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5-7. 毎日あくせくやっていれば結構満足感はある。 しかし、その間に世の中に取り残されているかもしれない。
ソニー会長 大賀典雄
1日は誰にでも24時間である。その中で、忙しくすごす人間と、ゆとりを持ってすごす人間がいる。やれ会議だ、電話だ……と気がついたら昼休みになっていた、などの経験はよくあることだ。
「毎日あくせくやっていれば、仕事をしているようで結構満足感はある。しかし、その間に世の中も動いており、もしかしたら、その動きに取り残されているかもしれない。」
というのはソニー会長の大賀典雄である。
アクセク動いて仕事に追われていると、1日をふり返った時に、今日はいったい何をやったのか……と心もとない気持ちになることがある。
忙しそうにアクセク動いた日は、時間に追われてずいぶん仕事をした気分になるが、よく考えてみると、解決しなければならない肝心な問題はまったく進展していない……ということはよく経験することである。
アクセク体を動かしている状態は、枝葉末節に動かされて、かえってムダなことをしていることが多い。どこかでそれを断ち切らないと、いつまでもそのループから逃れることができずに肝心なことが始められないし、問題は解決しない。
それでは大賀の言うように、大きな流れから取り残されてしまう。
この悪循環をどう断ち切るかだ。断ち切れる人を有能と呼びたい。