【1分小説】30# 人の変化 :進化
様々な機器が生まれ、発展していく。
そして人間は物を進化させる事だけを第一に考え、歩んでいく。
そんな時代が何百万年も過ぎた頃。
人間にもある変化が起きていた。
それは人間と機器の接続。
これは、何かの物体を人間に埋め込み、接続するのではなく。
人間の身体自体が機器との接続に対応出来るようになった。
これによって、脳で思い描いている事を映像化するなどが出来る。
ある学校では…
「今日の授業はここまで」
教師は授業範囲をプロジェクターで映し出す。
もちろんパソコンや書く物など無い。
プロジェクターに人間が接続し、文字や絵を映す。
何かの講義などでは基本として行っている。
ただ、脳にメモリチップを埋め込みデータを保管する手術は
熱処理やその他の問題点が多く実験段階である。
そしてある授業ではこんな話がされていた。
「私たち人の昔は“手”で何かする事が当たり前だったらしいです」
1分間立ち寄って頂き誠にありがとうございます。
あなたの時間を奪ってしまい、大変嬉しく思います。
また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。