【1分小説】29# 英雄 :奇妙
これは、ある英雄が仲間を救った物語。
「ここは……どこだ……?」
「そして俺は……」
彼は暗い空間に居た。
そこは、道がどこまでも続いてるような終わりの無い場所。
「一体何がどう……」
「っ⁉」
彼が周囲を見渡すとそこには……
「ここは…?」
「何なんだここは!」
「誰か居るのかー⁉」
自分と似たような者達が彷徨っていた。
「俺はどうすれば…」
「いや、助けなきゃっ!」
彼は彷徨う者達に声を掛け、暗闇から引っ張り出した。
すると…
ファー…
彷徨う者達を救う度に、天から光が降り注いだ。
「明るくなった」
「同胞を救うのが俺の使命なんだ」
……
時は流れ
その空間は暗闇が見えないほど、光に満ち溢れていた。
そして…
「彼が居たから私は、私たちは救われた…」
「おやすみなさい」
英雄は永遠の眠りについた。
1分間立ち寄って頂き誠にありがとうございます。
あなたの時間を奪ってしまい、大変嬉しく思います。
また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?