのブロックタイムは7秒で、これはセキュリティとトランザクションのスピードを両立させるための最適なタイミングです。この点で、XCBは非常に効率的かつ安全に機能することができます。
このように、XCBはCoreエコシステムの基盤を支える重要なコインであり、そのユーティリティはネットワーク内のあらゆる側面に関わっています。また、Coreのブロックチェーンにおいて、高速かつ安全にトランザクションが行えるのも、XCBの存在が大きいです。
今までCTNとXCBの違いについてお話ししましたが、この2つのアセットがどのように連携してエコシステムを形成しているのかについても、これから詳しく見ていきましょう。
これまでのところ、何か質問があれば教えてください。次に進む前に、理解を深めたい部分についてお答えします。
XCBについてですが、XCBは他の暗号通貨とどう違うのかについて話していきましょう。そして、XCBがどのようにして生成されるのかも見ていきます。では、まずXCBの生成について説明します。
XCBは「Genesis Block」と呼ばれるブロックチェーンの最初のブロックからスタートします。これは、ビットコインと同じように「マイニング（採掘）」によって生成されます。しかし、XCBのブロックチェーンは一般的な「プルーフ・オブ・ワーク（Proof of Work, PoW）」の仕組みを採用しているだけでなく、一歩進んだ「プルーフ・オブ・ディストリビューション・エフィシェンシー（Proof of Distributed Efficiency, PoDE）」という新しい概念を取り入れています。
PoDE（プルーフ・オブ・ディストリビューション・エフィシェンシー）について少し説明しますね。PoDEは、基本的にはPoWと同じ仕組みであり、マイニングを通じてネットワークを維持しますが、より効率的な分散型のエネルギー使用を実現するための仕組みが加えられています。これにより、エネルギー消費が削減され、より環境に優しいマイニングが可能になります。
具体的には、PoDEはネットワーク全体のリソース使用の効率を向上させることを目指しており、従来のPoWに比べてマイニングのプロセスがエネルギー効率の面でより効果的に行われるよう設計されています。この仕組みによって、より多くの参加者がネットワークの維持に参加できるようになり、ネットワーク全体の安全性と分散性が強化されます。
次に、XCBの主な用途についてもう少し詳しく見ていきます。XCBは、Coreブロックチェーン上での主要な通貨であり、ネットワーク内での取引のために使用されます。これはいわゆる「ガス代」に相当し、トランザクションを処理したり、スマートコントラクトを実行したりするための手数料として利用されます。これにより、ブロックチェーン上の全ての活動を支える役割を果たしています。
さらに、XCBはマイニングによって新しく生成され、ネットワークのセキュリティを高めるために使われます。マイナーは取引を検証し、ブロックチェーンに追加する対価としてXCBを受け取ります。この仕組みによってネットワーク全体の分散性とセキュリティが保たれるのです。
XCBのユニークな点は、ただの取引手数料の支払いに使われるだけでなく、他のさまざまな用途も持っていることです。例えば、Coreエコシステム内のさまざまなデジタル資産やサービスの購入に使用できますし、デジタルアイデンティティやサプライチェーン管理などのユースケースにも関連しています。
また、XCBの流通量はマイニングによって徐々に増えていきますが、その供給には限りが設けられています。この供給上限により、希少性が生まれ、長期的な価値の維持が目指されています。このように、XCBはネットワークの維持と発展の両方において重要な役割を果たしており、その設計は他の多くの暗号通貨とは異なるユニークな特徴を持っています。
次に、具体的なXCBのユースケースやCoreエコシステム全体での役割についてさらに詳しく説明していきましょう。
前回の内容ではXCBの概要とそのユニークな特徴について説明しましたが、次にXCBの具体的なユースケースや、Coreエコシステム内でどのように活用されるかについてさらに掘り下げていきます。
取引手数料としての利用: XCBはCoreネットワーク上での取引手数料の支払いに使用されます。この手数料はネットワークのセキュリティとトランザクションの迅速な処理を保証するために重要です。
スマートコントラクトの実行: Coreエコシステム内では、さまざまなデジタルサービスやプロセスがスマートコントラクトを通じて自動化されています。XCBはこれらのスマートコントラクトの実行に必要なガスとしての役割を果たしています。これにより、ユーザーは自動的かつ安全に契約条件を満たすことができるのです。
