秋の食材:白木耳・銀耳(白きくらげ)
きくらげはシロキクラゲ目シロキクラゲ科Tremella fuciformis Berk. の子実体。桑の木や槐の木に寄生するキノコの一種で、その形が耳に似ていることから「木耳」と呼ばれる。キクラゲには老化を防ぐ作用や、滋養強壮作用があり、中国では昔から食用や薬用として利用されている。季節の変わり目などに、風邪予防や体調を整えるために、スープにして飲まれている。
五性:平性
五味:甘味
帰経:肺、胃、腎
体質:陰虚
効能:滋陰潤肺(じいんじゅんぱい)
・肺に潤いをもたらし、空咳、喉の渇き、息切れを改善
・高血圧、血管硬化、便秘、月経過多のものが常食するとよい。
・その他:美肌、美白効果、整腸作用
参考サイト
薬剤師・国際中医師 中垣亜希子先生による白きくらげの効能と使い方
乾燥白きくらげのもどし方
たっぷりの水に2時間~1晩つけて、冷蔵庫で戻す。急ぐときには、お湯に30分つけてもどす。硬い部分を取り除いて、乾物の匂いが残っているときは、水を替えながらよく洗う。
入手先
O831(おやさい)ヘルプful
国産白きくらげ 40g 1700円
参考文献
「薬膳と漢方の食材小事典」東邦大学医学部東洋医学研究室 監修(日本文芸社)