消えそうな日に思うこと
唇をきゅっと噛み締めて、
きっとこの気持ちは誰にも分からないんだって
そう言い聞かせた。
優しく問いかけられるのが辛い時だってあるし、
正しさだけを正解にされるのが嫌な時だってある。
なんで人間でいられるんだろう…。
探しても探しても分からなかった。
私以外の全員が無機質ななにかに思えて、
その日々の中であなたを見つけてあなただけは違うと思って、
だけどわたしはあなたになれるわけではない。
色のない教室で、歌詞のない音楽だけが私の頭を鳴らしていた。
何が言いたいのか分からなくて、理解されなくて、こんなことで消えたくなる自分、とか思って、嘲笑ったあとずっしりと私にそれがのしかかる。
いいひとに出会えますか?
私まだ何も知らない。愛も知らない。
素直になることができない。
無邪気に笑うことが怖いんだよ。
そうだよ、逃げてるだけ。
何かを追い求めて何かから逃げ惑って。
壊れたのを見た瞬間何かが満たされた。
美しいと思った。
わかんない、わかんないけれど。
自分が怖くなった。
何かを壊していきそうな自分と、かといって壊せずに失っていくだけの自分が、惨めに思えた。
もうやだな。