嗜むということ
嗜むということ
全身全霊で目の前に集中する。
五感・神経を研ぎ澄ませ、
目の前で流れる時間の一瞬たりとも逃さぬように
情報を収集し、理解しようとするのだ。
要は、本気で目の前の時間に集中するって事。
エンターテイメントってもんは、
受け手側が楽しもうと集中すればするほど楽しめる。
WBCも、何も考えずにぼーっと観ていては楽しめない。
試合に集中し、選手の気持ちや試合展開、戦略や応援歌、
ファンの気持ち、解説者の話、敵のレベル、天気、選手のコンディション、球場の臨場感、試合の流れなど、
さまざまな要素を理解しようと、
「あなた自身が能動的な姿勢をとる」から、
楽しめてるんだ。
娯楽に限らず、物事は、
能動的な姿勢で、全身全霊であればあるほど、
報酬系・幸福ホルモンがドバドバ出てくるため、
快感・快楽を得ることができる。
(食事、運動、音楽、タバコ、酒、コーヒー、料理、
性行為、YouTube、会話、仕事、ゲームなど全て)
マルチタスク状態・脳死状態・睡眠不足状態・泥酔状態
などの状況下では、集中できないため、
得られる快楽・快感は著しく低下する。
このように、ドーパミンによる快感・快楽は、
五感を研ぎ澄ませれば研ぎ澄ませるほど、
シャワーのように脳内に降り注いでくれるのだ。
これが嗜みだ。
五感を研ぎ澄ませろ。
そして全身全霊で味わうのだ。
今を味わえ。
中野