【1分小説】6# オスカー像の裏の顔 :奇妙
「自分の思いをスクリーンに……」
そう思って映画製作会社に勤めている女性がいた。
彼女は子供の頃から、おばあちゃんと2人で暮らし、育てられた。
おばあちゃんへの感謝、親孝行の大切さを伝えたい。
彼女はその制作案を会社の会議で出した。
だが簡単に落とされてしまう。
どうやら世間の流行とは違ったらしい。
彼女はその後の会議でも同じ制作案を出していた。
だが、上司も周りも眼中に無い様だ。
「これが男尊女卑……」
彼女は映画制作を諦めていた……
会社も辞めてしまおうと考え、車で帰宅中
ふと、ルームミラーを見ると……
彼女はオスカー像と目が合った。
これは、とある都市伝説。
オスカー像は自身の個人賞として直接伺う事があるらしい。
そしてその経験をした人の映画は……
1分間立ち寄って頂き誠にありがとうございます。
あなたの時間を奪ってしまい、大変嬉しく思います。
また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。