Coreエコシステム内での価値交換: Coreエコシステムは非常に広範で、デジタルアイデンティティ（CorePass）やIoTデバイス（LunaMesh）など多くのユースケースが存在します。XCBはこれらの異なる要素間で価値を交換するための共通の通貨として機能し、エコシステム全体のスムーズな運用を支えています。
ガバナンスと投票: XCBは将来的にエコシステムの意思決定にも使用される可能性があります。トークンホルダーは、プロジェクトの発展に関する重要な提案に投票する権利を得ることができ、これにより、ネットワーク全体の分散型ガバナンスが実現されます。
これらのユースケースを通じて、XCBは単なる支払い手段に留まらず、Coreエコシステムのあらゆる側面で不可欠な役割を担っています。このような設計により、エコシステム内のすべての活動が相互に支え合い、シームレスに機能することが可能です。
要するに、低エネルギー消費とIoTデバイスを活用することがポイントですね。つまり環境に優しいということで、ビットコインのマイニングとは正反対の考え方です。ビットコインのマイニングは非常にエネルギーを消費しますが、実際には銀行システムの方がさらに多くのエネルギーを消費しているとも言われています。それに、IoTデバイスについてもう少し説明してもらえますか？グルービンやフィットネストラッカー、スマートフォンなどのことですか？少し奇妙に聞こえるかもしれませんが、まさにその通りです。基本的に、すべてのIoTデバイスが理論上、Coreのコイン（xcb）をマイニングすることが可能です。
以前も触れたTuslaのプロジェクトや、Arxでのスマートストリートライトの話を思い出してください。これらのストリートライトには、将来的にマイニング機能が組み込まれる予定です。それは単に消費電力が非常に少ないからです。初めて見たのはザルツブルクで、確かパワーバンクを持っていて、そのパワーバンクでマイナーを動作させていました。ノードが動いていて、さらにLuna Meshノードも同じパワーバンクで動かしていました。必要なものはすべて揃っているという感じです。そして、xcbのマイニングはCPUでのみ可能です。つまり、ASICマイナーやGPUは使えません。良いPCなら170から200ワットの電力を消費しますが、ビットコインのマイナーは2000から4000ワットほど消費します。
それに加えて、毎年新しいマイナーが登場することで競争が激化しています。新しいハードウェアを購入することで、ビットコインのハッシュレートが2倍になるので、大手プレイヤーがますます有利になります。一方で、私たち一般人は何もできず、ただ見ているだけの状態です。しかし、Coreのマイニングは少し異なります。CoreのマイニングにはCPUが使われます。もちろん「最近のCPUもどんどん良くなっているじゃないか」という声があるかもしれませんが、実際にはこの5年間での差はほとんどないと言えます。そして、効率的なCPUを使うことや、IoTデバイスやスマートフォンの使用がハッシュレートを上げるというのは驚きでした。
実際に、テストしてみたところ、例えば108コアのCPUを使っても、ハッシュレートはたったの2KH/sでした。これもコントロールされている仕組みで、誰でも大きなハッシュレートを得られるわけではありません。まさにそれが、環境に優しい仕組みとして働いているのです。
次の質問にりますが、xcbはネットワークでどのように使われているのですか？教えてもらえますか？
もちろんです。ネットワーク内でのすべてのトランザクションやスマートコントラクトとのインタラクションにはxcbが必要です。他のブロックチェーンと同じように、イーサリアムであればETH、TronであればTRX、バイナンススマートチェーンであればBNBを使用しますが、Coreのブロックチェーンではxcbが使用されます。xcbなしでは何もできません。
xcbには供給の上限がありますか？
ありません。これを聞いて「無限供給だ」と驚く人もいるでしょう。
このエコシステムの仕組みについてはすぐに詳しく説明しますが、まずは少しサスペンスを持たせたいと思います。
ということで、他にもたくさん話すことはありますので、続けましょう。
供給の上限はないですが、多くの人が知っているように、年間で1800万枚から2250万枚のXCBが生成されます。
なぜこのような仕組みにしたのか、つまりなぜ「制御されたエミッション」のようなものを設計したのか、簡単に教えてもらえますか？
良い質問ですね。
「なぜバーンメカニズムがないのか」「なぜデフレ型にしないのか」といった質問も多く寄せられています。
これは非常に重要なポイントであり、後ほど詳しく説明しますが、少しだけ触れておきます。
小さなインフレがなければ、経済やエコシステムは機能しません。
