【1分小説】11# 金のなる木 :進化
これはある惑星で人類が誕生したての頃の話。
ある1本の木が生えていた。
その木には、こぶし大の実が成っている。
その木を発見した人類は実を食べ、生活をしていた。
そして人類は繁栄を続けていった。
人類はその木を中心に縄張りを発展させていく。
さらに時が経ち、人口は数億人になり
ビル、車、スマホなどを活用している様子が見える。
ある場所では人類が催し物をしている。
それは『1000年祭』と呼ばれる祭りであった。
屋台や音色、様々なモノが空間を支配する中
行列が出来ている場所がある。
そこでは本が配られていた。
本のタイトルは
『もしも人類誕生から500万年後の世界が今の生活だったら』
そうそう、最近の研究者の説では
知識が実る木があるらしい。
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