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【リカレント教育とは】学び直しが注目される背景と企業に求められること

こんばんは!
Revot編集部です!

近年、「リカレント教育」という言葉が注目を集めています。
社員教育・研修とは何が違うのでしょうか。リカレント教育の定義などについて解説します!


1.生涯学習」という意味のリカレント教育

リカレント教育とは「生涯を通じて学び続けていくこと」です。
正確に表現すると、学校を卒業して仕事に就いても学ぶことをやめず、仕事と交互に教育を受けていくことが望ましいとされています。
リカレント(recurrent)は「循環する」「再発する」といった意味ですが、タイミングを見て周期的に教育を受け続けていく仕組みと捉えられます。
従来の研修の枠組みを超え、自発的にリカレント教育を受けやすい制度を整える企業も増えてきました。

また「学び直し」という言葉でも表現されますが、今の時代に求められる知識・スキルにアップデートするという表現が正確です。
スキルアップはもちろん、今後のキャリア形成にも役立ちます。
学び直しにより転職を有利に進めようという人も多くいます。

企業としては教育の成果を社内で活かしてほしいところですが、制度として確立していないと、自ら学び直した社員が流出してしまうことにもつながりかねません。


1-1.生涯現役ではたらき続けるために学ぶ

リカレント教育を広く世界に向け提唱したのは、スウェーデンの文部大臣で後に首相となったオロフ・パルメです。
1969年のヨーロッパ文相会議で発表され、翌年には経済協力開発機構(OECD)が推進することを決めました。もともと1965年にユネスコの成人教育長だったポール・ラングランが示した「生涯学習」の概念が基本になっており、世界ではリカレント教育といえば、今でも生涯学習を意味する言葉として認識されています。

ただ、日本では生涯学習というと、カルチャーセンターで受講する趣味や教養の講座のイメージがあり、キャリア形成に影響を与える内容に至っていないのが実情です。リカレント教育は、生涯現役ではたらき続けるために学ぶ生涯学習という概念を日本でも浸透させ、国際競争力を高める必要性に迫られています。


2.リカレント教育の重要性が高まる背景

なぜ今、日本でリカレント教育が注目されているのでしょうか?リカレント教育を取り巻く背景について説明します。


2-1.人生100年時代の到来

これまで日本人のライフステージは、従来は「教育」「仕事」そして「引退」の3つで、各段階が時の流れとともにまっすぐつながる“単線型”といわれるものでした。ところが、寿命が延びて人生100年時代や少子化の時代を迎え、生涯現役で活き活きと暮らすライフスタイルへの変化が求められています。

「教育」「会社勤め」「学び直し」「組織に雇われないはたらき方」といった段階を何度も繰り返した後、ようやく「引退」に至る“マルチステージ型”に転換していきます。

単線型からマルチステージ型への変化

【参考】「稼ぐ力をつけるリカレント教育」(小学館)

何歳になっても学び直し、新たな段階にチャレンジできる社会の実現が求められており、リカレント教育を受ける制度の充実に大きな期待が寄せられています。


2-2.雇用のあり方に対する変化

スキルアップやキャリア形成を目的とした転職が当たり前ともいえる時代になり、雇用の流動化が加速しています。キャリア意識が高い人は自ら学びの機会を求め、逆に企業は優秀な人材が流出しないよう、教育制度の充実に迫られています。両者にとってリカレント教育の浸透はメリットがあるというわけです。

また、新卒一括採用、年功序列、終身雇用といった従来から続く雇用のあり方も見直しが進んでいます。



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