現代の子育て
少子化問題が深刻になるなか、
子どもを産むのはゴールではなく、ほんのスタートでしかなく
長く続く【子育て】に目を向けるべきだと思う。
昔のように三世帯家族や近所の人と一緒に子育てする時代から
核家族化、ワンオペ育児や夫婦だけの子育て。
産後うつや育児ノイローゼ、虐待やネグレクトが増え続けるのは
この【時代の変化】による【子育て環境の変化】が大きく関係している。
私自身、夫も自分も大阪出身で、千葉県・三重県での子育て。
周りに親戚も友人もいない中での子育ては、専業主婦でもワーママでも
どちらでも孤独を感じることが多い。
どれだけ協力的な夫でも、今の日本の社会では
男性が育休を取ったり・子どもが熱を出したりしたときに
パパが休むことが安易ではない。
結果、ママの負担は大きく、孤独を感じる。
(もちろんシングルファザーや、パパが負担が大きい家庭もある)
私は3児の母で、第一子を生後10ヶ月で保育園に預けて働き出してから
保育園のママ友ができ、職場での出会いがあり、孤独に感じることが
少なくなっていった。(外で働くこと、自分時間ができたことも大きい)
自分には、仕事の時間=仕事をしている時の自分、
子育ての時間=ママとしての自分、家事や自分の時間を
分けてそれぞれを生きることが合っていた。
ただ、人それぞれだと思う。
早く社会復帰をしたい。
仕事と子育てを両立させたい。
逆にゆっくり〜歳までは家で見てあげたい。
子育てに専念したい。
家庭、親、環境それぞれで違う。
ただ、どれだけ我が子が可愛くても
自分時間がなかったり、孤立した子育てのなかで
24時間ずっと子どもと一緒だと疲れてきたり
気持ちが落ち込んだり、孤独を感じてくる。
でも未就学児、特に大変で産後うつになりやすい
0、1歳を預けられる場所が少ない。
保育園は認証が必要(就労、病気、看護など)だが、
もっと一時的に、すぐに預けられる、自分のライフスタイル
(仕事、育休中のリフレッシュや用事、専業主婦の頼れる場所)
に合わせ、選択肢がある、
安心して預けられる環境や保育士が整った施設が
増えるべきだと自分の子育て、保育士として感じてきた。
だから、treecover.という場所を作った。
ただそんな自由度の高い、柔軟性を持つ保育には
認可ではなく認可外での運営でないとできない。
認可の助成金で運営するとは違う、認可外という
助成金のない運営では、命を預かるため
保育士の配置や運営の中でのシステムなどが収支とは合わず
運営が難しいのがリアルだ。
それでも、いろんなご縁や支援、応援の中なんとか
移転オープンという形で再スタートができることに
感謝と、まだまだ軌道に乗るにはむずかしいが
今の子育て世代に必要な場所だと信じて存続するために
試行錯誤しながら突き進んでいきたいと思う。
もっと、ママがすぐに安心して頼れる、預けられる場所が増え、
ママが笑顔で生き生きとすることが、
子ども・家族の笑顔や豊かさに繋がるように。
自由度の高い、柔軟性のある保育はそんな可能性を持っているとおもう。
そしてそれが【認可外】という名称ではなく、区別なく
当たり前に存在できたらいいと願い、行動し続けようと思う。
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