失明の可能性も‼️誰も教えてくれないコンタクトレンズのデメリットと病気リスク
コンタクトレンズは、視力矯正や外見の改善に有用ですが、その使用にはいくつかの重要な注意点とリスクがあります。
正しい使用法や適切なケアを怠ると、目に悪影響を及ぼす可能性があるため、以下ではそのポイントについて詳しく見ていきます。
次の5つは、コンタクトレンズを快適・安全に装用するために必ず守らなければならない基本的な項目です。
これらは裸眼やレーシック・ICLにはないコンタクトを使う上での制約・デメリットと言えるでしょう。
コンタクトレンズのデメリット
レンズの装用時間を守る必要がある
1日につき12~16時間が適切です。コンタクトレンズは目にとって異物ですので、就寝中につけたままにしないでください。
また、規定の時間を守らないと、角膜の酸素供給が不足し、眼の抵抗力が低下し感染リスクが高まります。酸素不足が続くと角膜の内皮細胞が減少する可能性もあります。必ず眼科医の指示に従い、装用時間を守ってください。
レンズを交換する期限がある
各製品ごとに指定されたレンズの交換期限を厳守してください。1日使い捨てタイプは毎日交換し、再使用しないでください。2週間交換タイプのレンズは、使用した日数ではなく開封から2週間後に新しいレンズに交換するのが適切な方法です。
レンズの適切なケアが必要
コンタクトレンズは眼に直接装着する高度管理医療機器です。取り扱いを荒っぽくするとレンズに傷がついたり、破損したりすることがあり、これをそのまま使うと眼に損傷を与えることがあります。丁寧なこすり洗いと、清潔な手での装着・取り外し、そしてケースの清潔さと定期的な交換が重要です。
化粧品やクレンジングクリームで汚れや曇り、変形が起こることもあります。コンタクトレンズを取り外す際は、メイクをしていない状態で行ってください。
また、レンズの洗浄・消毒に適切なケア用品を正しく使用しないと、トラブルの原因になることがあります。安全な使い方を守って、レンズを装着しましょう。
眼科専門医で定期的な検査が必要
たとえ自分の目の状態が良いように感じても、眼に何か問題が起きている可能性やレンズが合わなくなっている可能性があります。定期的に眼科専門医の検査を受けることが大切です。
もし何か異常を感じたら、即座にコンタクトレンズの使用を中止し、眼科専門医の診断を受けるようにしましょう。
感染症などのリスク
コンタクトレンズは厚生労働省より高度管理医療機器に指定されています。正しく使用しないと重篤な眼の病気になることがあります。定期的な検査を受けて、少しでも異常を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。
角膜上皮障害
・眼の角膜(黒目に当たる部分を被っている膜)の表層部分の障害です。コンタクトレンズ装用によって起きることが多く、乾燥や酸素不足、レンズの汚れ、眼に合わないレンズの装用などが原因で起こります。
・そのまま放っておくと角膜潰瘍になり、最悪の場合は細菌感染が原因で失明することもあるので、早期発見・早期治療が大切です。医師の許可が出るまではコンタクトレンズの使用を中止しましょう。
・コンタクトレンズ装用中に眼がゴロゴロしたり痛みを感じたら、眼科専門医の診察を受けてください。初期段階では、自覚症状がないので、定期的に眼科で検査を受けるようにしましょう。
巨大乳頭結膜炎
・主にソフトコンタクトレンズの汚れや、変性したたんぱく質汚れによって発生するアレルギーの一種で、上まぶたの裏側(結膜)にブツブツ(乳頭)ができます。
・巨大乳頭結膜炎になると、目がかゆくなったり、まぶたの裏側に異物感を感じたり、目ヤニが増えて装用感が悪くなるなどの症状がでます。
・コンタクトレンズの消毒や洗浄をしっかり行って、レンズを清潔に保つようにしましょう。定期交換レンズからワンデーレンズに変えることも対処の一つです。
角膜腫瘍
・角膜上皮に傷がついていて、身体の抵抗力が低下している場合に病原微生物(ブドウ球菌、レンサ球菌、 肺炎球菌、緑眼菌など)に感染しておこります。
・角膜に灰白色の濁り(潰瘍)が生じ、視力低下、結膜(白目)の充血がおこり、涙目になります。痛みも伴ってまぶたまで腫れることがあります。進行すると潰瘍がしだいに大きくなり、痛みも強まります。
・治癒しても、角膜に濁りが残るため、視力障害をおこすことがあります。また、細菌性角膜潰瘍が進行して角膜穿孔をおこすと、細菌が眼球内に侵入して失明する場合もあります。目に少しでも傷を受けたときはすぐに眼科を受診しましょう。
アカントアメーバ結膜炎
・土の中や淡水にいる小さな原生動物(アメーバ)によって感染し、眼に傷が付いて弱っている時に発生します。強い痛みを伴い、非常に治りにくく視力障害を残したり、最悪の場合失明してしまうこともある恐ろしい病気です。
・感染しないためには、土を触った手で目をこすったりしない、コンタクトレンズをつけたまま川や湖沼、プールなどで泳がない。また、レンズのケアや洗浄、保存に水道水を使うことも感染につながる場合があります。
・病院での入院治療、最悪のケースは角膜移植手術が必要となることもある、難治性の眼障害です。
レーシックとの比較
レーシックは外科手術ですので、術後感染をおこす可能性はあります。
手術では角膜に切り口をつくりますので、その部分では微生物が侵入することを防ぐ体の防御機能が一時的に働かなくなります。レーシックといえど術後数日は切り口から感染のリスクがあるので、適切な点眼治療を行い、裸眼を水につけたりすることは控えなければいけません。
ただし、この感染症をおこす頻度は非常に低く最近の報告では0.1%未満です。このリスクをコンタクトレンズと比較すると、レーシックは手術のときに感染のリスクが最も高く、術後1か月もたてばそのリスクはほとんど無くなります。コンタクトレンズは装用し始めた時には感染のリスクが低く、装用しつづけることでリスクは累積されていきます。
したがって、どちらのリスクが高いかということは結論がでていません。もし、万が一レーシック手術後に感染症が発症した場合、それは通常の薬が効きにくい微生物である可能性が高いので、診断と適切な治療を速やかに行う必要があります。また、レーシック手術による失明の可能性はありません。
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