自己開示をする
お仕事・恋愛の中のご相談で多いのは「自己開示ができない」と言うこと。
私は婚活カウンセラー、仲人として結婚相談所に入会してくれた人を、結婚相談所ではゴールである結婚(人生の中ではスタートですが・・・)に導くために、とても大事なことです。
「自己開示ができない」理由には、相手に嫌われたくないから、どう思われるかわからないから、自信がない、という思いが多いのかなと思います。
相手によって、または場面によって自己開示しなければいけないことがたくさんあります。それを気づくことも一つ大事なこと。まずそれにも、自分のことをわかっていて(自己理解)、自分を尊重する・ありのままの自分で生きていく(自尊心・自己肯定感)という感覚があることが何よりも大事ですが、そこは一つ前の記事を見ていただければと・・・。
自己開示しなくても生きてはいけるけれども、後々苦しむ。
そんな苦しむ自分をまずは想像してみてください。
例えば恋愛・結婚でいうと、自己開示をせずにお付き合いが進む・または結婚すると、後々自分が我慢することが増えたり、言いたいことが言えない状況になっていたり、ストレスを抱えることも。やっと言えた時には大きなぶつかり合いになったり、お別れになることもあります。
そして一番厄介なのは、そもそも自分の望みがわからない、伝え方がわからなくなっていくこともあります。
自己開示することで、人との関係性の中で何が育まれるのか。
・ストレスのないコミュニケーション
・心地よい人間関係・環境・居場所
・お互いの尊重・認め合う関係性
・信頼関係・協力関係
ここで一つ言っておきますが、自己開示は決してわがままや甘えを押し通すことではなく「自分の本当の想い・価値観」などです。
お互いの自己開示をしながらも、”親しき中にも礼儀あり”という言葉があるように、互いに気遣うことや思いやりを持つことはどの関係であっても必要です。
ここまで話して、「なら自己開示ってどうしたらできるようになるの?」というところを聞きたい方もいるかもしれません。
それは、自分だけで解決しようとする場合は、簡単に・正直にいうと、【覚悟して、行動すること(自己開示をする)】しかありません!!!!
先ほど言った、自分にとってよくない未来を想像して覚悟するのもよし。
「自己開示をして嫌われるということは合わない人ということだ」と開き直るもよし。
もし、相手がなかなか受け入れられなかったり、お互いの意見がすれ違うのであれば、どこで折り合いをつけるか、離れることを決心するか、を覚悟しておくことも大事です。
そして、自信がない人の場合、自信というのは経験や周りからの言葉掛けや見られ方などから得られるものです。何かを頑張った経験、やり遂げた経験からできるもの。家族や周りの人の声掛け・見られ方でも培われるものです。
だからこそ、自分でできることは、行動して「自己開示できた自分」への自信をつける、自信を持つきっかけと捉えてもいいでしょう。
決心・行動ができない人は周りのサポートに頼るのがいいと思います。
ここでお話ししたいのは、結婚相談所というのは、システム的にとても「結婚したい人」にとって効率的なものになっていて、「自己開示ができない」ことでなかなか恋愛がうまくいかない人にとって「仲人が相手の方の仲人とやり取りをする」、いわばキューピット的な存在・役割を果たすことで、ボタンの掛け違いや互いの自己開示をして、ぶつかることを最小限にしています。
決して「ぶつかること」は悪いわけではなく、ぶつかることも必要ですが、まずは出会いからお付き合いまで、または結婚というゴールまで行き着くのに、関係性を培うのは経験やある意味テクニックも必要です。
先ほど言った自己理解・自尊心・自己肯定感も。
結婚相談所は「本気で結婚をしたい」と婚活に挑む人が利用するため、今まで恋愛がうまくいかなかったり、自信を持てない・行動できない人が、まず一歩として。
そしてゴールに向かってサポートする側がパズルを組んであげると(人にもよります。)関係性やお互いの認知がある中で人生においての新たなスタートの結婚に対してお互いを尊重し合いながら進んでいくことができます。
どんなパートナーでも想いの食い違いやぶつかり合うこともあるけれど、関係性を培うことが何よりも大事。
カウンセリングではパートナーカウンセリングも行うことがあり、それは問題が起こってからするものであるが、なるべく大きなぶつかりを未然に防ぐことにも繋がっていると思います。
自分の決断や行動に、正解・不正解や良い・悪いもないですが、今の自分の想いや悩みと向き合って、自分一人で解決に向かうのか、誰かに頼って伴走するのか(これはサービスを利用すること)、まずは方向性を見つめてみましょう。
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