日記410日目(もうだめだこいつ)

20時過ぎに目をこすりながらのっそりと布団から顔を出す。
脳内でおはようございますと呟いてみるが、もちろん返答はない。
冷蔵庫から牛乳を取り出してプルプル震える腕を抑えながらなんとかコップに注いでいく。
それを勢いよく飲み干すと、ガラガラだった喉から次第に言葉が発せられるようになり、考えることを放棄していた脳が「こんな時間に起きて明日どうすんねんバカが」と現実を見せてくる。
起きたらこの時間だったんだからしょうがないじゃんと、言い訳をしても意味はないけど一応対抗しておいた。
ここらへんでやっとこれからどうするかなと考え始めて、まず最初に考えたのがご飯のことだった。
冷蔵庫からうどんを取り出してレンジで温めているうちにおでんの素とシロ出しを適当に鍋に入れて合わせるだけのズボラ飯。
と考えていたけど、冷蔵庫にネギが残っていたのでそれも全部入れといた。
ネギうどん完成。具ありになってちょっとラッキー。
そしてお腹も膨れたところで、日記どうしようとなる。
起きました、ご飯食べました。以上終了!
酷いね。
書く前に先生と同じ学校の人の作品を読んでいただけに、自分のものを読み返してうわぁという声が出る。
もっと何かないものかとも思ったけど、誰に見せる話でもないから別にいいかと見なかったことにして終わりにしよう。

(詩)気のせい
呼ばれた気がして振り返る
だけどそこには誰もいない
何回も聞こえる幻聴に
溜息をつきながら歩き出す

また呼ばれた
勘違いだろうと無視をした
そうしたら
なんで無視したのかと怒られた

口では謝りながら
心では帰りたいと
話を聞き流す

帰り道
また自分を呼ぶ声が聞こえだす
振り返っても誰もいない
セミの声が虚しく響き渡る

日記を書いた一言感想
後々見返したときに、もっとこうしとけばと後悔すること確実日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?