メンタルヘルスマネジメント検定を受けてみた
2023年11月、メンタルヘルスマネジメント検定第二種と第三種の受験に挑戦し、無事合格しました。
誰かに勧められたわけでもなく、なぜメンタルヘルスマネジメント検定を受験しようと自分の意思で決めたのか、その思いを残そうと思います。
①過去の自分に向き合いたかったから
実は私は前職で人間関係が上手くいかず苦しんでいた時期がありました。いわゆる“モラハラ”“パワハラ”と言われるものだと思います。
それまでの人生ではどんなタイプの人とも上手く付き合い、誰とでも仲良くなれるのが私の取り柄だと思っていました。
ところが、問題の部署に異動後、ある日私は突然上司同僚から嫌がらせのターゲットとなってしまいました。
原因は一人の同僚でした。
その同僚は暇さえあれば毎日私の行動を監視し、必死に悪いところを探しマウントをとったり粗探しをする。電話に出たら背後にぴったりくっつき内容を盗み聞き受話器を奪う、もちろん電話に出ないと文句を言う。どんな些細なことでも上司に私の行動を(悪く盛って)報告し、評価を下げようとする。そして私が上司から文句を言われたり評価が下がる姿を見てモチベーションを上げる…
上司はその同僚を持ち上げるため、結果上司からはお前は社会人失格と言われる始末。
などなど、他にも書ききれない程嫌がらせを受けてきました。
当時在籍していた会社は小さな会社でなかなか上にはハラスメントのことを言い出せませんでした。
厚生労働省の「こころの耳」にも相談し、あなたの今の状態は心配だから病院に行って!とアドバイスを受けましたが、病院に行く勇気を出せませんでした。
こうした仕事生活を続けていくうち当然心身に異変が出てきました。
寝る前や朝起きると涙が止まらない…
仕事に向かう通勤電車で頭痛や吐き気や手の震え…
電車の中でも人目関係無く涙が止まらない…
今思えば私はうつ病寸前まで病んでしまっていたと思います。
※実際試験勉強をしていて心の異常が出ていたのだと納得しました!
前の環境を離れてから少し時間が経ち、当時の私はどんな状態だったのか、辛かった気持ちを忘れないようにしたい!との思いから資格取得を目指そうと考えました。
②今の仕事・業務に役立てたいから
現在は転職して先述の辛かった環境から逃げることができました。
大変なこともありますが、環境が変わったことにより精神的に危険な症状は現れなくなりました。
今の仕事はとにかく日々人をサポートし人に向き合う仕事であり、定期的に部下メンバーと面談の場があります。
前職でも部下をマネジメントする業務に携わった経験はありましたが、現職ではメンバーのちょっとした変化にも気づくことや相手にどうすればわかりやすく自分の考えや想いを伝えれるかが求められ、これらのスキルが必要なのではと感じました。そして学びたい身につけたいと強く思うようになりました。
・自己開示やサポート・コミニュケーションの手法
(ジョハリの窓・アサーション・相手の話の聴き方)
・部下の異変に気づいたときの対応
・相談窓口(病院・外部相談機関)
これらは今現職での業務に直結している内容であり、少しずつではありますが学んだことにより業務に取り入れ、活かすことができるようになってきました。
また過去メンタル状態限界まで苦しんだ経験から、ストレスの予防など今の自分を守る知識を身につけることができたことも日々の業務にプラスとなりました。
③将来のため
大きすぎる夢かもしれませんが、私は過去職場の人間関係で苦しんだ経験から、一人でも多くの人が人間関係で苦しまない世の中を作りたい考えています。
そのために私が介在することで相手が楽しい時間や有意義な時間を過ごすことができて幸せをもたらすことができる人になりたいですし、どんな小さな部分でも構わないので心の拠り所となる人になりたい、あるいはこうした環境づくりに携わりたいなと考えるようになりました。
それと、苦しむのは私で終わりで良いんじゃないかな‥と。
もともとはいつどこでキャリアの選択を行わないといけない場面が訪れるかわからない不確実な世の中で、どの場面でも自分自身の武器となるものが欲しいなと思って資格の勉強を始めました。
メンタルヘルスはどんな環境でも考えていかなければいかないことだと思いますし、今後もっと大きな組織に所属したりたくさんの部下を持ったとき絶対に必要なできそうな知識だと思います。
それ以上に将来ありたい姿に向かう、その一歩として資格を役立てたいと考え受験を決意しました。
まとめ
メンタルヘルスケアマネジメント検定の内容を学び資格を取得したことで、客観的に過去の自分を見つめることができ、今の仕事に役立てて、将来ありたい姿に向けての第一歩を踏み出すことができました。
世の中の変化に伴い身につけるべき内容がまた変わってくるかもしれませんが、今回資格試験に挑戦し合格できたことは私自身にとって大きな自信となりました。
学んだことを活かして、これからの人生を充実させていきたいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?