昨今の金利・円安についてあれこれ
※素人の見解による連想ゲームです。
最近、円安の話題がホットですが今後どうなるのか気になってます。
現在、日銀は利上げには慎重な姿勢を崩していませんが、そのため円安が150円台後半で推移しており、庶民としてはコストプッシュインフレに苦しんでいる訳です。
ただ、政府の立場からするとインフレを2%台に定着させて、賃上げとインフレの好循環を狙っている訳ですが、実際のところはインフレによってお金の価値が目減りすることによる政府債務の実質的な目減り(インフレ税)を狙ってるのがホンネかなーとも思います。
インフレによるステルス増税であれば、政府が直接増税する訳ではないので直接政権批判に繋がらないのも良いとか思ってそうです。円安を放置しているとの批判は有りそうですが、日銀に責任を転嫁してればよいですしね(為替は日銀の責任範囲ではないですが)
実際、日本単独での為替介入では円高を安定して維持することはできませんし、各国が利下げに動くまで我慢するしかないのでしょう。
また、仮に日銀が何も考えずに諸外国並みに金利を上げた場合、金利上に伴い一気に円高に振れると思います。そうすれば現在のコストプッシュ型のインフレ部分は収まりますが、金利が上昇することで日本経済は活気を失ってしまい再度デフレマインドに逆戻りしてしまうでしょう。
さらに政府はここ十数年、国債発行を当てにして杜撰な政権運営をしており膨大な借金を負っています。金利上昇に伴う利払い費の膨張を考えると財政不足に陥るのは目に見えています。
しかも利上げにより景気が後退すれば税収も減少するでしょうし。
その先に待っているのは各種の増税でしょう。現在でも子育て支援金などのステルス増税が進んでいますし、金融所得への保険料加算、3号年金廃止などの色々な増税プランが検討されてますしね(´;ω;`)
以上が色々と調べた内容から連想したモノです。
所感としては、利上げをするよりはしないほうが政府/日銀/国民のだれにとってもまだマシな気がします。
(老い先短い人にとっては、デフレに戻る方が良いかもしれませんが)
短期的(2~3年位?)に見るとしばらく円安は継続しそうだなと思います。中長期で見ると諸外国の利下げ+日本の緩やかな利上げで円高方向(実効為替レートの正常化)に向かうでしょう。何円が妥当かは知りませんが( ´艸`)
また、インフレは当面続くでしょうからお金を円預金で持っておくのは悪手だと思います。私の場合は、米国を中心とした投資信託と高配当の日本株を半々くらいに持っていますが、インフレに対応するためにも株式の比率を高めに維持していきたいと思っています。
私は持ってないので説得力はありませんが、金や不動産などのアセットや債券のアセットなど色々なものに分散しておくのも大事ですね
以上、最後までお付き合いありがとうございました。