ビットコインは2,100万枚に制限されていて、4年ごとに半減期があるのは、価値の保存手段としては素晴らしいが、ネットワークを日常的に利用する、特に大規模な機関が利用しようとした場合、それはどうやって機能するのか？答えは、実際には不可能だということです。だからこそ、一定のインフレは必要で、みんなはそれが悪いものだと思っているかもしれませんが、そうではありません。例えば、大手プレーヤーが参入して、MiCAのテーマで話したCBDCや銀行機関、産業4.0といったものが利用する場合、どうなりますか？その時のトランザクションの量を考えてみてください。何百万、何十億、何兆ものトランザクションが流れます。そのときに「20,000,000 xcbで十分だ」と言う人がいるとすれば、それは現実が見えていないと言わざるを得ません。すみません、ちょっと厳しい言い方になりましたが。そして、この1800万枚から2250万枚の供給量というのは、インフレをコントロールするための一つの手段なんです。需要が高ければその供給量を維持し、需要が低くなれば供給を減らすという形で、バランスを取るということです。ただし、供給をゼロにしてはいけません。それがなければ経済は機能しません。そして、「デフレは究極だ」と言う人がいるかもしれませんが、それはトークン価格やコイン価格を短期的に押し上げるだけで、最終的には持続可能ではありません。私たちはコアが長期的な視野で動いていると信じており、これが次の大きな革命になると思っています。ビットコインやイーサリアムの次に来るもので、デジタル時代の次の重要なステップ、つまり世界の分散化への次の一歩になると確信しています。そしてこれは、5年間だけのものではありません。
それは非常に考え抜かれたシステムのように聞こえますね。締めくくりに入るのは少し早いかもしれませんが、まだ驚きがいくつか残っていることを承知の上で、コアブロックチェーンの利用可能性についてもう一度話したいと思います。つまり、リスナーに対して、これらの資産がどのように実際に使われるのか、その未来について少しでも理解してもらえるように、コアブロックチェーンはどのような分野で利用される可能性があるのか、どのような可能性が考えられるのか教えてもらえますか？
はい、その可能性は本当にたくさんあります。多くの業界で革命を起こすことができると私は信じています。例えば、金融セクターでは、すでに述べたように、古いシステムである国際送金を例にとっても、現在アメリカに送金しようとすると、ウェスタンユニオンに20ドルを払い、一週間待つ必要がありますが、それが一瞬で解決できます。そこにCoreが登場して、Icon標準を使うことになります。この言葉は以前にも聞いたことがあるかもしれませんが、銀行がそれを利用すれば、巨大な利益を得ることができます。リアルタイムでお金が世界中に送金されるわけです。それはサーバー上に存在するものではなく、切断することはできず、遅くとも45秒以内に検証され、承認されます。そして、現在のようにVISAカードや他の端末で支払いができないといった問題もすぐに解決されます。
それは今のところ一つの金融セクターの例ですが、他にもまだまだありますよね。例えば、セキュリティに関して考えると、医療分野での応用も可能です。つまり、医療データを扱う際、より安全にデータを管理することができるようになります。現在は電子カルテが話題になっていますが、このようなシステムが安全で、ハッキングされないことが分かれば、安心感が増します。食品産業でも同じように適用できるでしょう。これは前回のDHLの配送サービスの話に少し関連してきますが、例えば、供給チェーンの追跡ができることで、商品がどこから来たのか、いつから輸送中なのか、そしてその間に何も問題がなかったことを確認できることが大事です。
有名な例としては、例えば、オリーブオイルや蜂蜜などの偽造品がありますが、ブロックチェーン技術を使えば、そのような偽造を防止できるでしょう。未来のテクノロジーがどのように発展し、定着していくかについて、Coreエコシステムに参加している私たちにとっても非常に興味深いと感じています。
さて、Danielにもう一つ質問があります。これまでにXCBについて話してきましたが、XCBがどのようにマイニングされるかも説明しました。このコインは他の暗号通貨とどう異なるのか、もう少し詳細に教えてください。
いい質問ですね。XCBは多くの点で他の暗号通貨と異なります。特に注目すべき点は、その持続可能なマイニング方法と、エコシステム全体を支える役割です。先ほども話した通り、XCBは環境に優しいマイニング方法を採用しており、CPUやIoTデバイスを使用することで、エネルギー消費を抑えながらネットワークのセキュリティを確保しています。これはビットコインのように大規模な電力を消費するマイニングとは一線を画しており、より多くのユーザーが手軽に参加できるという特徴を持っています。
