よくある男女の友情の話

物議を醸しているこの話題。
男女の友情は成立するかどうか。
これに関して私の意見を述べていこうと思う。
(あくまでも私の意見なので、そういう考えもあるんだな程度に読んでほしい。)

私の意見は「成立する」だ。
ただし、これには条件がある。
「どちらか一方もしくは両者が一線を引いたり、気を遣っていたりする」
ということだ。

一時より減ったが私には友達と呼べる間柄の異性が何人かいる。
なぜ減ったかと言うと私に対して恋愛感情を持ってくれた故に友人ではなくなったからだ。

少し話が逸れるが以前、メンタリストのDAIGOさんが

「何故、好きでもない人ばっかりに好かれるのか。それは好きでもない人の前では素が出せるからだ。」

というような話をしていた。

(間違っているかもしれないので、この心理学が当てはまらない場合はどうかDAIGOさんを責めないように)

私は納得した。
自分が友人だと思っている男性に同性相手と同じように私は素直に感情を表現して、素直に甘えるのだ。
友人になるくらいだから一緒にいて楽しくてニコニコ笑ってるだろうし、意識してないから何も考えずに物理的に距離を近づけることもできる。
そして親しき仲にも礼儀ありの範囲なら相手がどう思うかなんかほぼ考えていないから相手の気持ちも考えずに思わせぶりだと思われても仕方ないことを無意識に出来てしまう。
しかし私は何も思ってなくても相手が同じとは限らないのだ。
それは男女の友情が成立してることにはならない。

男女の友情は成立すると言う人の中には「たとえ裸で同じベッドに寝たとしても何も反応しないし、何も起こらない」と言う人もいるが、そういうことじゃない。
お互いに何も意識していないことを伝えたいのだろうがそもそも「裸で一緒に寝ている」状況がおかしい。
私の場合、裸で一緒に寝ていることがあるのは恋人かセフレだ。友人ではない。
私からしたらその仮説がまずおかしい。

恋人が「異性の友達とホテルに行って同じベッドで裸で寝たが何もなかった」と言ってきたら嫌悪感を一切持たずに異性の友達なんだなと安心するのだろうか。
それを言ったことで男女の友情が成立されてる証明にはならないのだ。

私の場合は自分の恋愛対象が男性、かつ自分が関わった男性の恋愛対象が女性な以上、相手が男性というだけで絶対に恋愛関係に発展しないとは言い切れない。
だからこそ、異性と友人関係を続けていく上ではそれなりの気遣いや一線を引くことは必要なのだ。

ちなみに現在もちゃんとした友人関係が続いている男友達たちとは飲みや遊びにお互い誘うが暗黙のルールがある。

・2人っきりではなく、複数人であること。
・手を繋ぐ以上の不要な接触はしないこと。
・朝まで飲まず、終電やタクシーで帰ること。
・酒は飲んでも飲まれるな。そして飲ませるな。

話し合ったことはないが毎回、会う時には決まって上記の条件が含まれている。
そして連絡も必要なことだけ。
飲みや遊びのお誘いから始まり、日時や場所が決まれば終わる。
これが私の言う「一線を引くこと」、「気遣い」。
これにより、男友達との友情が成立している。

(そもそもお互いタイプでなかったり、好きにならない理由があったりするのかもしれないけれど、それを言い始めるとキリがないのでそこまで突き詰めるのはやめておく。)

ちなみに今のパートナーは詮索してきたり、独占欲を剥き出しにして来たりすることはほとんどないが、もしパートナーに「男友達と友情が成立されてることを証明してくれ」と言われたら

「出会ってから現在までの10年以上、恋愛感情や体の関係を持つなど、恋愛関係になることがちょっともなかった人たちだ」と今までの関係を証明書代わりに出すだろう。