![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118551438/rectangle_large_type_2_f86e68ada22dd0eb03983f0a86be4c47.jpeg?width=1200)
【1分小説】1# 愛してる :愛
目を覚ますと2人の男女が僕を見ていた。
次の日も現れ、嬉しそうに笑った。
だけどその日以降、姿を見せなくなった。
そこで気付く、僕は丸く狭い入れ物に居た。
中は水でいっぱいだった。
1人っきりの時が過ぎた。なんだか、寂しい。
そう思った時、2人は再び現れた。
だが、笑顔はない。
声を掛けよう。…あれ? 声が出ない。
手を伸ばそう。…あれ? 伸ばせない。
あれ?僕の手…。
自分の手は小さく、赤子そのものだった。
その時2人は写真を見せて来た。
そこには2人と僕が写っていた。
そうか、両親だ。
僕が反応すると2人は泣いていた。
2人が僕に何か言った。
次の瞬間、眩しくなり目を閉じた。
目を開けると星が崩壊していくのを僕は宇宙で見ていた。
1分間立ち寄って頂き誠にありがとうございます。
あなたの時間を奪ってしまい、大変嬉しく思います。
また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。