また、XCBはCoreエコシステム内で重要な役割を果たしています。例えば、すべてのトランザクションやスマートコントラクトの実行にはXCBが必要です。これにより、エコシステム全体での統合性が保たれ、ユーザーにとってシンプルで直感的な体験が提供されます。
さらに、エコシステム全体の成長に応じて、供給量が制御される「コントロールされたインフレーション」も特徴です。これにより、需要に応じて供給が調整され、価値の安定化を図っています。他の暗号通貨のように、供給が限られていることで価値が急上昇し、その後需給が合わなくなるリスクを避ける仕組みが組み込まれています。
これらの要素が組み合わさることで、XCBはただの暗号通貨以上の役割を持ち、持続可能で拡張性のあるエコシステムの基盤として機能するよう設計されています。
皆が自分の意見を持つ権利があるのは当然で、プロジェクトを支持したり購入したりすることについての自由があるという点について話しています。ここではトークンエコノミクスについての比較にすぎません。
それで、次にCasper（CAS）について説明します。Casperは非常に速く、ブロックチェーンのトリレンマ（スケーラビリティ、セキュリティ、分散化の3つを同時に解決する難しさ）を解決すると主張していますが、Coreとは全く異なるトークンの供給モデルを持っています。
現在のCasperの供給量に達するためには、Coreが2000万枚XCBを1232年間毎年マイニングし続ける必要があります。これは非常に長い時間であり、この点からもCoreのトークンエコノミクスが非常に考え抜かれたものであることがわかります。
次にさらに極端な例として、Cubic（Qubic）を挙げます。このプロジェクトの現在の供給量に達するには、Coreは5540年間、毎年2000万枚XCBをマイニングし続ける必要があります。これは非常に長い期間です。
最後に、Solanaについても触れておきます。Solanaは多くの人々に注目されているプロジェクトで、特に暗号通貨に興味を持つ人々がSolanaについて話すことが多いですが、現在の供給量に達するには、Coreは23年間、毎2000万枚XCBをマイニングする必要があります。
Coreのブロックチェーンが強調しているもう一つのポイントは、セキュリティです。セキュリティはブロックチェーンの世界では非常に重要なテーマであり、CoreはED448標準という最先端の暗号化標準を使用しています。一方でSolanaはED25519を使用しています。この違いがトランザクションのセキュリティやネットワーク全体の整合性にどのように影響するのか、Rustyと相談しながら今後さらに探求する予定です。もしこの技術的な詳細について興味があれば、コメントで教えてください。それを元にさらに深堀りしたエピソードを作るかもしれません。
また、分散化についても重要です。これはブロックチェーン技術の核となる約束であり、Solanaはプルーフ・オブ・ステーク（Proof of Stake、PoS）の合意プロトコルを採用していますが、これは少数の大規模なトークン保有者に権力が集中するリスクを伴います。このような「寡占的」な状況は、分散型ネットワークの理想に反することになります。一方でCoreは、完全な分散化を目指し、各ノードがスリムなブロックチェーンの完全なコピーを保持しています。これにより、ネットワークの安定性とセキュリティが確保されているのです。
Coreはこのように、多くの側面で他のブロックチェーンプロジェクトと一線を画しています。これにより、実世界での利用ケースやコスト効率、安全性、分散化の点で強力な優位性を持っています。
ちょっと面白半分で、みんなが聞きたがっているRipple（XRP）を取り上げましょう。リップルのコミュニティは本当に巨大で、「ブーム」と何度も聞くたびに私は笑ってしまいますが、評価はさておき、ただの観察ですので、Rippleに関する事実を比較します。驚くべきことに、Coreで同じ供給量に達するには2816年かかりますが、Rippleにはさらに50億枚のXRPがリザーブとして保持されており、市場に投入される可能性があります。最近のツイートでも、Rippleが突然2億枚XRPを市場に投入したことが話題になりました。そして、そのXRPはどこから来たかというと、Rippleの中央管理や創設者からで、それをアンバサダーやインフルエンサーに配り、プロモーションするために利用しています。これは、私たちが中央銀行（ECB）のように、まさに「何もないところからお金を作り出す」ようなシステムと変わりません。
