北海道から北陸へ 幸せ探しの一人旅 最終回 秋田、青森、北海道 10/13.14(12.13日目)
10/13(12日目)
秋田から田沢湖へ
秋田温泉プラザを6時30分に出発。
当初は八幡平で一泊の予定だつたが、田沢湖から直接青森に抜けるとその日のうちに函館に到着できることに気がつき、疲れも溜まっているのでそちらのルートへ変更を決断。とりあえず田沢湖へ向かった。
どんどん山の中に入っていく。
霧の立ちこめる森の中を走る。
1時間半くらいで田沢湖に到着。
田沢湖といえば水深423mの日本一深さの湖。しかも周辺にこれといった町はない。
なので、想像ではうっそうとした森の中に湖があると思っていた。
しかし、実際は開放的な風景が広がっていて、美しい遊覧船も浮かんでいた。
車を湖畔の道路脇にとめ、水辺まで下って行くと白い砂浜が広がっていた。
写真を数枚撮り車の中でホットため息。
これで全ての北陸への旅巡りは終わり。
いざ青森青函フェリーターミナルへ出発。
Google マップ経路で検索。高速は使うが有料道路は使わないで検索すると効率の良い無料の高速のルートを教えてくれた。
どんどん北上する。
岩木山が左手に見えた。
予定よりも早く12時30分には青森青函フェリーターミナルに到着した。
2時45分のはやぶさ2に乗船。
看板に登り本州とのお別れを告げた。
夕方になるにつれて船内も暗くなっていく。
ザブン、ザブンと船が波を叩きつける音がエンジンの音と共に船内に響く。
暗黒の津軽海峡を北へ進む。
やがて漁火と函館の灯りが見えてきた。故郷北海道に帰ってきた郷愁と安堵感がいっぺんに込み上げきて心の底から嬉しくなってきた。
波の奥で瞬いては消える灯りにこんなに幸せを感じたことはない。
18時25分に北海道、函館フェリーに到。車が船から降りる。
北海道の大地をタイヤが噛み締める音が車内に響く。「ああ北海道に戻ってこられたんだ」
なんとも言えない幸福感に満たされる。
とりあえず昨年東北の旅で使った湯元花の湯のスーパー銭湯に行き身体を温めることにする。
2週間分の疲れが湯の中に溶け込んで行くような感覚に陥る。
温泉から上がりコンビニで弁当、アイス、味噌汁を買い無料の高速を使って七飯町の道の駅「なないろななえ」に行く。
車の中で夕飯を食べる。この日は安堵感のせいかすぐに深い眠りについた。
翌日10/14(13日目)
昨日、車中泊した「なないろななえ」を
9時に出発。
函館の大沼に向かう。美しい湖と駒ヶ岳。美しい。シャッターを夢中できる。
途中森町赤井川店のラッキーピエロでチキンバーガーとラッキーエッグバーガーを買う。1番人気はチキンバーガーだそうだが個人的にはエッグバーカーの方が好きである。
昼過ぎに洞爺湖に到着。ここでも中島と湖の写真を撮った。
長時間露光した状態で水辺の写真を撮る。ここはいつ来ても神秘的な光景に感動する。
上越市での車中泊は車体が風雨で揺れなかなか寝れなかった。岩手県から山形県、銀山へ行く道は、夜の険しい崖の淵を延々走った。楽しい思い出もあるが辛かった思い出も蘇る。
そんな旅も終わろうとしている。
非日常の思い出が豊かな人生を作ることは前回でも言った。しかし北海道そして自分の住んでる場所がどんなに安らぎと幸福感をもたらすかを改めて強く実感じた旅でもあった。
ふだん同じところにずっといるとなかなか感じないが何も変わらない事、平凡な日常がどんなにありがたく、幸せなことなのか心の底から感じた旅だった。
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