レーシック難民はなぜ生まれたか?料金で病院を選んではいけない理由
レーシック難民を知っていますか?
皆さん、「レーシック難民」という言葉をご存知でしょうか?知らない方は、インターネットで「レーシック難民」を検索してみてください。
というような情報が載っています。
かつては年間数十万件(?)ものレーシック手術が行われ、プロのスポーツ選手や芸能人なども多くが受けていました。その成功が注目され、一時期は脚光を浴びた視力矯正手術でした。
しかし、「レーシック難民」が話題になり、消費者庁からの注意喚起もあり、メディアは急速にレーシックのデメリットに焦点を当てるようになりました。この変化により、レーシック手術の危険性が強調され、世論は「レーシック=危険」という見方に傾きました。病院が安全性を訴えても、多くの人は耳を傾けなくなり、結果としてレーシック手術を受ける人数が急激に減少しました。
私の知人も数人レーシックを受けていますが、全員満足しています。
私のようにレーシックを受けて満足している人も多くいるはずです。
レーシックは、きちんと行われれば、安全性の高い手術です。
にもかかわらず、なぜ「レーシック難民」が生まれてしまったのでしょうか?
ここからは、レーシックの失敗の原因について、考えてみましょう。ICLを検討しているみなさんにも、参考になることは多いはずです。
レーシックの流れ
通常、レーシックは下記のような流れで行われます。
ICLと大体同じですが、少し違います。
①検査による「適応」の見極め
②説明、カウンセリング
③術前検査
④手術
⑤術後の検査
⑥手術後の一定期間、決められた注意事項を守る
⑦定期検診、アフターケア
レーシックの手術は、大部分がレーザーの機械が行ってくれます。ですから、「手術」それ自体が「レーシック難民」の大きな原因ではないと思います。(※1)
(※1)手術器具をきちんと消毒せず、複数の患者に使い回しをして、「感染」を引き起こした医療機関もありましたが、それは、医療行為としてあってはならないことであり、もはや医療機関とは呼べません。
レーシック難民の生まれた原因
これは私の推測ですが、「レーシック難民」の根本的な原因として、
・不正確な「検査」による、不適切な「適応」の判断
・不正確な「検査」に基づく、不適切な「矯正量」の設定
・患者とのコミュニケーション不足による、不適切な「矯正量」の確定
が挙げられるのではないかと考えています。
その結果、「過矯正」によって引き起こされるさまざまな不調に苦しむ患者が現れ、当然ながら彼らは手術を行った医療機関に改善を求めます。しかし、医療機関も患者の目の不調を改善したいと願っていますが、一度削った角膜は元に戻らず、アフターケアでの対応が難しかった。医療機関が患者に説明しても、患者は受け入れられないことがありました。患者は救いを求めて他の医療機関にも受診しますが、根本的な改善は難しく、治療が拒否されることもありました。これが「レーシック難民」の問題の実態である可能性があります。そのため、「レーシック」自体が問題ではないと考えるのが妥当かもしれません。
では、なぜきちんと行われなかったのでしょうか?(←あくまで推測)
それは、「レーシックの行き過ぎた価格競争」にあると考えられます。
病院にも一般企業と同じ、「経営」という側面があります。
低価格にするということは、「数」を増やすことが求められますし、低コストや効率が追求されます。
このことから、
・実際はレーシックが適していない人にも勧められてしまう
・検査に時間をかける必要があるにも関わらず、短時間で処理される
・患者との充分なコミュニケーションがとられず、患者のライフスタイルに合わない「矯正量」が選択される
など、「数」と「効率」を優先する医療行為が行われたことが、レーシック難民が発生した真の原因であると私は考えています。
このようなことを防ぐため、国は、医療行為の大半を、保険が効く「保険診療」として定め、一律の料金が決められています。それは、価格競争により、患者が惑わされ、医療の質が低下するということを防ぐためです。
レーシックの悲劇から学ぶべきことは?
これまで不安を抱かせる内容が続きましたが、この情報を共有することは、ICLを安心して受けるための第一歩となると考え、敢えて述べてきました。
そして、少し安心できる点についてもお伝えします。
ICLはレーシックとは異なり、角膜を削る治療ではありません。もしトラブルが生じた場合、挿入したレンズを取り出せば元の視力に戻ります。これがICLがレーシックに比べて根本的に優れている点であり、その安心感は非常に大きいと言えます。
実は、ICLはレーシックよりも早くに登場した視力矯正手術です。では、なぜこれほど優れたICLがこれまであまり注目されてこなかったのでしょうか?
以前のICLには、「白内障リスクがわずかに大きくなる」というデメリットが存在し、ICLは主にレーシックが受けられない強度近視の患者向けの治療法として扱われていました。しかし、最新の「ホールICL」では白内障リスクのデメリットが改善された新しいレンズが開発され、見え方の質も向上することから、むしろICLが注目を集めるようになったのです。
私は、5年前に受けたレーシックの結果には満足していますし、裸眼生活を可能にしてくれた私の担当医にはとても感謝しています。
この「レーシック難民」、いわばレーシックの悲劇から学ぶべきこと。それは、
自分が本当に信頼できる病院を選ぶ。そのために、「料金」で病院を選んではいけない
ということです。
ICL・レーシックについてリスクを含めよく理解し、本当に信頼できる病院を選ぶこと
それができて初めて、あなたはICL・レーシックの成功のスタートラインに立つことができるのです。
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