このようにCoreの供給管理とRippleの供給管理を比べると、非常に対照的であることが分かります。Coreは分散化を強調し、透明な供給管理を通じてエコシステムの持続可能性を確保していますが、Rippleはその供給のかなりの部分を中央で管理しています。リップルが100ドルに達すると言っている人たちがいますが、目を覚ましてリップルのマーケットキャップを計算してみてください。それは現実的ではありません。あなたたちの意見はどうですか？ぜひコメントで教えてください。
続いて、Danielと共に他の3つのプロジェクトについても少し話したいと思います。プロジェクトは無数にありますが、まずは大きなプレーヤーであるEthereumについて考えてみましょう。きっと魅力的だと思いますよね。
本当に素晴らしい比較です。Coreの哲学がどこから来ているのか、あるいはどのように進化したのか。ETH（Ethereum）は、Proof of Workで本当に優れた最初のプラットフォームでしたが、Proof of Stakeに切り替えてからは、私の意見ではもはや分散型とは言えなくなりました。ETHはProof of Workのまま5年間ネットワークに存在し、100万ETHの循環供給を持っていました。それに到達するためには、Coreであと3年はかかります。そして、私は多くの人との会話をしてきましたが、個人的には、CoreをEthereumと少し比較することで、Coreがどれほど革命的であるかを理解できると思います。Ethereumよりも優れていて、速く、スケーラブルであり、オラクルも持ち、さらに多くのことが可能であり均等な権力の分散と幅広い参加を可能にしています。
たしか、Rastiが昨日、Vitalikが書いたことについて投稿していたんですよね。Vitalikが何か声明を出したのに対し、"Coreは分散型です"と言っていました。ですから、ぜひ公式のチャンネルやボードメンバーをフォローしてください。私たちのチャンネルもフォローしていただければ、さらに説明されることがあるでしょう。Coreのエコシステムの価値を理解するための情報は十分に提供されています。
権力の分散から、次はストレージ効率と持続可能性について話しましょう。Solanaの運用方法としては、レジャーのデータが数日分しかアーカイブされないというのがあります。これが膨大な年間データ量を引き起こしています。一方で、Coreはデータ管理において非常に効率的なアプローチを採用しているため、私たちはこれが優れていると考えています。どちらがより重要であるかについては、それぞれの視点によりますが、私たちの見解では、Coreは長期的に大きなポテンシャルを持っていると言えます。それは、分散型への一貫した取り組み、最小限の手数料、先に述べたように16桁の小数点による高い細分化、そしてデータの効率的な管理によるものです。これらすべてが、将来のアプリケーションにとって非常に堅固な基盤を形成しています。
私の個人的な意見ですが、SolanaのProof of Stakeモデルとアーカイブの運用方法は長期的に問題を引き起こす可能性があると考えています。一方、Coreはより広範な分散型アプリケーション（DeFi、サプライチェーン管理、IDソリューションなど）に対して、基盤としてより適しているように見えます。ブロックチェーン技術はまだ始まったばかりであり、Coreはこの進化を先導する役割を確実に果たすでしょう。これをもって、SolanaとCoreの比較に関する短い探求を終えます。
Coreの投稿について、私たちはここまでにしておきますが、リスナーの皆さんに聞きたいのは、「驚きましたか？興味深く思いましたか？」ということです。コメントに書いてくださいね。
最後に、興味深いコインであるカルダノ（ADA）との比較をしたいと思います。ADAの場合、採掘にかかる年数はどれくらいでしょうか？
とても良い比較ですね。調べる前から供給量が多いことは知っていましたが、カルダノと同じ供給量に達するまでに本当に1800年かかるなんて驚きです。また、カルダノにはさらに10兆のトークンが市場に投入される予定です。そのアルゴリズムや配布方法などの詳細は分かりませんが、10兆の追加供給があります。
それに対して、無限供給は悪いことだ、計画性がない、エコシステムの死を意味すると言う人もいますが、それは全く違います。 つまり、理論的には無限の供給量があることが重要で、例えばXCBのように適度で管理されたインフレーションが必要な場合が多いのです。これにより、健全な経済や分散型エコシステムを維持することができます。
正しいです。私たちは現在、おそらく1万から1万5千人程度のコアユーザーで、流通しているXCBは約5400万です。もし突然10万人、100万人、200万人が参加した場合、どうなるでしょう？そのクリティカルマスに対して、コアは意図的にインフレーションの道を選んだと思いますか？
