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医療・介護を越境してみて今思うこと
みなさん、
お疲れ様です。
最近忙しくて、久しぶりの投稿になってしまいました。1年あっという間で、もうすぐ10月ですね。
ハロウィーンが終われば、2022年もいよいよ年末に向かっていきます。ほんと早すぎる…泣。
製薬本社勤務という仕事に加え、今年の5月からは医療・介護領域でのカイゼンデザインファームを私以外の2名(GAFA勤務、医療コンサル会社経営)の個人事業主のチームメンバーと共にスタートしました。
私は元MRですし、今も製薬本社に勤めていますのでいわゆる医療機関界隈の経験しかなかったわけですが、今回ソーシャルビジネス的な観点での経験も積みたかったので介護領域のお手伝いにも参入してみました。
そこで思ったことについてお話します。
私が関わっている介護事業所(デイサービス、訪問看護、ヘルパー、ケアサポート)は35名のスタッフさんがいるので規模としては大きい方です。介護事業はそもそも儲かる事業ではないですし、やはりそこに対して熱い想いがないと経営を持続することはできません。あとこれは医療にも言える事ですので致し方ないことなのですが、ビジネスに関する素養がある人の方が少ない業界でもありますので、やはり経営は社長のKKD(勘と経験と度胸)に頼らざるを得ない状況だったりするわけです。
細かい話はここではしませんが、まぁでもやはりこれだけ事業規模が大きくなるとKKDでは成り立たなくなるわけですよね。日々、課題は山積みになっていきます。特に人が主役の介護ですから、人の問題は常について回ります。
たとえば私たちのような一般企業に勤める人間であれば、ビジョン、ミッション、バリュー、また従業員としての行動指針やルールといった羅針盤のようなものが存在するのは当たり前と考えてしまいますが、介護事業所で会社としての指針やルールを定めているところは意外と少ないのかもしれません。
小さいうちはそれでも問題ありませんが、事業が拡大し、人が増えてくると、「私たちの目指している介護ってそもそも何だったっけ?」という状態になり、スタッフ間の目線がズレてきます。介護で働いている人はみな、それぞれの介護の在り方があるわけですから、お互いの正義の主張になるなんてことも。介護業界は性格的に優しい方が多いので、一旦そんな事になってしまえばよっぽど深刻な状況です。
だから、今一度、そこから始めていく必要がある。私は今、そんな仕事のお手伝いをさせて頂いています。近況はまた報告しますね。
正直、製薬企業で働いている人間は口では「患者貢献」と言いますが、その先のもっとディープな医療や介護の世界に興味がある人間なんて殆どいないですよね。
製薬企業は今、過渡期で余剰人員を各社毎年数百人単位でカットしています。
一方、医療や介護の世界は人手が圧倒的に足りないという状況です。
一体何なんだろうなぁ…と考えることが多くなりました。
そこで、医療・介護を越境してみて今思うこと。
それは、皆さんが役に立てるスペースはたくさんありますよ。ということです。
正直、それほどお金にはならないかもしれません。あくまで介護事業は私の位置付けではソーシャルビジネスです。
でも、皆さんの労働力は医療・介護の世界で必要です。
その理由はビジネスをわかっている人材が殆どいないからです。
特に今、MRの方とお話すると自分の将来のキャリアが不安でたまらないという方が多いのですが、もしそうなのであれば自分を必要としてくれる世界を探しに、プロボノでも副業でもいいから一度飛び込んでみたらいいと思います。
100年時代を生きる自分達のキャリアの可能性を広げる為にも。
もちろん、私ができることならその橋渡しをサポートさせて頂きます。
では今日はこの辺で。おやすみなさいzzz
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