確かにそうだと思います。彼らはこれについてしっかりと検討しました。また、以前から触れてきたように、マクロ経済学や、ブロックチェーンだけでなく実際の資産に関する予測も行っています。このすべてがブロックチェーン上で行われます。産業、CBDC、銀行、フィアット、資産のトークン化など、すべてがブロックチェーンを介して行われます。そして、もし誰かがまだ「インフレーションは必要ない」と言うのであれば、コアのユーザーがどんどん増えている現在、流動性をどうやって提供するのか？エコシステムが大きくなるにはどうしたらいいのか？それについては、「ジェネシスブロック」エピソードを聞いてください。その時に「彼らは非常に優れた戦略を持っている、よく考えられている」と言った人も多くいました。1800万枚から2250万枚XCBという数値は単なる思いつきではなく、長い間検討されてきたもので、将来の予測に基づいて最適とされたのです。
私の意見ですが、4、5ヶ月後の価格にとってはあまり有利ではないかもしれませんが、長期的に考えれば、私たちはリアルワールドのブロックチェーンを目指しているので、そのためにはこれが必要です。興味深い内容でしたね。次回かその後のエピソードで、将来的な発展の可能性についても触れてみてもいいかもしれません。
最後にもう一度だけ申し訳ありませんが、ラース、ちょっと補足させてください。毎年2000万XCBを発行するということは何を意味するのか？それは「分散化」を意味します。他のプロジェクトのように、最初の3年間で数億、数十億を発行して、それが大手プレイヤーの手に渡り、その後半減するのではなく、常に分散化が維持されるのです。すみません、ラース、続けましょう。リスナーの皆さんに、コアのトケノミクスについてもっと知りたい場合、どのように進めればいいかアドバイスしていただけますか？
コアに関する記事をチェックしてください。Ping Exchangeもコアトークンやコアコインについての記事を出しています。Mediumの記事でどのように構築されているかについても詳しく説明されています。
「何が裏にあるのか」についてですけど、うーん、あなたは別の答えが欲しいんですよね。どうしたいかはあなた次第です。もちろん、Pingは誰にでもアクセス可能ですし、ライトペーパーも深く掘り下げたい人にとっては良い選択肢だと思います。トークンのメトリクスの進展も追うことが重要です。それが私の考えです。配布方法や使用目的などを見てください。また、発行率やネットワークの状況によってどれだけマイニングされるかを見てください。
CoreやDAOは後に年間のXCB供給量を1800万枚に減らすか、需要に応じて2250万枚のままにするかを調整する可能性があります。そして、CoreトークンCTNについて、エコシステムの発展に伴い、新たな使用方法が追加される可能性があり、それがトークンの需要や価値を変えることになります。トークノミクス自体は変わらないですが、その分配が大きく変わるかもしれません。
私は個人的に、DeFi（分散型金融）が大きな役割を果たす可能性があると考えています。特に流動性プールの部分が興味深いですね。これによりユーザー全員が関与することができ、マイニングや他のDeFi関連の活動に参加できると考えています。そして、XCBを持っている人はこれに対して「働く」ことができるようになるでしょう。
これが非常に大きな影響を与えると思いますし、流動性の提供が可能になるのを待ち望んでいる「Early Birds」が非常に多いことも知っています。さらに、C-Chainの相互運用性、つまり他のブロックチェーンとの接続が需要を指数関数的に増加させるでしょう。そして、Coreのトークノミクスについてもっと知りたい人には、私たちのポッドキャストを聞くことを強くお勧めします。
自分で言うのは変に聞こえるかもしれませんが、私たちもこれについて調査をしており、それを簡単な言葉で説明しようとしています。毎日何時間もプロジェクトに取り組むことなく、興味を持っている皆さんに簡潔にお伝えしたいと思っています。
本当に詳しい説明をしてくれてありがとう、ダニエル。とても興味深い洞察でしたね。リスナーの皆さんも、特にCoreのトークノミクスについて、その特徴や他のプロジェクトとの違いを理解できたと思います。
そうですね。確かに2年前に最初のチュートリアルを作ったのを覚えていますが、もう一度新しいチュートリアルを作るべきかもしれません。特に「どのようにマイナーを組み立てるか」や「買い物リスト」など、無料で提供できるようにしましょう。
今回のトークノミクスに関するディープダイブのエピソードはこれで終了です。ご視聴ありがとうございました。また次回、Tell me more about Coreのエピソードでお会いしましょう。
[音楽] ♫
「Tell me more about Core」
出典: EPISODE 12 CTN & XCB TOKENOMICS
機械翻訳:ChatGPT4o
編集：HITOYOHITOYONI